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AI「Adobe Sensei」が分析をサポート!直感的操作の「Adobe Analytics」とは

みなさんは、アドビにどんな印象をお持ちでしょうか?「Photoshop」や「Illustrator」といった、クリエイター向けのツールのイメージが強いかもしれません。

しかし実は、営業マンやマーケターに役立つデジタルマーケティングツールも、多数提供しています。

その名は「Adobe Experience Cloud」。デジタルマーケター向けのクラウドサービスの総称です。クリエイター向けツールが「Adobe Creative Cloud」と呼ばれるのに対して、デジタルマーケティングツールは「Adobe Experience Cloud」。その名が示す通り、表面的なデザインだけでなく、ユーザーの“体験”そのものまでを改善するサービスです。
約20ものツール群によって構成されているAdobe Experience Cloud。今回はその中から、代表的な「Adobe Analytics」を紹介しましょう。

ドラッグ&ドロップで簡単にダッシュボード構築

Adobe Analyticsは、Webサイトやアプリを訪問するユーザーの動きを分析し、サイトやアプリ改善につなげるためのツールです。例えば自社のオウンドメディアでどのページが人気があるか、どのボタンがクリックされているかといったアクセス情報を、分かりやすく視覚的に分析します。

ページ間の移動パターンや離脱ポイントを調べたり、訪問者を属性や行動ごとにグループ化し、それぞれの行動を分析したり。そうして集めた情報とオフラインのデータを統合して、オンラインとオフラインをまたいだマーケティング(オムニチャネルマーケティング)に活かすことも可能です。

データは「Analysis Workspace」と呼ぶダッシュボード上に表示できますが、このダッシュボードがとても見やすく、カスタマイズが容易なのも特長。専門的な知識がなくても、深掘りしたい項目に対してディメンション(変数)やセグメント(区分)を追加するだけでクロス集計できるので、より最適なマーケティングに活かせるデータを見つけられるでしょう。

またデータをドラッグ&ドロップするだけで簡単にグラフや表を作ることができ、自分のニーズに合わせたダッシュボードを誰でも手軽に構築できます。棒グラフや円グラフ、折れ線グラフ、ヒートマップなど、自分にとって分かりやすい方法を選び、それぞれのデータを比較できます。

特定の条件でデータを絞り込んだり、セグメントを作成したりといったことも可能。その内容を分析すれば、ターゲットごとのマーケティングを立案することがより簡単に行えるようになります。

独自AI「Adobe Sensei」の働きがユーザー分析の最適解を導き出す

市場には多数の分析ツールがありますが、Adobe Analyticsは米リサーチ企業Forrester Researchやガートナーのアナリストレポートでの評価や顧客満足度において常に他社製品を上回っています。その要因の一つが、アドビのあらゆる製品に搭載しているアドビ独自の人工知能(AI)「Adobe Sensei」です。

Adobe Analyticsは、Adobe SenseiがマーケターのCo-Pilot(副操縦士)として働けるような機能を提供しています。例えば異常値検出です。日々、マーケターの方は多くのデータに触れていますが、急激に特定の指標が増えたり減ったりすることもあるでしょう。

そんな時Adobe Senseiは、レポート上で過去のデータ傾向から大きく外れている異常値のポイントを教えてくれます。これにより、どこで数値に大きく変化があったかを理解することが簡単になります。また事前に設定しておけば、異常値が発生した場合にメールやSMSでの通知も可能です。

また異常値が分かっても、そこからその原因を分析するのは時間がかかるものです。しかし、ここでもAdobe Senseiが活躍してくれます。異常値を検出したポイントを選択し貢献度分析することで、Adobe Analyticsで計測している全てのデータからその原因を教えてくれるのです。

その他、マーケターにとって重要なのがセグメントごとの分析です。Adobe Analyticsではどの広告から来たかを始め、どのコンテンツを閲覧したか、過去の来訪はいつかなど、細かく無制限にセグメント作成できます。

しかしセグメントごとにどんな特徴があるかを分析するのも大変ですよね。Adobe Analyticsではセグメント比較機能を利用することで、Adobe Senseiが簡単にその特徴を教えてくれます。

操作は簡単!あとは上手にインサイトを活かすだけ

Adobe Analyticsはデジタルデータをつなぎ合わせ、すぐに使えるインサイトを獲得できるツールです。そのインサイトを上手に活かせば、顧客体験を強化できるマーケティングを新たに構築できることでしょう。

しかも直感的かつスピーディーに操作でき、Adobe Senseiのサポートも受けられるので、マーケティングに携わり始めたばかりの方でも、短時間でレポート作成できます。

今回紹介したのは、アドビが提供するマーケティングツールのうちのたった一つです。

Adobe Experience CloudにはAdobe Analytics以外にも、Webサイトを簡単に構築・更新できるCMS「Adobe Experience Manager」や、ユーザーセグメントごとにカスタマイズしたコンテンツを簡単に配信できる「Adobe Target」など、20近いツールがあります。

今後、少しずつご紹介していきますので楽しみにしていてくださいね。

Adobe Experience Cloudには、あなたのビジネスを加速するツールがきっとあるはずです。もし何か有効な一手を探しているのなら、ぜひ一度活用してみてください。


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