(詩)ちいさなポエム〜千駆けて
誰にでも良い顔をする人よ
優しい言葉
ひとたび口から放たれたら秒で
数多の感謝、羨望、称賛が集まる
誰からも好かれる
甘い言葉の甘い住処
フワフワのメレンゲみたいな場所
ですか、そこは
ああ、私はそんな所
甘ったるくてゴメンだったの
いち抜けて千駆けたような
彼方にさよなら
優しい言葉、甘い声
惜しみなく誰にでも放つ
本当の本当は
埋められない寂しさを
抱えてるんじゃないかって
私の勘がそうささやいて
隠された
悲鳴のような声とか
泣きそうな瞳とか
ちゃんと
覗き込んであげたかったよ
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