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全てを肯定した先に

最近は夜中のふとした瞬間に、アイデアやインスピレーションが湧いてきます。
今回はなぜか本当の平和とは一体何なのか考えさせられました。

例えばあなたが魚に生まれると、生まれた瞬間に周りは捕食者だらけです。
この世に生を受けて、成長途中で殆どの魚は他の魚に食べられてその生涯を終えます。

人間はこの世界を支配していて、食物連鎖の頂点にいますからそのような心配はありませんが、他の生態系を観察してみればそんなことは当たり前です。

これらのこの世界の絶対的なルールに対して、否定することなど許されません。
私たち人間も他の種を食べることで命を繋ぐことができますが、特に肉食獣は他の動物を食べなければ自分が死にます。

私たちが平和を願い、争いを批判することが出来るのは、私たち人間がその他の全てを支配しているからであり、私たち人間がここまで繁栄した代わりに多くの種は絶滅に瀕しています。


すでに世界は完全である

そんな私たち人間の世界も決して完全な平和ではありません。

この資本主義は権力を持った支配者層に完全に有利に作られており、多くの人は搾取されてしまい正当な賃金を得られていません。

また、その使い道が明確ではない税金という形で、稼いだお金の大部分を合法的に没収されてしまいます。

近年では騙される方が悪いという風潮も強まっており、正しい情報を持っていない人はより厳しい立場に置かれてしまいます。

また謎の差別や、同調圧力、殆ど意味のない習慣が蔓延っており、世界を見渡せばより貧困に瀕している国や内戦や戦争をしている国もあります。

私は日本に生まれて多くのとてつもないストレスや、長時間労働などを経験してこのような世の中を変えたいという気持ちと同時に、このような世界を批判していました。

日本の会社の労働環境の悪い点を指摘したり、政治の良くない点などもいくつも批判してきました。

これらは確かに人類の努力と叡智で多少変えられるかもしれませんが、絶対的なこの世のルールは変えることが出来ないことに気づかなければなりません。

世の中が因果応報なら、他の種を支配し家畜として食べて、多くの種を絶滅させた上で私たちの快適な生活がある以上、私たちはその代償を必ず受けることになります。

これ自体が悪いと言っているのではなく、人間以外の種も全てが同じルールの中で絶対的に平等なルールで生活しています。

そんな私たちが自分たちのやっていることを正当化して、なぜか人間社会においてのみ道徳心を強調しています。
そのような前提で暮らしている以上、私たちが社会悪と感じるものが生まれるのは当然のことでむしろ正常なのです。

ヴィーガンの人たちはこれにはあまり当てはまらず、私はヴィーガンを否定派しませんが、ヴィーガンの考え方を他に押し付けることは肉食動物や多くの生物の存在を否定することになります。

一旦全てを肯定してみませんか。

そうすることで、新しい視点を獲得できて世の中の見方が変わります。

それは何も道徳的に悪いことをしろといっている訳でも、諦めて支配者達の奴隷になれと言っているわけではありません。

自分が選択できる最善の選択肢を選ぶ自由が得られるのです。

戦うことと服従することのほかに、関わらないという選択肢があることを忘れてはいけません。
また、社会悪を上手く利用することでお互いがWin-Winになるようにすることが可能です。

悪を否定して、攻撃して争ってその先に本当に平和があると思いますか。
自分の正義を主張することで、多くの人が傷つけ合い、本当なら大切な人に使うべきだった大切な時間を、争いを生み出すことに浪費してしまいます。

平和があるなら初めからあるべきです。
私たちは既初に完璧だからです。

私達が今ここに存在しているのは、歴史の善悪全てが偶然に重なった幸運の結果です。
親ガチャに失敗したとか、金持ちの子供に生まれてきたかったなんて妄想をしていませんか。

私たちがこの世に生を受けること自体がとてつもない確率です。
何億もの精子の中から勝ち抜いた一つが受精できます。

あなたが、あなたの両親以外から生まれてくる天文学的な確率は殆どあり得ません。

今の偶然がなければ、全ては無だったと考えることが賢明です。
この世に生を受けたかった多くの命の中で、私たちは選ばれています。

あの悪が存在していなければ、パラレルワールドでは私たちも存在していません。


肯定したその先に

平和な世の中を、安全で多くの人が幸せに生きることができる世の中をあきらめろと言っているわけではありません。

むしろ逆で、私たちを支配している権力者達を動かすためには批判をしたり争ったりするよりも、まずは肯定してそこから解決策を探った方が可能性があるからです。

この世界の支配構造はとても複雑で、とても抜け目なく張り巡らされているためにこの状態を簡単には変えることはできません。
数百年にわたって金融支配によって、私たちを支配し続ける力があるという証明をすでにされてしまっています。
簡単な相手ならば、すでに崩壊してるはずです。

