久しぶりにデンマーク映画を観た話②。
Hej!今回も前回に引き続きデンマーク映画をご紹介。
前回の記事はこちら。
今回観たのは、以前紹介した「アフター・ウエディング」や上記の「未来を生きる君たちへ」を手がけたデンマークの女性監督スサンネ・ビア(Susanne Bier)の作品。
「Den skaldede frisør/ 愛さえあれば(Love is all need you)」
原題の意味は主人公にちなんだ「傷ついた美容師」ですが、邦題は英語寄りになっていますね。キャストは「未来を生きる君たちへ」で母親を演じたトリーネ・ディアホルム、「007」や「マンマミーア」シリーズでおなじみのピアース・ブロスナンの豪華W主演。
あらすじはこんな感じ(Wikipediaより引用)。
娘アストリッドの結婚を目前に控えた美容師のイーダは、乳癌のために乳を切除することにする。治療を終え、自宅に戻ると夫のライフが若い女と浮気している現場を目撃する。一方、アストリッドの婚約者パトリックの父親であるイギリス人のフィリップは妻の死から立ち直れないまま仕事にひたすら打ち込む日々を過ごしている。そんなイーダとフィリップは子供たちの結婚式が行われる南イタリアのソレントで出会い、徐々に惹かれあっていく。
「未来を生きる君たちへ」とは打って変わって大人のラブコメ作品。乳がんや妻の死など重いテーマを扱いながらも、コミカルなタッチで描かれていて、特に舞台となる南イタリアのカラッとした美しい風景が観ていてとっても清々しい。
私が観ていて面白いなと思ったのは、デンマークの文化がちょっと皮肉交じりで表現されているところ。フィリップの誕生日を会社の同僚がデンマーク国旗を振りながら歌を歌ってお祝いするところや、イーダの治療に対する医師の対応など。
デンマーク人の監督だからこその演出だと思います。
また、随所に美しい自然の風景が差し込まれていて、特にそのシーンが物語と関係があるわけではないのですが、
そこもこの監督ならではだなと思いました。
ハリウッドの「ザ・ラブコメ」というよりも、コミカルさもありつつリアルなタッチが残っている絶妙な感じが、観ていて自然と惹き込まれます。
金曜日の夜にソファーでゆったり観るのがおすすめ☺︎ぜひご覧ください!
トレーラーはこちら↓
最後まで読んでくれてありがとうございます!それではVi ses!