この世界にない本を読んだ、ナイスな娘。いや、ナースな娘。
#読み聞かせ #絵本
#看護師国家試験 #やま
#山下ユキヒサ #220731
皆さん、お元気でしょうか?
やまです。
こんにちは。いつも読んで頂きありがとうございます。
さて、
今回の話は娘の小学生時代のエピソードを含めた記事になります。(※記事公開については、先日本人の承諾を得ました)
では、はじめます。
*
さて、長女である。
現在は社会人6年目、二十代後半になろうとするナース。
我が家は彼女の下に弟がいる。その弟も社会人。
2人が小さな頃、寝る前には夫婦がそれぞれ絵本の読み聞かせをしていた。
どこでもすぐに眠れる特技を持つ家内。(本当に、うらやましい)
読み聞かせの途中でたいてい眠ってしまい、開いていた絵本の直撃をよく顔面で受けていた。
*『ぐりとぐら』
*『きんぎょが にげた』
*『はらぺこあおむし』
*『ねずみくんのチョッキ』
*『11ぴきのねこ』
*『しろくまちゃんのホットケーキ』
ちょっと検索してみたらあれもこれも見覚えのある表紙絵のものばかり。
これもあれも読んだ。
何回も読んだ。
何回も顔で受け止めた。
絵本は軽いけれど、装丁が頑丈で角に当たると痛い。声が出る。
他にも、だるまちゃん、カラスちゃん、うさぎちゃん、テングちゃんが主人公のものも、読んだ。
懐かしい絵本たち。
長く愛されてきた絵本は、
これからも長く愛されて、きっと顔面で受け止めるパパ👨ママ👩たちがいるに違いない。
さて、
2人にはお気に入りがそれぞれあって「あれ読んで」「これ読んで」とせがまれた。
親子での楽しい時間。眠りにつくまえの幸せなひととき。
今となってはもう遠い記憶になってしまった。だけどそれらは、かけがえのない記憶だ。
まるで遠くの方でキラキラと輝く大きな宝石のように、幸せの結晶のような濃密な時間だった。
深い深いエメラルドグリーンの、幸せな夜を積み重ねていたんだね。
家族の幸せは、ありふれた日常生活の中にちょこんちょこんとあった。
それは遠くから眺めている今、はっきりと言葉にできる。
たいてい毎晩の読み聞かせ。
絵本の文の通り読む時もあったが、いつもの絵本の後半をたまに創作することもあった。
その日の気分で筋書きを変えるのだ。
同じ話では読む側も飽きるので、私も話しながら遊んだ。
だが、そんな創作も好評で、耳元できゃっきゃっと笑う2人の声は、とても幸せな響きに満ちていた。やがて寝落ちした2人にそっと布団を掛ける。
こんなひとときのやり取りが記録されていれば素敵。
動画もいいけど音声だけというのも想像が膨らんで味わいがある。
それが10年後、20年後聞き直したら、泣いちゃいますね。きっと。
今ならスマホで簡単でしょうけど😊
本好きの私としては、子供たちが少しでも本に親しんでもらえれば嬉しいと思っていた。
読書を通して人生を豊かにと願う親心や、少しでも情操教育になればとか、脳の発達にという下心もあった。
そんな風にしてきた、、、のに、、だから、、といって、、、子供がみんな本好きになるとは限りませんよ〜。
限りません😊(断言)
あれから娘はまともに本を読む人ではなく成長をしてきたらしい。
どうやら、そうらしいのだ。
小学生の頃のエピソードを娘自身から大人になってから聞くことがある。その多くは、今だから話せる話。
驚くような、大笑いするような話もある。
時々当時の親の言動に対して姉弟で「辛かった、嫌だった、悲しかった」などのくくりで、軽やかに話されることもある。
でもね、親も大変だったのよ。子育ても必死だったところもある。
さて、
娘は中学・高校・大学と寮生活をして親元から離れていた。
だから思い出話も時々、十数年の時を超えて耳に入る(当時は親に言えない秘密の話もある)
それに日常生活に忙しく、子供の声を聴きそびれていたということもある。
さて、エピソード。
長女、小学校3年生。
夏休みの読書感想文に悩んでいた。
理由は、本を読むのが嫌いだからだ。
娘は考えた。
どうしたら読書をせずに、感想文を完成させるか?
考えた末、思いついた。
自分が勝手に考えた、この世界には存在しない、架空の本を題材に感想文を書くのだ。
それなら読まなくてもいいじゃないか。
中身は、自分の頭の中にある。
グッドアイデア👍だと本人は思った。
先日、娘帰省時、本人に簡単な取材を試みた。
Google様でも出てこない、本のタイトル。
彼女の頭の中にしか存在しない本。
その筋書きと内容。
タイトルは聞き逃した。多分本人も覚えてはいないだろう。
その感想文を提出したらしい。
問題は起きなかったらしい。
らしい?
だいたい親はちーとも知らない話。
彼女が大人になって、家族団欒のとき時を超えて聞かされた。
笑った😊
やるじゃねーか。
嫌なことを回避するために、知恵を働かせ工夫する。
そして、うまく?乗り切った?
その感想文を是非読んでみたいものだと思ったが、所在は不明だ。
もし今読めるなら、三千円払ってもいい(半端な額)
とにかく、レアだ。
*
そんな長女。
看護師の国家試験では頑張った。押し寄せる大量の活字と戦い、イラスト付きで(イラストは得意)ノートにまとめた。
先輩たちの励まし、
同期との協力関係、
後輩のたちの応援。
その恩恵を存分に受けられる
寮生活の強みもあった。
お互いに助け合った。
だが、
今回は小学生の読書感想文とは訳が違う。(比べる方がおかしいが)
国試受験のため、テキスト、資料、過去問と、あんなに活字を読み込んだ時期はなかっただろう。
そして、彼女は合格した。
「脳みそ使ってなかった部分が沢山あったからね」と彼女はあっさりと言った。
余白があったから勝てた、と言うのか、お前。
「苦手な分野は捨てた」その思いっきりの良さが、貴女にはある。
きらめくような「知」が貴女にはある。
「ほんと、みんなには助けられた。寮生活でなかったら、合格してなかったかも」
それはそうかもしれない。父である私からも、関係者の皆様に感謝する🥲
本当に😊ありがとうございました。(ペコリ)
就職を機に一人暮らしを始めた。
実家に残された、勉学に励んだであろう痕跡の数々。
あなたの努力は、あなたが残していった山のようなテキストやノート類でよくわかりました。
よく頑張りましたね。
受験勉強中、自室のイスをギッコンバッコンやって床に凹みができました。
それは気にはなっていたけど、試験前に追い込みをかけ頑張っている貴女の姿を見て、「床が傷つく」なんて私は小言は言いませんでした。
言えるもんですか。
ギッコン・バッコン。
あのリズムがよかったんだよね。
床の一つや二つ、なんですか❗️
床が凹むぐらい勉強したんですよね。
いろんな勉強方法がありますから。
*
そんな貴女が今年の夏。
結婚しますね。💝
おめでとう😊2人で幸せにね💒
ところで、
もし、子供を授かったら、読み聞かせするのん?