物事を前向きに捉えるススメ~今、家事が好きじゃなくてもOKです~
正直、やりたくないことってたくさんある。自分の好きなことだけをやっていられたら、どれだけ幸せか。その自分時間を削る最も大きな要素。それが家事だなって思う。
手先が不器用な私はとりわけ家事をするのに時間がかかる。やりたくないなー、なんて取り掛かるのに時間がかかって、家事に対しても時間がかかって。何で家事なんかしなくちゃいけないんだろうって何度も思った。
特にやりたくないのは洗濯物を畳むこと。
ついつい、後回しにして洗濯物の山を制作したことは数知れず。
私は洗濯物を畳むことの何が嫌なんだろう?
時間がとられる
1日は24時間しかない。通勤や仕事で時間が削られていくのに、家事まで担っていると自分時間がどんどん削れていく。
自分時間をつくるために夜更かしする。その翌朝、眠いまま家事をするのは、かなりストレス。
眠いのに家事はしたくないよーと思ってしまう。
じゃあ、朝やらなくて夜やるのかって言うとそれは別の話で。疲れてんだよこっちは!の気持ち。
負の無限ループだよ、これは。
完璧にやらないといけないと思っている
多分、こっちの方が比重は重い。
テレビや雑誌で紹介されている綺麗な部屋。キラキラと素敵に見えて、憧れて目指していた時期があった。
シワがつかない畳み方とか収納に沢山入れる方法とか。情報を漁って、いろいろと真似してみた。
でも、それ通りにやらないといけないという気持ちに疲れてしまった。
同じようにできない自分を責めてしまった。
憧れに手を出した結果、余計に嫌になってしまったのだ。
嫌いなことを好きに変える労力
嫌なことを好きになろうとするって結構、苦しい。
だって、自分の気持ちに嘘をついてるんだから。
エネルギーだってたくさん使うし、とても疲れてしまう。
だから、まずは「はー、私って家事嫌いなんだよね!」と認めること。家事を好きになれない自分を許すこと。
それだけで家事への抵抗って薄れるんじゃないだろうか。頑張りすぎなくていいんだ、と肩の力を抜けるから。
そこから、ちょっとずつ家事と向き合って、好きになっていけばいいんだと思う。
それでも、やらないといけないから
とはいえ、洗濯物の山を放置するわけにはいかない。
見栄えも悪いし、見ててげんなりする。“地震が起きて、洗濯物の山に埋もれた”なんて笑うに笑えない。
そこで、自分でも何とかやれそうだなっていうルールを3つ設けている。
①畳みやすいものを1枚だけ畳んでリズムをつくる
綺麗に畳めない!とキレる前に。とりあえず、失敗しなさそうなタオル1枚から畳む。
畳む向きとかにこだわりあれど、ぐっちゃぐちゃになることはないだろう。
畳んでみてリズムを掴む。1枚できたんだから、他もできるだろ?なんて、自分の機嫌をとってみる。リズムにのれば、意外と洗濯物の山もあっという間に崩れ去る。
②洗濯物を畳んだあとのことを考えながら畳む
目の前に人参をぶら下げる例のアレ。
洗濯物を畳み終わったら何をしようか。ゆっくりおやつタイムもあり。のんびりゴロゴロもあり。noteを読むのだってあり。そのままの勢いで他の家事もしちゃう?
いつだって、私たちは行動を自由に決められる。その先を考えるからこそ、今やっていることを早く終わらせようと努力する。
ただ、先を見すぎて今やっていることが疎かになるのは本末転倒。
あくまでも、今を優先に。
③諦めてハンガーラックにかける
これはもう最終手段。セーターとかスカートとか、シワにもなっちゃうし畳みたくないよ!というものは諦めてかけることにしている。
ステージに立つ用のドレスとかスーツとかもまとめて同じ場所にかけてある。
同じ場所にかけるのが結構大事で、「あれ?あの服あっちだっけ。それともこっち?」なんて考えたくない。なので、全部同じハンガーラックにかけている。かけられる分しか買わないので、意外と節約にもなっている。
怠惰ゆえの節約である。
好きにならなくてもいいけどさ
嫌なことをわざわざ好きにならなくてもいい。
自分の心に負担になるようなことなんてしなくていい。
家事がカンペキにできなくたって、私たちは素敵な人間なのだから。
でも、どうせやらなくちゃいけないことだったら、前向きに取り組めるようにはしたいよね、と常々思う。そこら辺は、自分次第でどうにでもなるから。己の捉え方次第で、ものごとは良くも悪くも見えるもんだ。
大切な自分のために、今日も試行錯誤をして家事と向き合う。
その先に、家事を少しでも好きになった今よりも素敵な自分がいると信じて。
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