河原嶺旭

中国×エンタメ(株)Kay Production 代表。 http://kayproduction.co.jp/ 中国の音楽制作を日本で一番やっています。 虎ノ門に自社スタジオがあります。 -2013東京、2013-2017北京、2017-東京。

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  • 日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと

    日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきことを書いています。

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日本人が中国SNSで発信をする際に気をつけなければいけないこと

おはようございます、かわはら社長です。 まずは簡単に自己紹介をします。 ・2009年〜13年:日本で作曲家を編曲していました。AKB48「風は吹いている」など。 ・2013年〜17年:中国北京に引っ越して作曲家をしていました。「爸爸去哪儿」(年間視聴率1位)など。 ・2017年〜現在:家庭の事情で東京に戻ってきました。現在の(株)ケイプロダクションを設立して会社経営をしています。32歳です。 会社は上海にも拠点があり、現在従業員は10数名(作曲家は含まず)という規模です

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    • 海外のエンタメ仕事をする上で必ず知っておくべきこと

      おはようございます、かわはら社長です。 今回は“海外のエンタメ仕事をする上で必ず知っておくべきこと”をテーマに書いていきたいと思います。 まずは弊社についてですが、 各国でヒットしている作品の音楽制作/音響制作(主にキャラボイス)をしています。 
例を挙げれば ・王者栄耀(2020年スマホゲーム世界売上2位/同年中国1位) ・Call of Duty Mobile ・荒野行動 などでしょうか。 海外案件をメインにしており、特に中国のこの分野の実績は日本一だと自負し

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      • QQ音楽の公式アカウント化について

        おはようございます、かわはら社長です。 弊社が中華圏をマネジメントする作曲家の「QQ音楽アーティストアカウント」を公式アカウント化をしました。 高梨康治 林ゆうき このアカウントは中国で活躍したいアーティストは絶対に公式化するべきと言える重要なアカウントです。(劇伴など自身の名義でリリースされる作曲家も公式化が必須だと思っています。) そもそもQQ音楽って…?という人のほうが多いと思います。 QQ音楽はTencent MusicEntertainment(TME)

        • 中国スマホゲームと日本市場(コード:ドラゴンブラッドリリース記念)

          おはようございます、かわはら社長です。 弊社が音楽プロデュースを担当したゲーム「コード:ドラゴンブラッド」が日本でリリースされました! この作品は中国でも大ヒットしているスマホゲームで、中国のゲーム会社制作のグローバル向け作品です。 中国ゲーム会社の作品が日本でリリースされることも増えてきましたが、せっかくなので今や世界を席巻するゲーム大国となった中国のスマホゲームと日本市場みたいな話を書いてみたいと思います。 中国のスマホゲームで日本で最初にヒットしたのは「サンシャ

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          【業務提携のお知らせ】株式会社レジェンドア

          (株)レジェンドアと中国での業務提携をさせていただきました。 これまでお仕事をしていく中で信頼関係も積み重なり、本格的に中国での音楽活動も加速させましょう!という経緯での提携になります。 せっかくなので、情報公開されている作品たちを紹介してみたいと思います。 アンノウンフューチャー(Netease Games) この作品の音楽は林ゆうきさん、橘麻美さんにお願いしました。 日本版Twitter 中国版 Youtube まだゲームが期間限定のβ版しかリリースされていな

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          日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと ゲーム劇伴③

          おはようございます、かわはら社長です。 前回に引き続きゲーム劇伴制作のお話です。 中国で一番売れているゲームなどappのセールスランキングTop100の10作品前後を常に手掛けていますが、そういった作品をイメージしています。世の中には色々な作品があり、あくまで私見ですのでご了承ください。 前回辛辣に書いた通りで、日本の作曲家と言っても現地でよく挙がるのは15名(最大限に見積もっても30名程度)という現状があります。 とても失礼な言い方になることは重々承知ですが、"そこ

          日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと ゲーム劇伴③

          日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと ゲーム劇伴②

          おはようございます、かわはら社長です。   前回に引き続きゲーム劇伴のお話です。 中国で一番売れているゲームなどappのセールスランキングTop100の10作品前後は常に手掛けていますが、そういった作品をイメージしています。世の中には色々な作品があり、あくまで私見ですのでご了承ください。 中国からの需要として”優秀なクリエイターが足りていない”と書きましたが、そんな状況で日本で優秀じゃない人に頼んでだら本末転倒ですよね(笑) そもそも日本のコンポーザーのバリューですが、

          日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと ゲーム劇伴②

          日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと ゲーム劇伴①

          おはようございます、かわはら社長です。 今回は中国から見た日本の音楽制作、ゲーム劇伴についてです。 前置きについては前回をご参照ください。 Appストアのセールスランキングのトップ100に常時10作品くらい仕事していますが、世の中には色々な作品があるのであくまで私見ですのでご了承ください。 まず日本でゲーム劇伴の制作する需要の有無についてですが、これについては確実に需要があります。 下記が中国から日本に限らず中国から海外に依頼する需要です。 ・中国のコンテンツ量に対

          日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと ゲーム劇伴①

          日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと (前置き)

