若い人はタクシードライバーだけは観ておいた方がいいよ
映画の内容にはなるべく触れずにオススメするコーナーです。Amazonプライムで視聴可能です。
一言で言えば狂った作品です
暴力映画のジャンルにおいては傑作の一つと言えます。ダメな人はダメでしょう。特に真面目な女性は観ない方が良いと思います。
本作は後のタランティーノ、リュックベッソンのレオンの舞台設定などに少なからず影響を与えた作品だと思うのですが、まずロバートデニーロの気持ちの悪さが半端ないです。段階的に気持ち悪くなっていく過程にゾクゾクします。
また13歳のジョディ・フォスターにあの役をキャスティングしたスタッフもある意味でイカれてると思う。社会そのものがイカれていたと思うし、規制の多い現代ではもう作れない作品。時代のキャップを感じざるをえないです。
当時のニューヨークの街並みも鬱蒼とした雰囲気がリアルに感じられて良いです。この街を夜一人で歩くのめちゃくちゃ嫌だなぁとか考えながら観ると面白い笑。薬物、暴力、差別が支配した時代だったのがリアルに伝わって来ます。
ラストシーンでデニーロを見つめる女性の恍惚とした表情が最初とはまるで異なるのが落とし所でしょうか、個人的には大好きな映画です。