えべつまちなかアート月間に寄せて
2022年10月に「えべつまちなかアート月間」が初開催され、約一か月に渡り、市内のカフェや施設など10か所に11名の若手作家の作品が展示されました。
みなと計画は実行委員会の一員となり、このイベントを運営していました。
そして今年も開催されることになり、引き続き実行委員会の事務局を担っているところです。
ではなぜ、若手作家に特化したこのイベントにみなと計画が関わるのか?について、この機会にお伝えしたいと思います。
背景:みなと計画とアートの出会い
もとは2020年コロナ禍の真っただ中のときに、若手作家、特に大学で美術を学ぶ若者が、制作の場所や発表の機会を失い、精神的均衡を崩しているというお話を現場に近いところに居た当法人の理事から聴いたのが始まりでした。
そして、「作家である前に一人の若者として向き合う」を軸に相談窓口の運営や制作と働くことの両立の模索、展示会の開催、作家同士の交流の場づくりなどを一年かけて行いました。
このプロジェクトの一つの活動として、若手作家の作品を有償で店舗等に展示する仕組み(店舗側が作家にお金を支払って展示する)を試行しました。
その時の出会いとご縁があって翌2022年に「えべつまちなかアート月間」が誕生しました。
みなと計画が関わるということ
ご存知の通りみなと計画はアートが専門の団体ではありません。
しかし、先述の事業を組む際に、大学の有識者にお話しをお聴きしたところ、「若手作家をサポートするならアート業界だけではなく、福祉など他の業界、社会と接続させることを意識して欲しい」と言われ、みなと計画のような団体が関わる意味をお伝え下さいました。
基本的にやることは普段と変わらず、ただじっとお話しをお聴きし、向き合い、必要に応じて人や機関につなぎました。
ニーズが複数聴かれたら、それを満たすための対話の場や展示会を開いたりもしました。
アートに特化することで今まで出会えなかった若者や、地域の方々と接点を持てたり、アートを専門とするコーディネーターがチームに加わることで話せる言語が増えたりと、若者と向き合うための懐は確実に深くなり、一つの分野をまたぐことの意味深さを実感した一年でもありました。
担うべきはHUBだった
作家とかアーティストと意識する前に、とにかくなにかを表現したい、誰かに観てもらいたいという衝動を持つ若者がまず一歩踏み出してみようとするとき、
ある程度の専門性を身に着け創作発動を始めたが、より多くの人に触れてもらえる機会や作家同士の横のつながり作りに躊躇するとき、
行き詰まって創作活動が手につかず、気持ちと身体のバランスを崩して生活することもままならなくなったとき、
などなど、そんな時にそっと手を添えて支え、希望に応えられるなにかに、持てるネットワークを駆使してつなぐ。
アートが専門ではないからこそ出来るこうしたHUB機能を担えれば、アート業界の既存のシステムと合わさって、幅広く表現したい若者をフォローできるのではないでしょうか。
目指すのは、表現したい若者を育む土壌を作ること
年に一回行うアート月間を単発のイベントとして捉えるのではなく、これを代表的なツールとして、展示会場となる店舗や施設、創作活動を応援したい企業、連携を求める教育機関や行政などとの輪を構築し、表現したい若者を地域ぐるみで育める風土を作りたいと考えています。
あれ、結局みなと計画がいつも言ってることだよね?
はい、そうですね。
参考:ななまるマップ 芸術の秋!江別市で町なかアート展(NHK)https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221104/7000052149.html
えべつまちなかアート月間SNS
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