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アダルトチルドレンと自己犠牲の関係

みなさんこんにちは!マインドカフェPR担当の大串です。

今回は、皆さんの悩みに向き合ってくれるマインドカフェの専門家、佐藤真紀さんにお話を伺ってみました。



佐藤真紀さん(公認心理師・精神保健福祉士)

大学で犯罪心理を学び、その後は記者として活躍。
記者として働いているうちに人の心理により興味を持つようになり、精神保健福祉士、公認心理師の資格を取得。精神科病院にて10代から90代まで幅広い年齢層をカウンセリングしてきた、23年間、約2万件のカウンセリングをされてきた超ベテランカウンセラーさんです。

インタビュー

❓普通と普通じゃないの境目を探し続けて

大串:
佐藤さんは23年もの長い間心理関係のお仕事をされていますが、どういった流れで心理のお仕事につき始めたのでしょうか?

佐藤さん:
小さい時から生きづらさを感じていて、よくいう「普通」という言葉に疑問を抱いていました。
普通と普通じゃないの境目ってなんだろう?といったところから人の心理というのに興味を持ち始めました。

大串:なるほど!普通と普通じゃないって人によって基準も違うし難しいところですよね。

佐藤さん:
そうですね。
心理の仕事を始めて約20年経ちますが、今でも普通という言葉を模索しつづけています。

大串:
佐藤さんは記者としてもお仕事されていたんですよね?

佐藤さん:
はい。大学時代、犯罪心理学を学び、その後記者として働いていました。
もともと心理学には興味があったのもありますが、記者として働いているときに取材でその人の生き様や悩みなどに興味を持ち始め、改めて勉強しました。
精神保健福祉士として精神科に勤務しはじめ、公認心理師としても10代から90代までさまざまな方のカウンセリングを行ってきました。

大串:
とても幅広い年齢層の方々のお話を聞いてこられたんですね。

👩‍🍼最近よく聞く「アダルトチルドレン」

大串:様々なカウンセリングをされてきたと思うのですが、最近よく聞くお悩みってありますか?

佐藤さん:
働く女性でよく相談に来られるのは、「アダルトチルドレン」傾向の方々ですね。
職場で言いたいことはあるけれど、周りに気を遣いすぎて言えなくて疲れてしまったり、人に気を遣いすぎてしまったりして、自分が辛くなってしまうんですよね。

大串:
アダルトチルドレンってなんですか?

佐藤さん:
例えば、幼少期の時に親がよく喧嘩していて仲裁の役割をずっとしていたり、大人の空気を読み続けて子どもなのに子どもらしく行動ができず、その傾向を持ったまま大人になってしまった人たちのことを言います。
そういった人たちは、自分を犠牲にして相手のために何かしたいと献身的になりすぎて、結果的に相手が引いていってしまい、人間関係に問題が出てきてしまうことがあります。

大串:
なるほど。
アダルトチルドレンと自己犠牲は関係があるのですね。
私はアダルトチルドレンには当てはまらないとは思うのですが、自己犠牲って意外に陥りやすいのかなと思います。
私も相手メインで考えがちになっているのかなとたまに感じることがあります。

佐藤さん:
そうですよね。これは日本人特有の性質もあるかと思います。自分が我慢してもいい、自己犠牲が美徳だと思っている人が多くいるかと思います。
自己犠牲が全て悪いというわけではなくて、それにより自分が困っているか、辛いかの基準で考えるといいですよ。辛いなら解決しないといけないですし。

❤️‍🩹自己犠牲をしすぎて辛いときはどうすればいいの?

大串:
そうですよね。
自己犠牲をしすぎてしまって辛い人はどうすればいいのでしょうか?

佐藤さん:
前提としては、幼少期など過去に同じ思いをした場面はなかったか。その時の自分に声をかけてあげるとしたら何というのか。と自分に気を遣ってあげたことはあるのか自分自身を振り返ることが大切です。

大串:
自分自身を振り返るって難しいですよね。どうすれば振り返ることができるのでしょうか?

佐藤さん:
自分で自分を振り返っても、主観的になってしまうので振り返る事は難しいかもしれません。
そういったときにカウンセリングを活用してもらうと良いと思います。
どうして苦しいのか、自分を知るためにはやはり客観的にアドバイスをくれるカウンセリングがベストです。

大串:
客観的に自分を見ることって難しいからこそ、カウンセリングを通して自分を知って自分の苦しみ、辛さを解決すればいいんですね。
実際にカウンセリングを通して客観的に自分を振り返る事で得られることなどありますか?

佐藤さん:
まずは、自分の傾向を知ることができるということが一番重要ですね。
自分が相手メインで動いてしまう、気を使いすぎてしまっている傾向が自分自身を苦しめてしまうということに、まずは気付くことが大切です。

自己犠牲が多い人は、自分の希望ややりたいことを忘れてしまっていたり、わからなくなってしまっていることが多いです。また、存在意義を他者に求めて、自分の存在意義がわからなくなっていることもあります。

まずは自分の傾向を知って、その次に自分の存在意義ややりたいことをカウンセラーと一緒に少しづつ考えていくことで自分を労わり慈しむことができます。

そうすることで他人と自分の境界線を引くことができるようになるんですよね。

大串:
他人と自分の境界線を引くことができるようになると、他人メインの自分から、自分メインの自分になれそうですね。

「常識」を取り払って寄り添うカウンセリングを

大串:
改めてカウンセリングの良さ、大切さを知ることができました。
最後にマインドカフェのユーザーに一言お願いします。

佐藤さん:
私はカウンセリングでは来談者の方と100%同じ光景を見るように心がけています。辛いことを一緒に考えて、どうすれば今よりも辛さが軽くなるのか?を模索することをサポートします。
カウンセリングも様々なスタイルがあるかと思いますが、フラットな考えで、常識など取っ払って、来談者に寄り添うカウンセリングを行うようにしています。
困ったときのお助けとして利用してくださるとうれしいです。

(取材:大串なつみ)


今回は佐藤真紀さんにインタビューを行ってみました。
詳しいプロフィールなどはこちらをチェック!

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何でも構いません、困ったときはマインドカフェでいつでも簡単にカウンセリングを受けてみてください。

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