その中で本当に力を持っている人たちは、その知力も資金力も軍事力も桁違いです。

しかも彼らは屈強なライオンというよりも、どちらかというと狡猾な寄生虫のような相手です。
ありとあらゆる様々な方法で私たちから養分を吸い上げて行きます。

生物界でも大型の一見すると生態系の頂点に位置しているような生物でも、割と寄生虫の餌食になっています。
昆虫界ではとても強い捕食者であるカマキリの程んどは、ハリガネムシに寄生されていて操られています。

しかし、寄生虫は必ず悪なのかと言えばそうではなく、彼らには彼らの進化があり彼らの持つ正義があります。

日本では当時の安倍首相や、岸田首相を襲撃した事件がありました。
しかし、その後彼らは考えを変えて私達に有利な政策をしたでしょうか。
むしろ逆で、岸田首相は日本人にではなく外国にお金を配り始めました。
彼からしたら攻撃を加えて批判ばかりしている自国民よりも、喜んでくれる外国人を優遇したくなる気持ちが芽生えてしまったかもしれません。

批判や攻撃で簡単に何かを変えることは難しいでしょう。

そもそもですが、日本の国会議員や首相にそこまで大きな権限があるでしょうか。
誰もが歴史で学んでいるように、敗戦国である日本はアメリカのお伺いを立てなければなりませんし、金融支配の頂点である中央銀行の株主達の方が明らかに権力が上だと考えるべきでしょう。

どちらかというと、日本の政治家達は意図的にあれだけ批判の対象とされることで、より大きな真実から眼を背けさせる存在と思った方がいいと思います。

与党でも野党でも結局それなりの議員報酬を受け取ることができるのですから、彼らのやっていることは結局プロレスであり茶番である可能性は高いです。
そしてもっと大きな政策はより力が上の人たちによって既に決められている可能性が高いです。

選挙に関しても候補者の選定の時点で、すでに決着がついている可能性が高く、どの候補者が当選しても絶対に抗えない部分があり必ずより強い人たちの意見は反映されているでしょう。

自分で政党を立ち上げて、国会の中で強い力を持つ与党にのしあがるなら別ですが。
誰かがやってくれるという他力本願の時点で誰に投票しても大差がないと言えるでしょう。

であれば、これら選挙という茶番を無視して、自分の時間を大切にして自分の本当にやりたいことや、大切な人との時間に使った方がむしろ有意義ともいます。

また知識を習得し続ける事と、財力を蓄えることであなたがとれる選択肢の幅が広まります。
例えば外国語を学んでそれなりの蓄えがあれば、海外に移住することができます。

また日本の政治が腐敗していたとしても、日本で政治家自身よりも沢山稼いでいる起業家もたくさんいます。
日本の表向きの支配者よりも、楽しく暮らしている人は沢山いるのです。
会社員が辛いならば、自分でビジネスを立ち上げる計画を立てましょう。
特に海外に商品を販売して外貨を稼ぐことができれば、消費税を回避することができます。

自分にその知識や能力があれば、自国で寄生虫を避けてより良い生活をすることもできますし、嫌なら海外に出て行くことも可能です。

ただし、簡単にドバイやシンガポールといったタックスヘブンに移住する流れはお勧めしません。
明らかに誘導されている感じが否めないのです。
それは誰だって、日本に生まれて最高税率55%持って行かれたら、無税のドバイや、同じアジアで税率の低いシンガポールに移住したくなるでしょう。
でも安易過ぎませんか。

海外移住の際には必ず実際にその国に行って、その国の空気を自分で感じて、自分に合った国を選ぶべきだと思います。
私の経験では税率以外の点では、シンガポールよりも素晴らしい国は沢山ありました。

タックスヘブンに関しては上手く利用して複数の国に自分の拠点を持ち、上手くビジネスに活用するという方法をとった方が良いと思います。

結局この世の中には、自分よりもどうしようもなく強い捕食者がいて、狡猾で自分よりも知能の高い寄生虫が蔓延っているとしたら。

彼らと戦うよりも上手に避けるか、上手く利用して共存するという選択肢をとった方が全体が幸せになれる確率は上がるのではないでしょうか。


まとめ

自分たちに都合の悪い種は全て排除し、支配するという考え方は通用せず必ずどこかで共生の道を探らなければなりません。

その際には強さを追い求めて強力な悪と戦うよりも、知力を身につけて自分を最適な場所にポジショニングさせた方が効果的です。

全体が幸せになることがベストですが、勝ち負けが仮に存在するならばそれは権力や金を持つことよりも、幸せな人生を送った人の勝ちです。
自分の正義のために争い続ける人生は幸福でしょうか。

今置かれている環境で、最大限に幸せな道を生きる生き方を今この瞬間に始めてしまうことが大切でそれは可能です。

そしてその幸せは波及します。




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