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決定的瞬間


2024年9月12日(木)

研究室の窓を見ると、網戸にアブラゼミが止まっていた。
おぉ。
初めて、止まっているセミを裏側から見た気がする。
気がするっていうか、絶対そうだろう。
世の中に、止まっているセミを裏側から見たことがある人が、一体どれだけいるのか。
これは、決定的瞬間だ・・・っ!
アンリ・カルティエ=ブレッソン。
ちなみに、「決定的瞬間」は英語版の彼の写真集で付けられたタイトルで、彼自身の言葉ではないらしい。
その写真集のフランス語の原題は『Images à la sauvette(逃げ去る構えで撮られた写真)』とのことで、こっちの方が臨場感を覚える(犬伏雅一、「決定的瞬間というポエティクス」https://www.osaka-geidai.ac.jp/assets/files/id/601)。
考えてみたら「決定的瞬間」ってよく分からん言葉だな?

閑話休題。

セミにフォーカスを合わせようと頑張ったけど、僕のスマホのカメラでは無理だった。
でも撮れた写真を見てみると、フォーカスのあった風景を背景に、存在感のあるセミが前面で止まっていて、めちゃくちゃシュールになっている。
本当にシュールレアリスム。
マグリットの絵みたいだ。

セミも僕を見ていただろうか。
何を思ったか。

なんか、あんま固有名詞を出すとスノッブな感じがしてイヤだな。
まぁ書いてしまったからそのまま出すけど。
そういう人間なだけかもしれない。

夜は唐揚げを食べた。
大好物ではないんだけど、好きだ。
いつでも食べれば満足して、時々無性に食べたくなる。
100点は出さないけど、合格点は下回らないキャラ、みたいな感じだ。
次食べるのはまた来月ぐらいだろうか。
次回もたのんますよ、唐揚げ。

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