本質に気づくために
一般常識とはかけ離れていますが、独自の生き方で成功したり幸せな人生を歩んでいる人たちがいます。
逆に言うと、学校で学んだことや社会の中での常識を心得ているのにそれが幸せに結びつかずに苦しい毎日を送っている人たちが沢山います。
端的に言うと前者の人たちは、この世の真理や本質に早い段階で気がついていまっています。
だからその原理原則を元に行動するから、一見他人とは逆の行動をしているように見えて圧倒的な結果であったり、幸せな毎日であったり自分の欲しかったものを手にしてしまいます。
それではこの学校では教えてくれない世の中の本質に気づくためには、どんな方法があるでしょうか。
表裏一体
話は変わりますが最近パワーストーンが流行っています。
私も興味があって、様々な石を調べてみました。
金運を呼ぶルチルストーンや、HPSにおすすめの魔除けのためのモリオンなどその石ごとに異なった効果があるようです。
中には試練の石と言われるラピスラズリというものがあり、その石をつけると普段では起こらないようなとんでもない苦行や試練が襲いかかるらしいです。
しかし、これはあなたを本質に気づかせるのが目的でこの石は邪悪なものではなく、全く逆の聖なる石として有名です。
異常なほどの直感を感じて、私はこのラピスラズリ超大玉を購入してブレスレットとしてつけるようになりました。
しばらくして忘れかけた頃に、とんでもない苦行が襲い掛かりました。
本当に、できるなら関わらずにいたかったような人間が何人か現れました。
どちらかというと、なるべく平穏に生きていたのになぜこんなことがと本当に落ち込みましたが、その出来事について自分なりに掘り下げていくとなぜか点と点がつながりだすのです。
その瞬間にハッとなります。
試練を経験して、ようやく一つの事象を理解することになったのです。
そしてその瞬間に怒りや憎しみが全て消えました。
なぜなら、今後の人生でこれらを全て避けられる教訓を得てしまったからです。
しかし、これに気が付かなかったら今後の人生で、確実により大きな不幸な出来事に出会っていたと気がつきます。
例えば、1万円を失う試練を経験して、将来必ず1000万を失っていた出来事を回避できたと分かれば、本質的には999万円を得たことと同等になります。
天才ではない私たちは、痛みを感じて初めて実感できることがあります。
例えば何も辛いことを経験したこともない楽な場所で生きていると、何が本当に幸せかも誰が本当に必要かもわからなくなります。
例をあげると、平和な日常では、面白い友人や金回りの良い友人、自分を褒めてくれる友人に価値があります。
しかし、自分が本当に辛い何かに直面した時に、誰が本当の友人だったのかがわかります。
そこで上辺だけの人と、親友とをしっかりと選別することができれば、さらに辛い人生の最大の試練が襲ったときに、周りには親友を残しておくことができます。
自分の状況に応じて重要度は変わりますが、人は経験したことのないことはなかなか本質的に理解できません。
成功者の話を聞いていると、成功する前にほとんど必ずと言っていいほどとてつもない試練を経験しています。
有名なのはスティーブ・ジョブスですが、彼は自分で創業した会社をクビになるというとんでもない経験をしています。
しかし、当時の私はその苦い薬が必要な患者だったと語っており、その失敗から教訓を得てその後の大成功に繋げています。
日本にも一度成功したがとんでもない転落を味わい、そこから得た教訓を糧にして海外でその何倍も成功した人や、とんでもない大炎上の後にとてつもない飛躍をした人、投資詐欺に合い絶望しそこから本気で事業に取り組みとんでもない成功に繋げた人などがいます。
彼らに共通しているのは、試練からその裏に隠れているとてつもない真理と教訓を学んでいることです。
学校でいくら学んでも、知れ渡っている教訓や真理では差別化できません。
結果、同じことをする大量の人間が量産され、レッドオーシャンで戦うことに疑問すら持てなくなります。
また、学校でリスクを全く犯さない安全な道を歩む方法を教えられると、逆にリスクを冒しそこから得る教訓の価値がどんどん上がってしまいます。
茹でガエル状態から抜け出せ
世の中にはこうした真理に気づかれたくない人が存在しています。
あなたが盲目であってくれることで、得をする人たちはそれらを隠したがります。
わかりやすい例として、増税は私たちに強い痛みを与えぬよう気づかれないように行います。
人間は本当に辛い経験から教訓を学び、必ず回避方法を模索するからです。
しかし、そこまで辛くなければ文句を言ったり、陰口を言って発散することですることで耐えることができてしまいます。
インフレで物価が上がっても、給料が上がればトントンとなり本当に良いと思いますか。
