【推したい創作大賞応募作品✨】どまんだかっぷさん「連載小説★プロレスガール、ビジネスヒロイン?」
創作大賞2024への参加作品が続々と投稿される中、
今回は、応募作品の中から「私が推したい小説」を一つご紹介したいと思います☺
今回ご紹介するのは、
どまんだかっぷさんの小説作品、
「連載小説★プロレスガール、ビジネスヒロイン?」です✨
どまんだかっぷさんと言えば、ビジネスの世界を楽しく、面白く、
誰でも読みやすいエンタメ・ストーリーに仕立ててしまう名手のお一人。
今回の作品は、
女子プロレス団体『SJW』に所属する練習生ミナミが、正当な評価がされるプロレスの世界を作りたいという強い夢を抱きながら、プロのレスラーを目指し、そして同時に、事務所の正社員として経営課題にも取り組んでいくという、【プロレス×ビジネス×恋愛】の何とも魅力盛りだくさん✨な作品です。
(↑こちらは、どまんだかっぷさんの「あらすじ」を参考にさせていただきました。)
この作品を読んで私が目を奪われたのは、主人公・ミナミの夢を追う熱意、情熱、輝く姿。
大人になると、無理をしないために「妥協」というものが必要になることがありますが(これはネガティブな意味ではなく、自分で自分を知り、バランスを取ることができるようになるから、という意味。)、
夢を持ち、諦めずに進んで行く姿もやっぱりとても眩しくて。
「どうしてそんなに一生懸命になれるの?」と、ついつい物語の先が気になってしまいました。
主人公のミナミは、中々プロのレスラー試験に合格できない中、事務所の社長の大沢に見いだされ、社員として事務所、ひいては、プロレス興行全体のことを考えながら、興行として必要な経費とコストダウン、利益率が上がらない原因、課題を解決するための手段などを究明・探求し、
DX化やAIの新システム導入についても、一歩一歩進めていきます。
(もちろん、M&Aも!)
そして同時に、プロのレスラーになるための挑戦や、その先にある夢のことを忘れることもありませんでした。
どんな壁が立ちはだかっても、それがどんなに厳しいものであっても、
着実に進み続けるミナミ。
そこには、中学生の時から変わらぬ夢があり、
いつも側で彼女を支え、協力し、見守っている大切な人や仲間たちがいました。
恥ずかしながら、女子プロレスのことをほとんど知らずにいたのですが、
プロのレスラーたちがどんな夢を持ち、
なぜ身体をはってまでこの競技に取り組むのか、
この小説を通して彼女たちの思いに初めて触れた時、涙が出ました。
大人になってからこそ、「青春」って、もしかしたら必要なのかもしれない。
この物語は、そんなことを思わせてくれます。
努力、継続、計画的。そういった言葉もいいけれど、
「好き」が原動力になると、やっぱりものすごい力を発揮することがある。
学生時代、大人にちょっと冷めた目を向けていた私は、
大人になってもやっぱり「本気」になることにどこか冷めていて、
だからこそ、「ミナミたちのことが、うらやましい!!」
と心から思ってしまうのです。
そうそう、
この小説で忘れてはいけないもう魅力の一つが、「ラブ・ロマンス」。
こちらも、ぜひ物語で感じていただきたい。
「誰かが見守ってくれていることを信じられる」って、本当に素敵なことですよね♪
──ということで、
今回は、どまんだかっぷさんの「連載小説★プロレスガール、ビジネスヒロイン?」をご紹介しました☺
時間の都合上、数は限られてきますが、まだまだ推したい作品があります。
ぜひ、またお届けできましたら幸いです🌸
みなとせ はる
※ヘッダーイラストは、雫とコンパスさんの作品をお借りしました。