【うつ病体験記】ダルさと痛みの極み
連休頃からここ最近まで何の気力も湧かず、ただ寝るだけの日々でした。
どうやら、またうつ病が悪化したみたいでした…
noteで記事を書こうとしても「…ダルくて無理!」となり、本を読もうとしても「………(頭に入ってない)」といった感じでした。
さらには頭痛と肩から腰にかけての痛みに悩まされ始めました…
身体がダルいわ、痛いわのオンパレードで、ただひたすら横になって休むか寝るかしたほうがマシな状態でした(あまり良くない対応ですが…)。
ネットで調べてみると、うつ病の症状に「倦怠感」「易疲労」「慢性的な痛み(特に頭痛)」とありました。
なるほど、これがうつ病でよく聞く症状か…
と納得してましたが、同時に「文字で読んで知っていても、体感するまでは理解できないんだ…」ということに後々気づきました。
という訳でこの記事では「更なるうつ病の理解に繋がれば」と思いつつダルい感覚や痛みについてまとめてみました。
1.身体のダルさ
ひとことで「ダルい」と言っても、エナジードリンクや栄養ドリンクを飲んで治るようなダルさではありません…
耳にした事もある人がいるかとは思いますが、始終身体が鉛のように重い感覚を覚えます。座ってようが寝そべってようがズーンと胴体や頭が重く感じます。
特に非定型うつ病では手足に鉛を括り付けられたような重さを感じるそうです。
「じゃあ、寝たらダルさも治るんじゃない?」
そう思ってた頃もありました…
ダルくて寝れないのです(泣)!
仮に寝たとしてもダルさは倍増することもありますし、寝過ぎると頭痛が生じます(ちなみに寝過ぎは体に良くないそうです)。
睡眠が浅いのか、ぐっすり寝たという感じがしません。
2.身体や頭の痛み
肩から腰の痛みはコリが酷くなった感じに近いです。身体を伸ばしたり肩を揉んだりすれば一時的に楽になりますが、根本的な解決にはならないようです。
また、頭痛はガンガンとかキーンといった痛みではなく、痺れるようだったり素焼きのハチを被ったような重い痛みを感じます。
二日酔いで頭が痛いのとはまた違った辛さがあります。
特に痺れる痛みは複雑な考えをするときに、重い痛みはボーッとしてるときに感じやすいです。
うつ病では脳内でモノアミン(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン)が不足します。
調べてみると、モノアミンは痛みの緩和にも関係しているらしく、どうやら身体の痛みはモノアミン不足が原因のようでした。
ダルさもそうですが、気分が落ち込んでいたり無気力な状態だと肩や腰の痛みを感じやすくなります(頭痛はよっぽど意欲低下した時に感じます)。
3.対処法(と実践の実際)
対処法はいろいろあるかと思います。大抵の精神科医は「食事」「運動」「睡眠」の三本柱(要は規則正しい生活)を重要視しています。
精神科医の樺沢紫苑先生はyoutubeや書籍でこの三本柱をしっかり取ることがうつ病の改善や予防になると述べられてます。
朝起きてすぐに散歩する(体内時計の調整と血行の改善)
三食きちんとご飯を食べる(バランス良く栄養を摂取)
十分な質と量の睡眠をとる(脳の老廃物排出)
だいたいこれらの内容を樺沢先生は動画で述べ続けています。
しかし、実際は「よし、やってみよう!」という気が起こらないので対処しないまま耐えることが多いみたいです。
怠けのように見えますが、うつ病での無気力は言葉通り「何もする気が湧かない」ということなのでしょう。
それも頭ではしなきゃいけないことは理解できるので、余計に無力感や劣等感に苛まれるのではないかと考えられます。
留年をくらったり自己改善で挫折した時の自分がこんな感じでした…
ですから、このような時はやはり処方された薬を欠かさず飲むことと休むことを優先したほうがいいと考えています。
抗うつ薬はモノアミンのバランスを整えますし、身体が重い時には無理に運動したりしないのがベストです。
もちろんずーっと何もしないまま寝たきりでは家事が回らなくなり、ひどいと社会復帰もままならなくなります。そういったことを考えると寝たきりはあまり良くない対応と思います。
ですので、うつ病治療に専念することは必死で運動や作業に取り組むのではなく、無理せずに取り組むことだと考えています。
4.まとめ
真面目な人が急に怠け出すのはもしかしたらうつ病のサインかもしれません…
本人にとっては仕事や学業は蔑ろにできないけどものすごく身体がしんどいのを無理してる状態かもしれません。
皆さんの周りでこのような人を見かけたら「無理せず休んでいいよ」と言ってみてください。
間違えても「お前最近弛んでないか?」と言わないでください。
責任を感じて自殺するかもしれません。
本当に弛んでる人は影で娯楽やら無駄話やらに勤しむ元気があるはずです…