見出し画像

息子の宿題に困っているわたし

息子の宿題に手を焼いている。
わたしは、息子の自主性を尊重したいので、
いつから宿題を始めるのかは
息子に決めてもらっている。

嫌いな宿題は先延ばしにしたがるので、
いつも寝る時間までに
宿題が終わらないことを
毎日のように繰り返している。

学童保育で過ごして帰ってくる日は、
「宿題をする時間」という枠組みの中で、
お友達と一緒にやるから、
ひとりでできる宿題は終わらせて帰ってくるので
家でやるのは、国語の教科書の音読くらい。
そして、息子はわたしが使っていた教科書と
同じものを使っているので、
35年前に読んだお話を息子も読んでいたりして、
わたしは楽しんで聞いていられる。

問題は、わたしがお休みで家にいる日。
宿題を始める時刻を決めることは
息子にしてもらうけど、
その時刻になっても宿題を始めようとしない
息子にうまく対応できない。

今やっていることが楽しくて、
宿題を始めたくない気持ちはよくわかる。

だったら、
楽しいことやる前に宿題やったらいいのに、
と心の中では思うけど、
息子には言わないことにしている。
それは、わたしの感じ方であり、
わたしのやり方だから。

時々、いや、ほんの稀に
息子がやる気を見せて、
何より早く宿題を終わらせたら、
後でゆっくり遊べることに気づくので、
「嫌なこと早く終わらせると、
後で楽しいことが待ってるからいいね!」
とフィードバックしてみるけど、
翌日も同じように、とは行かない。

大人のわたしだと、
楽しいことをやってる最中も、
後でやらないといけないことのことが
頭をチラついて楽しめないから、
やらないといけないことを先にして、
後のお楽しみで楽しいことをやろうとする。

だけど、どうやら、息子は、
その楽しいことをやっている最中は
後でやらないといけない宿題のことは
チラつかないらしい。

今やっていることに集中している。
楽しいことをやっている最中に
他のことが気にならないって、
そのことに全部注意が向けられていて、
余すところなく楽しんでいるなんて
羨ましい。

一日経った早朝にはこうして
「羨ましい」
なんて思えるけど。

渦中にいるわたしは困っているのだ。
寝る時間が遅くなって、
次の日に起きられないから。

あれ、宿題は?
宿題しよう!
ほら、宿題やるよ?
さあ、やろう!
宿題やりなさい。
宿題やりなさいって言ってるでしょ!
一体いつになったらやるの!(怒)

自主性とか言ってたのはどこへやら。

だんだん、
余計なことをぐちぐちと言ってしまいそうになるので、
おしゃべり相手のよしこさんに、
メッセージを送る。

息子じゃなくてよしこさんにぐちぐちと言う。
「息子が宿題しなくてイライラ。」
ぐちぐち打っているとすぐに冷静になり、
自分で解決策まで出して、それも送って、
ありがとうございました、と終わる。

よしこさんは、
「大丈夫、ひとつずつよ。」と
言ってくれる。

このやりとりに助けられる日は続いている。


いいなと思ったら応援しよう!