【うつ病体験記】自殺を考える心理
今回の記事はとても重たい内容で申し訳ないですが、少しでも自殺の抑制や予防に繋がればと思いまとめました。
読むのが辛かったら無理せず、読まないことをお勧めします。
代わりに「子猫 可愛い」で画像検索することをオススメします!
ここからは閲覧注意です!!
1. 私の自殺体験
一般的に知られている自殺未遂(リスカや飛び降りなど怪我するもの)には程遠いものですが、私も自殺未遂者の一人です。
初めて自殺を考えたのは高校3年の秋です。
成績がなかなか振るわず、地元の国立大(今通ってるとこ)ですら合格が危うい状態でした。この時、私は意味もなく大学進学を考えてました。一応大学で何を学び、将来どんなふうに社会に出るかについて平凡な答えを返すことは可能でした。
しかし、進学についてどこかネガティブに考えてました。
「将来就職に有利になるから…」
「進学が当たり前だから」
「高卒就職は無理だから」
大学進学がどこかご利益信仰みたいな、進学のメリットばかりを考えてました。
だから不向きな理系を選択し、興味のない工学部への進学を希望しました…
親からはお金の余裕がないから国立大へ一発で合格するよう言われました。プレッシャーや重圧もありますが何より不安や恐怖を強く覚えていました。
成績が振るわなければ叱られ…
社会に出たら苦労することを諭され…
将来に対し楽観視できない状態でした。
「このまま大学に受かっても、就職してから奴隷のように40年も働き続けないといけないんだ…」
そう思うと、今自分が生きてる事実が苦痛に感じました。
自分がこの世に生を受けたことが不愉快に感じました。
だから死ぬしかないと思い詰めてしまったのです…
何回か覚悟を決めて自殺を決行しました。
塩素ガスを発生させたり、シャワーをひっかけるところに紐をくくって首をゆっくり吊ってみたり…
塩素で目鼻に刺激がきたり、首の血管が圧迫されて手足の感覚がなくなってきたり、気道が塞がって苦しかったり…
でも怖くなって思い留まりました。
2. 本当は死にたくない
そもそも死にたくて死のうとしてたんじゃなかったんです…
生きていても仕方ない、死ぬ以外に方法がないと思い詰めてるから恐る恐る自殺を実行するんです!
ある自殺をした方は、恐怖を感じなくするためにメガネを外してビルから飛び降りたそうです。
誰もが死にたくて死んでいくわけではない!
高校の時私が自殺未遂を体験したことで気付くことになりました。
もしも、今身近な人で自殺しそうな人がいたら話をじっくり聞いてあげてみてください。「私は貴方に死んで欲しくない」「私を信じて、つらいことを話してみて」と語りかけてみてください。
自殺未遂を繰り返す
自暴自棄になる
「死ぬしかない!」と喚く
全て裏を返せば救ってくれという悲痛なメッセージです…
3. 自殺を考える心理
新米こころの研究家である私がめちゃくちゃ尊敬する名越康文先生が、ゲーム「デトロイト」の実況にゲスト出演している動画の中で「これは自殺を考える心理を言い当てているのかも……」と感じる解説がありました。
ゲーム内に登場するアンドロイドのダニエルが
「俺はただ、終わらせたいだけなんだ!」
と言う心理を、名越先生は「本人も気づかないところで"救ってくれ"と願っている」と分析しています。
まさしく、高校時代の私そのものでした。恐ろしく言い当てているのに驚きました。
本人が死ぬ最後まで、みんなこころの底から助けを求めています。
ですが、自殺は誰にも聞き取れない静かなSOSなのだと思います。
僅かなサインを聞き漏らしてしまい、助けられなかったという方も恐らくこの記事を読んでる方の中にいらっしゃるかもしれません。
つい最近では、著名な方々が何の前触れもなく自殺してしまったというニュースが衝撃を与えていました。
もし、今この記事を読んでる方で自殺を考えている方がいらっしゃるのであれば……
変な話かもしれません……
死ぬ気で「助けてー!」と家族、友人、専門機関等にSOSを発信しまくってみてはどうでしょうか?
あなたが自殺する必要は無いはずです
辛いこと、苦しいことを発信しても
何も悪くなんてないです