オンライントークイベントに登壇しました presented by Jサポの森
講演会
年に1回ほど複数人の前でお話をさせて頂く所謂"講演会"というものに呼んで頂いていた。今年も例に倣いお話をさせて頂く機会を頂いた。これまではサッカーの仕事の経験やお話を広くお話をさせて頂いていたが、今回は大枠のテーマである[サッカーで生きる]を柱にプラスアルファで南紀オレンジサンライズFC 監督に就任した経緯などをお話しようと決め、楽しみにしていた。
今回はZOOMでの講演会となる。通常オンライン講演会ではプレゼン資料のようなPDFを作り画面共有で説明することがベーシックだと思う。今回どのような形で話を進めようかと考えていたが、画面共有することを辞めて違う形でお話をしようと決めた。僕自身YouTubeをやっていた事もあり、所謂[中田敦彦のYouTube大学]のオマージュとしてホワイトボード授業のような形で講演することにした。
こんな感じ。
最近は諸事情で更新していないが辞めてからの方が登録者が伸びるというショッキングな現象が起きているので、一応URLを載せておきます。
画面共有はしない
僕が今回の講演会で大切にしたいポイントは2つあった。
・顔が見えること
・熱量
顔が見えることは話し手と聞き手の双方にとって大切なことだと思っている。それはシンプルにどんな表情をして聞いているのか、反応を確認しながら話したかったからだ。反応が悪ければ言い回しを変えられるかも知れないし、良い反応があればまた次の機会の参考になる。そしてそれは熱量に繋がる。
僕は小さい頃から授業参観が大好きだった。僕の記憶にも残っているが授業参観の日は絶対に親に来てほしかった。その日の朝に何時ごろに来るのかや本当に来るのかをめちゃくちゃ確認していた。自分の場を誰かに見てもらえる事が好きだったのだろう。シンプルに頑張るモチベーションになった。
やはり話をするなら聞いて欲しいし、頷けるポイントには大きく頷いて欲しい。そうすると話もさらに熱を帯びて盛り上がってくる。そういうタイプなのだ。
双方の顔がしっかりと見えて話も聞いてもらうには、ホワイトボードを使って大きな目次を予め見せた上で話をしたほうが良いだろうという結論に落ち着いた。資料を作り画面共有をするとそれは学校の教科書をただ読むというつまらない授業になりそうな気がした。また個人的にはプレゼンの練習にもなるだろうと思いこの形式でトライしてみた。
夢と執着
事前にこのような流れで話をしようと目次をホワイトボードに書き出して、いざ話を進めたが最後のオチをどう持ってくるかが非常に難しかった。実は講演会中にもまだハッキリとは定まっていなかった。それは今回のテーマが[サッカーで生きる]という大きそうなもの且つ明らかに答えが1つではないものだったからである。そこで「僕はこのような経験をしたから、〇〇と思う。サッカーで生きるとは〇〇である。」みたいな感想チックな話は面白くないと感じてしまい、すごく難しかった。
結果的には
→行動→経験→自信→自己肯定感→
主に自信を持つということと自己肯定感を高めるといったような話になった。
[サッカーで生きる]とか[好きなもので生きる]
それはすごくワガママな事だと思う。ある種自分勝手な事である。
でも夢とか目標ってそんなものだと思うし、その理由以上に大きい謎の執着でしかないような気もする。
そして人生は1回しかない。自分の人生は自分にしか責任は基本取れない。
そのワガママを自分自身が許容出来るかどうか。許容するには絶対的な自信が必要で、自信をつける方法は自信があるように振る舞うこと。それが僕の場合本当に自信になり、自己肯定感が上がっている。
2014年の目標はサッカー界で働くこと。マネージャーになる事。
理由は現場で働きたいから。サッカーの仕事がしたいから。
これはある種既に叶った。
2020年の目標は監督になる事。
理由はチームのトップは監督であり、それ以上でも以下でもないことを知ったから。
これももう叶ったとも言えるし、これから叶えることが出来る。
2021年からの目標は3年以内(20代)で天皇杯に出ること。
理由は自分も出たいから。結果を証明したい。
理由を考えれば考えるほど、ただの執着だった。
でもそんなものでも良いのかも知れない。
自己肯定感は自分の大きな武器だ。
だからきっと来年も講演会に出て、話がしたい。
自分のことだからきっとその表情は理由なく自信に満ちている気がする。
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「同じ車両に誰かがいたって
シンパシーなんて全く感じない ああ
駅のベンチには酔いつぶれかけた
サラリーマンが愚痴を言ってたけど
明日になれば いつものように
ラッシュアワーに揉まれてる
誰もいない世界へ行きたい そんなこと思っていた
あの頃の僕って病んでいたのかな
ひんやりしてるガラス窓に
気づけば おでこをつけてた
なぜ それでも人間(ひと)は我慢しながら 毎日生きているんだろう
僕にはそれが不思議だった
何が嫌ってわけじゃないけど
無理をして微笑むしあわせなんて要らない」
〜櫻坂46 「最終の地下鉄に乗って」〜