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アドビのユーザーコミュニティー発足、製品や業界の枠組みを超えた情報共有を

4月20日、アドビは「Adobe User Group Day – Insights From Adobe Summit」を開催しました。これは、3月21日~23日に米ラスベガスで開催したAdobe Summit 2023での発表を日本のマーケターのみなさんに共有するためのイベントです。

当日は、企業のマーケターの活動を支援するコミュニティー「Adobe User Group」の発足を発表しました。

新しい時代へのチャレンジ、仲間がいれば心強い

今回のAdobe Summitは、「Experience-Led Growth(エクスペリエンス主導の成長)」がテーマでした。近年、より良い顧客体験をお客様に届けるため、企業は膨大なコンテンツの管理やお客様一人ひとりにマッチしたプロダクト体験、カスタマージャーニーの提供が求められています。

マーケターにとっては、加速度的に拡大する目の前の業務を限られたリソースでこなすことも重要な課題ではないでしょうか。

その解決手段として提示したのが、ジェネレーティブAIのテクノロジーを応用した人工知能「Adobe Sensei GenAI」と、イメージ作成を中心に対応する「Adobe Firefly」です。

これらはマーケターの仕事をかつてないほど効率的に、効果的にする可能性があります。しかしすぐには具体的な使い方が思い浮かばず、戸惑っている方もいらっしゃるかも知れません。そんな時、仲間がいれば心強いのではないでしょうか。

▼Adobe User Group Day – Insights From Adobe Summitの様子はこちら

Adobe User Group 発足

アドビは、より良い顧客体験を届けようとするマーケターのみなさんを支援するコミュニティー「Adobe User Group」を発足しました。

これまでも製品ごとのユーザーコミュニティーはありましたが、今後は製品の枠組みを横断し、業界や業態、企業規模を超えて、常に進化が求められるCXM(顧客体験管理)の情報交換ができる場を提供します。

具体的な活動内容は以下の通りです。

  • B2B/B2Cなどの業界を超えたワークショップ

  • 業界ごとのベストプラクティスの共有

  • 事例研究

  • 国内外の先進ユーザーによる講演会

アドビ株式会社の祖谷考克執行役員(DXインターナショナルマーケティング本部本部長)は、発足の経緯を「マーケティングが製品の枠の中だけでは話が広がりきらず、消費者の期待は日々高まっている。そんな中、企業の担当者同士が製品という枠を超えたもっと大きな視点でマーケターはどうあるべきか、企業とAIとお客様との関係を定義していった方が良いのではないか」との考えからと説明。

今後はAdobe Summitの内容やAIをはじめとするアドビのテクノロジーの情報発信の他、今後はB2BやB2Cといった分野の先進ユーザーを講師に迎えた勉強会などの実施を予定しています。祖谷は「アドビの枠を超えて企業のマーケター、担当者はもちろん企業として成長するのに必要な情報交換の場所を提供したい」と語りました。

マーケティング領域に革新的な変化を


Adobe User Group Dayの当日、コミュニティー向けに開催された「Thought Leadership Update」では、Forbes JAPANの谷本有香執行役員(WEB編集長)がインタビューする形式で、祖谷が、米国で開催されたAdobe Summitで発表された新しい情報の骨子を話しました。

特にAdobe Sensei Gen AIを使ったAdobe Creative Cloudによって、すべての顧客にパーソナライズされた体験を提供できるという話は、マーケティング領域で革新的な変化が起きることを期待させるものでした。

その後は、USで開催したAdobe Summitに参加した、株式会社マクニカ、日商エレクトロニクス株式会社、カシオ計算機株式会社の担当者によるパネルディスカッション。参加者のみなさんはAdobe Summitのイベント自体も興味深かったようですが「仲間になったマーケターとのその後の交流も大変価値があり心強い」と話していました。

マーケターのみなさんは、広義ではライバルと言えます。しかしマーケティングというテーマに取り組む同志として、Adobe Creative Cloudを活用する情報を共有し、より効果的に活用できることに大きなメリットを感じているようでした。

ぜひ、時代の進化の奔流をマーケター同士で協力して乗りこなすために、Adobe User Groupにご参加ください。参加ご希望の方は、アドビの担当にご連絡ください。

<コミュニティに関する情報はこちらからご覧いただけます>


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