日本は累進課税を採用しています。
もちろん給料が上がればその分の税率が上がります。
税額が比例して上がるのではなく、税率自体が上がるのです。
トントンなわけがないのです。
でも私たちは、スーパーの惣菜の価格やコンビニ弁当の価格に注目してしまいます。
そうして本質や真理から上手に目を逸らさせることで、うまく利益を吸い上げる人たちがいるのです。
加えてこのように知識として与えても、本当の意味で痛みを経験しないかぎり人間は行動に移そうとはなかなかしません。
だから守られている立場は実は相当に危険なのです。
不況と聞いて経営者や個人事業主と安全な大企業のサラリーマンや公務員では受け止め方が違います。
個人事業主は死活問題ですが、大企業のサラリーマンや公務員では大した問題ではありません。
しかし、それは真理に気づける人には実は全く逆です。
自分で事業をしていて、順調だった売り上げが下がり資産が目減りしていくと強烈な痛みを覚えます。
そこで必死に考え、模索するようになります。
その結果、新しい時代にあった事業のアイデアを思いついたり、経費をどうにか削減して凌いだり、調子が良かった時にいかに内部留保を貯めておけばよかったかを気づくことができます。
またいくら不況でも通貨の流通量が変わるわけではありません。
そのため、物や株式にお金が流れなくなりますが、安全な国債や純金などにその分のお金が流れるようになります。
そこを狙うこともできます。
不況ならではのサービスも生まれます。
中古品市場や、安くて美味い食品などは逆に成長する可能性もあるでしょう。
実は一時期の不況は長い目で見た時に、プラスに働くことの方が大きいのです。
安定したサラリーマンや公務員はクビにこそならないかもしれませんが、不況の影響はじわじわやってきます。
一気に給料やボーナスをカットしたらそれこそ転職等の対策をされてしまいますから、気づかない程度にゆっくりとやってきます。
給料は下がらないがなかなか上がらない、なのにインフレや増税が待っています。
変動金利で住宅ローンを組んだのならば、金利がゆっくりとわからない程度に微かに上がって行きます。
そしてなんの対策もしないまま、年齢だけが上がっていって能力が衰え始め、その会社なしでは生きていけないようになった時に初めて会社の態度が変わります。
働かない中年サラリーマンを非難する若手社員がいますが、実はあれは非常に危険なので避難する必要すらないのです。
またやればできるが敢えて働かないのと、長年楽をしてしまい本当に能力も気力もない人は完全に別です。
なんのスキルも、能力も、知識も、たいした貯金もないまま、年齢だけを重ねて体力が完全に衰えた状態でのやばい部署への左遷やクビ宣告は、個人事業主の不況とは次元が違います。
そのため、会社には絶対に逆らえないようになってしまいます。
その命令が道徳を犯すような命令であったとしても。
これは多くの起業家が話していますが、業界やビジネスモデルさえ外さず必死になって働くことさえすれば、実は会社を辞めても生活ができなくなるなんてことはありません。
もちろんリスクはありますが、今の会社の待遇があまり良くなければ、業界さえ間違わなければそれ以上に稼いでしまう確率も十分にあります。
経験がないからといって、伸びている業界でなく、経験のある稼げない業界に固執するといった問題だけは避けることが前提ですが本当です。
しかし、それは多くの人たちがこのようにリスクや失敗をあまりにも避ける傾向が強く、会社に依存する傾向があるためにブルーオーシャン化しているためです。
逆に大勢がそこの市場に流れ込めばレッドオーシャンになりますので、みんながやっているからという安全な道は実は非常に危険な道です。
別に起業をしなくても、会社が嫌なら辞めて、別の会社や成長産業に転職できる用意を怠らない人は、会社員であってもこのような問題に落ちることはないでしょう。
同じ経済圏で生きているのに、中小企業やフリーランスだけが痛みを味わうはずがありません。
なのになぜか守られている立場には、必ず疑問を感じるべきですが人間は実際に痛みを感じなければ本当に変われない生き物です。
ただし、将来のとてつもないリスクと痛みを回避するための、痛みを伴う治療なのですから、取り返しのつかないリスクをとってはいけません。
それは苦い良薬ではなく、単なる激薬か毒です。
さらにリスクを承知で一言。
この国際社会の中では、世界の出来事は確実に連動しています。
他国の出来事は確実に私達に影響を与えますので、他人事にすることは不可能です。
なのに、他国が戦争や貧困、人種差別や飢えで苦しんでいる状況を見て、自国ではそうではないとなぜか安心していませんか。
特別なわけないじゃないですか。
しかし、人間は本当に実際に痛みを感じないと実際に行動には移せないだけでなく、気づくことすらできないのです。
