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ブリ養殖の始まりは今から９０年以上前にさかのぼり、日本の海面での魚類養殖の中で最も古い…
野網 和三郎 著 （１）～生いたち～ 今では高松から高徳線にのると、一時間あまり、昔は…
野網 和三郎 著 （2）～志摩の国～ 大正十年四月、私は三重県志摩の水産学校に入学した…
野網 和三郎 著 （３）～手はじめの頃～ 年間一八〇〇円也、月割にして一五〇円の賃借料は…
野網 和三郎 著 （４）～タイの試育～ 四月初旬から五月にかけて産卵のために外洋から入…
野網 和三郎 著 （５）～ハマチの試育～ 小鯛(カンパチ)、大鯛を放流した区画を更に大きく…
野網 和三郎 著 （６）～寄魚漁権の買収～ 昭和四年十月に至り、昨三年の鯛の蓄養に始まり引続き、ハマチ、カンパチ、小鯛の放流成績を基盤として網区画を竹簀区画に変更計画、南水門増設計画、漁船の整理問題等の計画もあり、これ等の難問題を解決するためにも、その第一番の障害となるべき寄魚漁業権の買収をしなければ永久の養魚事業の諸施策が講じられないという観点から、その買収方法交渉等については、全力を傾けたのである。
野網 和三郎 著 （７）～南水門開設～ 着業三年目をむかえて、試験養魚の結果から将来への…
野網 和三郎 著 （８）～ハマチの古里～ 昨年志摩の国を訪れた時、浜島の仲買魚問屋の兵丹…
