猫になったらどんな気持ちなんだろう
僕の住む宮城県塩竈市には、浦戸諸島という4つの有人島からなる離島がある。
島は船で2〜30分くらい離れた場所にあり、のんびりした田舎って感じだ。
今日は島に用事がありしばし滞在していたのだが、屋外での取り組みだったために何匹か猫ちゃんが遊びに来ていた。
何か物欲しそうな顔して、ミャーミャーと可愛い声をあげながら近寄ってくる。
でもこちらから近付くと警戒して離れていく。
撫でてほしいわけじゃないようだ。
でもその場からは立ち去らず、またズリズリと近寄って一定の距離を保って佇んでいる。
何か食べるものを貰えないかと伺っているんだろう。
中には親子で近付いてきた猫ちゃんたちもいた。
僕は一時期、人間社会が生きづらくて猫にでもなりたいと思っていたことがある。
飼い猫は結局人間に縛られてしまうから、野良猫の方がいいかなとか思っていたが、野良猫は野良猫で大変そうだなと思った。
食べるために必死で動き回るんだろうし、他の猫との縄張り争いなんかもありそう。
近所の野良猫なんて身体がボロボロだったから、しょっちゅうケンカしてたんだと思う。
たぶんどの世界に行っても辛いことや苦しいことはあるはずだよなって、猫ちゃんたちを見て感じてしまった。
それよりも、楽しいこととか嬉しいことに目を向けて、それらの時間を増やしていくにはどうすればいいか考えていく方が建設的な気がする。
食べることだったり、寝ることだったり、それだけでも不自由ないのは幸せなことだ。
猫ちゃんたちよ、そう思えたひとときをありがとうね。
というわけで、明日も心穏やかな1日を。
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