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セミの話


2024年7月24日(火)

ミンミンゼミの鳴き声が大きくなってきた。
いよいよ盛夏だなぁと感じる。
夏は短いけれども、その短い中でも盛んに鳴くセミの種類は徐々に変わっていく。
暦よりもリアルに季節の変化を教えてくれる。
大阪ではミンミンゼミはほとんどいないから、東京で暮らして以来、ずっとミンミンゼミの鳴き声が新鮮だったけども、徐々に慣れてきた気もする。
自分の体と心がこの環境に馴染んできたことを感じる。
でも大阪に帰ってやかましいクマゼミの鳴き声を聞くと、「わー夏やー」と思う。
この体と心に染み付いて離れない大事なものの存在を感じる。
セミと僕。

都会では、夜も明かりに照らされ続けて昼のように明るい木々がある。
セミは昼夜の区別が付かないのか、明け方でも鳴き続けている。
明け方まで働いて帰る時、そんなセミに自分の姿を重ねる。

セミはこの夏に全てを賭けている。
高校球児みたいだなぁ。
セミみたいに生きたいよ。

土用の丑の日。
思いがけず、鰻を食べれた。
幸せだなぁ。
大学生になって以降、寿司と同じく、鰻も人に食べさせてもらうものだよなぁと思ってきた。
自分のお金で鰻屋さんに行ったことはない。
そろそろ若者を鰻屋さんに連れて行けるぐらい立派な人になりたいなぁと思う。
最早、鰻はステータスになってるんだなぁ。
がんばろ。

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