【読書感想文】カバーが二重になってた阿佐ヶ谷姉妹のエッセイ
阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らしを買ったら、最初についているカバーの下からもうひとつカバーが出てきた。
こんな経験は、買いやすい表紙になっていた「夫のちんぽが入らない」以来だ。
最初に出たときはこの表紙だったようです。
イラストで、舞台衣装のピンクドレスで、間取りの相談をしている!表紙からして2人は仲が良いが、少し広いところか、近すぎると生活音や家事の分担もめんどうだし、少し離れて別々に暮らすことを相談しているのです。
その後エッセイがヒットし実写化。女芸人ナンバーワンを決めるW1や細かすぎて伝わらないモノマネ大会で成功し、新しくもう一枚の実写のカバーをかぶせて売られた。
イラストでは着ていたピンクの舞台衣装をハンガーにかけて、やはり何か食ってるけど、せんべいからどらやき?に変わってる。本当に普段の2人のところに急に押しかけて撮らせてもらったみたいな一枚。
そして、もうふたりは間取りを見ていない。
代わりに、明らかにこたつとの距離を考えると大きすぎるテレビがある。その脇にはどう見ても鑑賞用ではない、豆苗?カイワレかなにか、すごく生活感ある植物が見える。
二種類のカバーは似ている構図だけど、一般に認知されて、イラストより写真のほうがいいと判断されて、生活に余裕が出てきたはずだけど、衣装や庶民感覚はそのまま。
変わった部分も変わらない部分も、ふたつの表紙に記録されている。
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読んでくれてありがとうございます。
これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。