予想外の不幸を幸運に変えるために
しかし、リスクは単純に積極的に犯せば良いという物ではありません。
無駄なリスクを犯し、簡単に避けられる失敗を何度繰り返しても、そこから真理を見出すことは困難です。
そうではなく、自分なりにしっかりと考えた上でベストな行動を起こした上での失敗に重要な教訓が隠れています。
特に、自分にとってのベストを尽くしたのに、何度も頻繁に失敗する時には、実はとてつもない勘違いをしている可能性が疑われます。
自分が建てている想定自体が間違っている可能性があるので、そこを疑っていかなければなりません。
どんな権威のある大学の研究よりも、目の前で起こっている事実に目を向ける必要があります。
その目の前で起こった事実と、本で読んだ内容はどちらが真実だと思いますか。
特に大学まで出て学んだのに、環境は変化するのでその法則が完全に時代遅れになっているのに気が付かない人は大勢います。
また教育と収入は本当に比例しません。
しかし、一流大学や医者などの資格を取ることは高額の報酬を払う職場に入るためには必要となり、学歴と収入はある程度比例します。
また、高学歴の人を集めると確かに高IQの人や、努力家を選別できるので、高学歴の人はそのための高収入です。
元々のスペックの差です。
そうではなく、例えば途上国に教育を広めても経済発展しないのです。
逆で、経済発展が先でその後その国で教育が発展します。
シンガポールが発展した理由は、世界一の高い教育水準ではなく、安い税金で外資系企業と富裕層を誘致したことや、カジノなどで富裕層がお金を落とす仕組みです。
その後、教育が発展します。
収入と相関ある知識はアカデミックな知識ではなく、業界知識となります。
収入で悩んでいる人は、高給につながる職場に入るか、自分の業界の研究をする方が大切です。
だからといってもちろん学術的な知識が不要というわけではありません。
私たちの生活を豊かにする技術の発見があったりしますが、何より学ぶことは楽しいことだからです。
あなたにも何かしら興味があって、好きなことがあると思います。
興味のないことを学歴のために詰め込むのではなく、興味のある好きなことに対して学んでいけば、知的好奇心を満足させることができて楽しい日々を送ることができます。
生物が好きなら好きな魚や昆虫、両生類を徹底的に学んでいけばいいと思いますし、外国の文化が好きならそれについて学ぶことは苦ではないはずです。
そうした人が有名大学の教授になって行きます。
話を戻しますが、
予想外の不幸はあなたが信じている何かが間違っている、何かが欠けていると告げています。
特に大切な視点は、全体を見ることです。
例えば、単純に資本主義経済で成功しても幸せにはなれません。
競争に勝つということは、あなたが勝った分多くの負けた人たちが存在します。
幸福とは実は全体の総和から影響を受けます。
結局、全員がそれなりに勝てるシステムでないと全員が不幸になります。
金持ち自慢をしていても、搾取される側の人たちの存在があっての成功があるならば、彼らの不幸は必ず影響します。
加えて物凄く単純なんですが、資本主義経済では弱者は強者に搾取されます。
ごく単純に完全な実力不足の為ゲームに負けることもあります。
原因は自分の実力の過信と、予想外の強者の存在となります。
それに、その全てが間違っているのではなく、一部が決定的に足りていなかったということがよくあります。
その場合には、今までやってきた全てを捨ててはいけません。
少しの変化が必要になります。
またこの世界は経済だけで作られているわけではありません。
自分にとって好きなことや興味のあることに囲まれて、ある程度のお金があるならば、つまらない毎日を送る金持ちになるよりも幸せになれます。
しかし、逆説的ですが、好きなことに囲まれていても一文無しでは生活ができません。
究極的に、私達人類の全てが幸せになっても、きっとその他の多くの種は追いやられて絶滅していくでしょう。
何げなく存在している動物や植物に、思っても見なかったとてつもない役割がなかったとは言い切れません。
結局バランスや調和をとっていく必要があるのです。
多くを犠牲にして、自分だけが突き抜けると失敗する理由です。
間違った道で成功する間違いを防ぐために
いくら間違いから学び、成功しても根本的な間違いを犯すことがあります。
それは自分が本当にやりたかったことではない場所での成功です。
この間違いを避けるために、とにかく大切なのが自分の本当にやりたいことをすることです。
実は非常に難しいことです。
多くの人は自分の本当にやりたいことをするよりも、世間の反応を気にして当たり障りのないことをしてしまうからです。
