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【2018】 iBme ティーンリトリート

みなさんこんにちは。
7月1日から7日までのiBmeのティーンリトリートにメンターとして参加してきました。日本ではマインドフルネスのリトリート自体がまだ少ないですが、10代の子ども向けのリトリートはおそらく存在しないと思いますので、私の体験レポートをシェアしたいと思います。

リトリートとは:仕事や家庭などの日常生活を離れ、自分だけの時間や人間関係に浸る場所などを指します。

iBme (読み方:アイビーミー)はInward Bound Mindfulness Educationの略で、アメリカを中心に10年以上ティーンネージャー向けのマインドフルネスリトリートを開催している、非営利団体です。
https://ibme.info

ティーンリトリートの開催場所はアメリカの東、西海岸が多いですが、コロラド州やカナダのオンタリオ州、イギリスでも行われています。私が今回参加したのはiBmeの南カリフォルニアのリトリート、会場となったCate Schoolは、Santa Barbaraから少し南に下ったところにあり、丘の上から海が見渡せるとても素敵な場所にありました。クリスチャン系の全寮制の学校で、夏休み中の帰省期間は他の団体にサマーキャンプの会場用に場所を提供しているとのことでした。

今回のティーンリトリートに参加した子どもは37名。主にロサンゼルス、サンフランシスコエリアからの参加が多かったのですが、他州からの参加も数名ありました。
スタッフはティーチャー3名、メンター8名、ヘルスコーディネーター1名、メンタルヘルスコーディネーター1名、リトリートマネージャー1名の計14名。ティーチャーは全員マインドフルネス実践歴、指導歴10年以上のベテラン揃い。メンターもその他のスタッフも教師、臨床心理士、ソーシャルワーカー、元僧侶など様々なバックグラウンドを持ちながら長年マインドフルネスの実践を続けている方々ばかり。一人一人が本当に素晴らしい人格の持ち主で、お互いを心からケアし合うまさにドリームチームでした。

スタッフはティーンよりも早く会場入りし、10時間のトレーニングを経た後に5日間のリトリートに携わります。全員ほとんど初対面だったにも関わらず、たったの10時間で私が今までに味わったことのない深いつながりとチームワークが生み出されたのは、まさに実践の底力といった感じでした。

マインドフルネスの実践で自分自身をしっかり見つめてきたからこそ、必要なタイミングで必要なセルフケアができる。他人に対して無駄な期待をせず、相手に的確なサポートを必要な分だけ求められる。物事の無常性や人の相互依存性を理解しているからこそ、謙虚かつピュアなサービス精神で行動できる。そんな素晴らしい大人達に支えられ、何度も挫折しそうになりながらもお互いを振るいた立たせて、ひたむきにマインドフルネスの実践に励んだティーン達。彼らの勇気に背中を押されながら、みんなで一緒に笑って泣いて怒って嘆いて、本当に本当に貴重な体験をさせてもらった一週間でした。

これからその内容を少しづつシェアしていきたいと思います。よろしくお付合いください。

iBmeのリトリートの様子や参加者の声はこちらからhttps://youtu.be/8_naBqJ2ogg

いただいたサポートは海外研修の参加費や経費に充てさせていただき、学んだことを日本の10代の子ども達のサポートシステム構築へと発展させていきたいと思っております。ご支援よろしくお願いいたします。