          おはようございます、かわはら社長です。 今日から新しい内容になります。 その名も「日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと 」です。 これまでは中国市場全般のお話でしたが、この連載では中国から日本に音楽制作を依頼する際のリアルな意見を作曲家さん、音楽プロデューサーさん、作家マネジメント経営者などに向けて、お話ができればと思います。 音楽制作現場と言っても歌モノor劇伴、劇伴でも映画、ドラマ、アニメ、ゲーム、など色々あるので、ひとつずつ噛み砕いてお話できれ

          日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと (前置き)

          中国の音楽市場について⑧中国でヒットしている曲について⑸

          おはようございます、かわはら社長です。 今回はこれまで紹介したような中国のヒット曲を日本で視聴する方法になります。 結論から言えば日本でも使えるサブスクリプション(Apple Music、Spotifyなど)から聴くことが可能です。 もちろん中国でしか配信されていない楽曲もあり全てを視聴することはできませんが、入門編にはバッチリだと思います。 実際にApple MusicでGEMと検索して みましょう。 前回ご紹介したG.E.Mの「摩天动物园」など最新のヒット曲が聴け

          中国の音楽市場について⑧中国でヒットしている曲について⑸

          中国の音楽市場について⑦中国でヒットしている曲について ⑷

          おはようございます、かわはら社長です。 今回も中国でヒットしている楽曲についてお話しします。 改めてこのシリーズの初回に書いた通り下記がポイントになります。 ・オケが薄い ・コードが少ない ・転調が少ない ・1番2番3番と後半に盛り上げる ・BPM170以上のアップテンポ曲はほぼ存在しない ・中国要素(特に民族楽器)を使用した楽曲が本当に多い (全て日本のメインストリームと比較した印象) それでは聴いてもらうほうが早いので、中国の最近のヒット曲を紹介します。 まずは日

          中国の音楽市場について⑦中国でヒットしている曲について ⑷

          中国の音楽市場について⑥中国でヒットしている曲について ⑶

          おはようございます、かわはら社長です。 今回も引き続き中国要素のある楽曲について話したいと思います。 劇伴もメインストリームで戦うためには民族楽器の部分は必須になります。 なぜなら中国で一番ヒットする映画、ドラマ、ゲームなどの題材が中国要素とマッチする作品なので、必然的に求められます。 最近日本でも話題になっていましたが興行収入50億元(約800億円)を突破したアニメ映画「Ne Zha」も中国神話が基になっていますし、前回挙げたドラマ「长安十二辰」も昨年を代表する作品で

          中国の音楽市場について⑥中国でヒットしている曲について ⑶

          中国の音楽市場について⑥中国でヒットしている曲について(2)

          おはようございます、かわはら社長です。 今回も引き続き中国要素のある楽曲について話したいと思います。 せっかくなので民族楽器を取り入れた近年のヒット曲を紹介してみます。 実際に聴かないとわからないことのほうが多いですからね。 まずは大ヒットドラマ「长安十二辰」の主題歌です。 清平乐(火箭少女101紫宁) 昨年のドラマの中でトップクラスに売れた作品の主題歌、歌唱が大人気アイドルグループ「火箭少女」のメンバーということもあり、大ヒット曲しました。 日本ではこういったサウ

          中国の音楽市場について⑥中国でヒットしている曲について(2)

          中国の音楽市場について⑤中国でヒットしている曲について

          おはようございます、かわはら社長です。  今回は中国の全体の音楽市場に戻ってみたいと思います。 これまで何度も言っている「中国のメインストリーム」の話をしてみましょう。 「中国ではどんな歌が売れているんですか?」なんてよく質問されるのですが、毎回難しい質問だなぁ…と思っています。 日本のシーンだって一言で言えないですもんね(笑) 複数回に分けて楽曲も紹介しながらゆっくりお伝えできればと思います。 (作曲家さんから聞かれることが多いので、少しだけ専門用語を使います)

          中国の音楽市場について⑤中国でヒットしている曲について

          中国音楽雑学:日本のアーティストの中国名について

          おはようございます、かわはら社長です。 今回は日本のアーティストの中国語版の名称について書いてみます。 中国では基本的に固有名詞は中国語(漢字表記)になることが多いです。 もちろん中国のアーティストにも英語表記の方もいるのですが、海外アーティストには必ずと言っていいほど中国語表記が付いています。 例えばビートルズなら「披头士」ディープパープルなら「深紫」です。 「披头士」は発音が中国語で「ピートウシー」になるので読み方重視の当て字、「深紫」は英語の意味をそのまま漢字にし

          中国音楽雑学:日本のアーティストの中国名について

          中国の音楽市場について④中国でも知られている日本の名曲について

          おはようございます、かわはら社長です。 今回は中国でも知られている日本の名曲について書いてみたいと思います。 2回連続で「日本の音楽は人気がない」と言ってしまったのですが、曲単位で言えば知名度のある曲はたくさんあります。 例を挙げれば下記でしょうか。 ・昴 ・秋桜 ・ラブストーリーは突然に ・ペガサス幻想 ・長い間 ・雪の華 ・いつも何度でも ・ひまわりの約束 ・前前前世 ・PLANET ※14億人×世代差×地域差になるので、全員が知っているわけではありません。  

          中国の音楽市場について④中国でも知られている日本の名曲について