自分の本心に素直になることは非常に難しく、自分の本心は他者の意見と対立する可能性があるためになかなかオープンにすることが難しいのです。
本当はそんなにお金に興味がないのに、お金を稼ぐことに必死になり、努力に努力を重ねた結果それを手にしても、虚しさと高級な家具だけが残ります。
逆に、本当は経済的に成功して華やかな暮らしをしたいのに、お金に汚いことは良く思われないためにどうしてもブレーキをかけてしまう人がいます。
結局本当に欲しいことや、やりたいことには恐怖を感じるのです。
本当に自分の好きなことで失敗すると本当に落ち込むからです。
どうでもいいことで失敗しても、別にそこまで落ち込みません。
だから自分を守るために本質から逃げようとするのです。
本当にやりたいことで成功するには、能力よりも知性よりも、メンタルが重要になります。
自信を持つことはこの点でとてつもなく重要です。
謙虚になった方が確かに努力を怠らずに、能力を上げることができます。
しかし、謙虚で自信のない人は本当にやりたいことや、したいことから逃げてしまいます。
その結果、本当は別に好きでもないことで成功します。
しかし、本当に心からやりたいことなら、モチベーションが半端ではなく上がりますので、スキルのなさや、知能の問題を凌駕してしまいます。
もちろんトップになることは才能の問題がありますが、好きなことができる限りは、そこは最も重要な問題ではありません。
でも、その本当にやりたいことに取り組むためには勇気が必要になります。
恐怖がなければ、勇気もありません。
憧れが強ければ強いほど、同時に恐怖を感じます。
だから結局、やるためにはこの感情を避けて通ることが不可能なのです。
誰かのためにと聞こえの良い言葉のために、本当に自分のやりたいことから逃げてはいけません。
誰かのためを考えるなら、相手もあなたの幸せを願います。
であれば、相手の幸せのために自分がやりたいことを始めて幸せになる必要があります。
自己犠牲の名の下に本当の幸せから逃げていても、その恐怖に打ち勝ち勇気を示してやりたいことで成功した人の方が他人を幸せにできます。
自分にないものは他人に与えられません。
逃げ道はありません。
大切なのはあれこれ考えずにひとまず、小さな一歩を踏み出すことです。
頭が良く、あれこれ考えてしまう人はこれが苦手です。
だから他人の心配ばかりして、他人に対する的確なアドバイスが止まらなくなります。
しかし、本当に他人が成功しそうになると足を引っ張ってしまいます。
最終的には結局あなたの勇気が試されますが、アドバイスもあります。
まずは誰にも相談せずに1人で始めてしまうことです。
もちろん他人に足を引っ張られないためです。
今まで始められなかった理由は必ず周りの環境にあります、それはつまりそのような環境にいたという証明にもなります。
わざわざ自分からドリームキラーを作る必要性はありません。
次に、本当に自分のやりたい事をしている人達がいる環境に身を置くことです。
結局最後は自分がやるかやらないかの問題ですが、彼らから勇気をもらえます。
最後に勇気よりもさらに上の次元まで精神性を上昇させます。
視点を上げて全体を考え、世の中に対して自分の役割を考えて、世界が良くなっていくイメージを作り上げてください。
言い換えれば、自分が自ら恐怖に打ち勝ち勇気を示し行動して、誰かに勇気を与える側になり、それが連鎖して多くの人が自分の好きな仕事ややりたいことに打ち込むことができるようになり、全体が良くなっていくイメージです。
まとめ
真実はとんでもない方法であなたに語りかけてきます。
それを逃さずに捉えて、物事の深層に隠れた本質を理解することができれば、全てに応用できる原則を知ることができます。
それは多くの場合痛みを伴うような辛い体験であることが多く、痛みを伴うからこそ真実を知り得ます。
しかし、そうした負の体験をわざわざ経験してはいけません。
しっかりと対策をして成功を目指して進む道で、なぜか襲ってくる想定外の出来事に見落としている点が隠れています。
このような本質を知り得る痛みを与えずに、わからないように、少しづつ苦しめることで茹でガエル状態にされることで私たちは搾取されてしまいます。
そして、そうした人たちは必ずいます。
しかし、どれだけこの世の真理を知り得ようと、あなたが本当にやりたいことに向かって一歩を踏み出さない限りそこから果実をもぎ取ることはできません。
その際には知性よりも、勇気が重要になります。
この世の全ては相互作用の中で依存し合っていて、自分1人が幸せになることはできません。
しかし、自分が幸せになることでそれを相手に与えることもでき、相手を幸せにするとその影響を受けて自分に返ってきます。
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