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ドラゴンクエスト新作発表といえば「七つ風の島物語」

ドラクエの新作発表?が近々あるそうです。オンラインかな?携帯?スマホ?「ダイの大冒険」無双?

ぼくがドラクエ発表と聞いて連想するのは「七つ風の島物語」と「サッカーRPG」。
そういう人もいるのです。

画面写真は見ていたけど、こうして動画で見るのは始めて。


それはわしの若いころ…旧世紀末のころじゃった・・・ゴホゴホ。
エニックス(現スクウェア・エニックス)が、プレイステーションで「ドラゴンクエスト7」を発表したとき、ライバルのセガサターン専門誌はそのニュースをどう扱うべきか頭を痛めているようすじゃった。
自分の買ったハードが「先行きあやういです」とハッキリ認識せざるをえない出来事だったから。
雑誌なのに読者のどよめきがインクに封じられてるみたいだった。

ただ、落ち込んではいたものの、エニックスはセガサターンに参入したのです。ドラクエに代わるものを提供してくれるんじゃないかとポジティブに受け止めることもできた。

スーファミ時代のエニックスは、1作で終わらせるのがもったいないような印象に残るゲームをたくさん出していたので。

「天地創造」とか「アクトレイザー」とか、意外なところで「いたスト」とか。買った人の満足度はドラクエに劣らない佳作がたくさんあるメーカーなので、このあたりがSEGAハードでやれるならドラクエなくても全然OK!

実際にエニックスが作ったのが「忍ペンまん丸」のゲーム版。

対象年齢も違うし、ポリゴンの頭はまん丸を表現できずに、青い紙風船を直射日光の下に放置したみたくなってた。​

パッケージに書かれた目玉要素は、ゲーム機ではなくCDプレーヤーに入れると声優からのメッセージが聞けること。勝負を捨てている


もうひとつ発表したのは完全新規タイトルの「七つ風の島物語」
3DCGがの美しさをどこも競う中、ガンコにドット絵。あえてスローテンポな絵本風の世界観。ムービーに実写フィギュアを使うという話もあって、21世紀以降の「雰囲気ゲー」の香りがする野心作。

当時は「うーん」だったけど、ちゃんとドラクエとは違う方向の勝負作を用意してくれていた。
残念ながら格闘ゲームとギャルゲー、高クオリティRPGに飢えていた中高生ユーザーの心はつかめなかった。これはユーザーも悪くて、たくさん芸術にふれて感性を養っておけば「よさそう」と思えるゲームだった。

セガサターンユーザーは、わかりやすく大きく3回どよめいた。
・チュンソフトが参入して「不思議のダンジョン」でなく「街」を発表したとき。
・世界初の映像のないゲームとして語り草になった「風のリグレット」初回特典がハーブの種。
・ドラクエと思いきや忍ペン

そのときはスルーしたくせに、やらなかったことで、やったやつよりも記憶に残ってるゲームがあったり、作品よりも発表されたときのことを鮮明に覚えているのは不思議。

RPGのエニックスが、セガサターンで唯一出したのは「サッカーRPG」だった。「サカつく」と混合されがちだが、これも購入者からの評判は悪くない。

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南ミツヒロ
読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。

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