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静岡県南伊豆町。小さな町で地方創生にチャレンジする意味。


BLUELaIZU株式会社を南伊豆に誕生させた思い。

「南伊豆は宝の山だと思う。宝物にする仕方が分からないだけ。」

2018年。BLUELaIZU株式会社長田芳郎代表取締役社長のインタビューでの言葉。

この言葉こそ、この地域が活性化するために必要な視点だと思います。

長田社長はここ南伊豆町で90年以上続く長田建設工業株式会社の代表取締役社長です。

長田建設工業が掲げるビジョンは「地域社会に貢献し、地域に愛される企業」。
「Challenge to change」変化への挑戦....我々は今、建設会社という枠を取り払い、さまざまな取り組みにチャレンジしている真っ最中です
社内の構造改革や他業種への進出、異業種との連携・・・
失敗を恐れず、変化を恐れず、進化し続けていきます。
その理由はただひとつ.....「地域から愛される企業」であり続けるためです。それが、我々のできる一番の地域貢献と信じて。
(公式ホームページより)

本業である建設会社の枠を飛び越え、ここ南伊豆町のために何ができるか。
まさにその取り組みの1つの答えがBLUELaIZU株式会社の設立です。

新しい選択肢をつくるチャレンジの場所「らいずや」

観光立町として昭和の時代から続く南伊豆町の観光。
社長ご自身も幼い時からその時代にあった町の賑わいを実感されています。
しかし、平成11年に約34万人いた宿泊客数が令和元年には約17万人まで減少するなど、長引く不況や暮らしの多様化、民宿経営者の高齢化による廃業によって宿泊施設が減少するなど、南伊豆町の観光は大変苦しい状況が続いています。
【参照:静岡県観光交流の動向】
https://toukei.pref.shizuoka.jp/kankouseisakuka/data/21-010/documents/r01kankoukouryuunodoukou.pdf

このような現状の中、元々旅館だった施設を買い取り、完全セルフ形式の宿泊施設「らいずや」をオープン。チェックイン・アウトや部屋の簡易清掃をユーザーによるセルフ形式にするなど、極力人件費を抑えつつ、温泉や大型のシェアキッチン、BBQ場、コワーキングスペースなど、ユーザーが自分の好みに合わせた滞在スタイルで過ごせる空間を提供。家族連れ、カップル、一人旅まで、幅広い層のユーザーに利用されており、リピーターも多いことが特徴的です。さらに、連泊滞在も可能であることから数週間から数か月滞在するユーザーもいます。

http://www.raizuya.com/

これだけ充実した施設ですが、宿泊費は一人3,400円~/泊。ここにも長田社長が掲げる地方創生への思いがあります。それはらいずやの宿泊費を抑えることで地域内の消費につなげることです。
旅館や民宿に食事付きで宿泊するスタイルがこれまでこの地域での宿泊スタイルでした。一方、らいずやはセルフキッチンやBBQスペースも備え、自炊が可能であることから、例えば地域の干物屋、肉屋、お総菜屋、酒屋、直売所など、地域の商店やお店で食材を購入して食事をとるユーザーが多くいます。
また、町内のケータリングやテイクアウト可能な飲食店の紹介もしています。もちろん近くの飲食店での食事を楽しむユーザーもいます。
このような場所が一つできることで、これまでの旅館や民宿での宿泊とセルフスタイルでの宿泊という2つの選択肢が地域に生まれることになり、新たに南伊豆を訪れるユーザーを獲得できるチャンスができます。
らいずやを拠点として南伊豆町内での地域消費を促し、少しでも地域の活性化につなげる仕組みにチャレンジしています。

これからも続く地方創生へのチャレンジ

BLUELaIZU株式会社が目指す地方創生へのチャレンジはまだ始まったばかりです。
地域プロモーション、空き家の再生・活用、未利用資源の活用、そして地域内外のプレーヤーを繋ぐMINANETプロジェクトe.t.c。
このnoteではこれらのプロジェクトについて順次その様子を公開していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます!

BLUELaIZU株式会社

らいずや

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BLUELaIZU株式会社/MINANET-ミナネット-
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