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【女帝】東京女子医大の独裁的経営と悪行の実体

東京女子医科大学(東京女子医大)の元理事が関与した背任事件は、非常にショッキングな内容だった。報道されている情報を基にその背任行為の詳細を明らかにすると、問題の深刻さがより鮮明に浮かび上がる。事件の経緯とともに、元理事が行ったとされる不正行為の数々と、その背後にある独裁的な経営スタイルについて切り込んでみようと思う。

元理事の不正行為

元理事による背任事件は、ただの資金の不正流用にとどまらず、組織全体の信頼性を損なう重大な問題だった。報道によると、元理事は東京女子医大が所有する資産を個人的に流用し、学内の資金運営を支配していた。

不正流用金額

事件発覚後、元理事が関与した不正な資金流用は 約12億円 にのぼることが判明した。この金額は、大学が運営する病院や学内の研究開発、医療教育などに使用されるべき資金であり、特に医療設備の購入資金や研究者への支援が犠牲となった。

具体的な不正行為

元理事は大学所有の不動産を 4億円 で売却し、その売却金を自らが関与する別の事業に転用していた。さらに、寄付金約 1億5千万円 を無断で使用し、私的な高級車の購入や豪華な旅行に充てたとの報道もある。

不正な契約と人事操作

元理事は、医療機器の購入に関しても不透明な契約を結び、業者に対して 数千万円のキックバック を受け取っていた可能性が指摘されている。また、大学内での昇進や人事権も私的な利益のために使用され、反対意見を述べた職員は冷遇されるか、解雇されたりしたとされている。

「女帝」と呼ばれた経営スタイル

元理事が「女帝」と呼ばれる所以は、その圧倒的な権力を背景にした強権的な経営スタイルだ。彼女の指導下では、ほとんどの決定が独断で下され、意見の異なる者が抑圧される環境が作り出された。以下は、元理事の経営スタイルを示す具体的なエピソードだ。

独裁的経営方針

元理事は、理事会やスタッフに対して一切の異論を許さない方針を採った。例えば、ある理事が不正の疑惑について質問した際、その理事は後に解任され、代わりに元理事に従順な人物が昇進した。このように、彼女の意に反する者は即座に排除され、組織は恐怖に支配されることとなった。

評価と昇進の偏り

元理事が関与した不正行為を示す一例として、昇進を左右する「忠誠心」が挙げられる。彼女の権力を支持する者には優遇され、反対者は冷遇された。彼女の影響下で 30%以上の職員 が異動や解雇に直面し、その多くが反対意見を持つ者だっようだ。

北朝鮮のような恐怖政治の実態

元理事の経営スタイルは、まるで北朝鮮のような恐怖政治に近いものだったと揶揄されている。彼女は、学内で従順な人々を優遇し、反対者を徹底的に排除することで権力を維持していた。このような管理手法は、組織内部に極度の不安と恐怖を生み、結果的に創造性や意欲を削いだのだ。

学内で反論を試みた者に対しては、職務の変更や降格、解雇などが行われた。元理事に反抗的だった医師や職員は、「業績評価」において低評価をつけられ、最終的には職を失ったと証言する者もいる。また、重要な会議では、元理事が事前に議題を決定し、反対意見を排除するような方法が取られた。学内の情報は制限され、従業員は「知りすぎない方が良い」と感じるような状況に追い込まれた。

組織文化と経営改革

東京女子医科大学の背任事件は、組織文化や経営スタイルの深刻な問題を浮き彫りにした。元理事による不正行為は、約12億円にのぼり、大学内での透明性欠如と独裁的経営は、学内の信頼を大きく損なった原因となった。今後、東京女子医大は改革を進め、透明で倫理的な経営を実現する必要がありるだろう。まずは、組織内での健全なリーダーシップと意見交換が行われる環境を作り上げることが、東京女子医科大学が最初に取り組むべき課題になるだろう。

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