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💊尋常性毛瘡(カミソリ負け)とは?


概要


尋常性毛瘡
とは、簡単に言えば「カミソリ負け」「ひげ剃り負け」のこと。

原因
カミソリを使う際に肌を傷つけてしまい、その非常に小さな傷から細菌が入り込むことで起こる。より詳しく言えば、ブドウ球菌が感染して炎症を起こす毛のう炎。


場所と症状
通常は男性の口ひげやあごひげの部位など、ひげが生えるところに見られる。女性の場合、すねや腕の毛の処理の後にも起こる場合もある。
毛穴に一致した赤いニキビのような発疹を特徴する。これらが次々に生じて一進一退を繰り返す

対応

症状を繰り返したり、慢性的に経過すると感染部も深くなって治療に時間を要するし、基本的には受診勧奨を推奨する。

どうしてもなら受診勧奨しつつ、ドルマイシン軟膏で対応を。

ドルマイシン軟膏
カミソリ負けは細菌が原因。
細菌感染にはドルマイシン軟膏といった抗生物質で対処を。


⚠️オロナイン軟膏はオススメできない!

根拠:有効成分はドルマイシン軟膏のような抗生物質ではなく、クロルヘキシジングルコン酸塩(低水準消毒薬)のみだから。

オロナイン軟膏
オロナインは昔の薬(1953年発売)故に
12種類の効能がある万能薬となっているが、特別な成分は入っていない。


日頃の対策(アルージェシリーズがオススメ)

髭剃りは「洗顔→シェービング→保湿」の順番が基本。

まずは洗顔
洗顔はひげに水分を与え柔らかくする効果が期待できるから、滑らかに剃りやすくなる(肌を傷つけにくくなる)。そもそも、洗顔前にカミソリを使用すると、不衛生だしね。

オススメの一例:アルージェ モイスチャーフォーム

アルージェ モイスチャーフォーム
効能・効果:皮膚の清浄、にきび・かみそりまけ及び肌荒れを防ぐ。


ひげ剃り後は保湿
ひげを剃るときに一緒に角質を削ってしまい、肌が持つバリア機能が低下してしまうことがある。肌にうるおいを与えることで肌のバリア機能の回復を助ける効果がある。つまり、低下したバリア機能をケアするためには、保湿ケアも重要ってこと。

オススメの一例:モイスチャー ミストローションⅡ (しっとり)

モイスチャー ミストローションⅡ (しっとり)
保湿①
水分を保持するセラミドをたくさん含むアルージェのローション

ローションの次は…

オススメの一例:モイスト トリートメント ジェル

モイスト トリートメント ジェル
保湿②
水分の蒸発を防ぐジェル

保湿①(ローション)と保湿②(ジェル)のダブル使いがオススメ。

以上。
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