【ゲーム日記】初めてのFF12は巨大な数式
PSplusプレミアムで配信中のFF12を始めて、あらためてファイナルファンタジーってすごいなと呆れたり感動したりしている。
何が凄いってオールドファン切り捨て感が。
昔のまんまでいいです!7か10と同じようなのお願いします!って言われても毎回変える。裏切る。リスクをとる。
12は、11と13のあいだの数字。
FFでは、まだ普及してないオンラインになったFF11と、いずれ出るという情報だけでプレイステーション3を支えていたFF13のはざまにある。
街並みを見るだけで、なんて豊かな世界観!アニメからファンタジー映画に一歩近付いたくらいの味付けで、最新の、鮮明なCGで実在の役者が出てくるゲームよりも、豊かさを感じた。
現実が混入してない世界。
国を占領された少年ヴァンが、町の外の砂漠を歩いて、うろつくハイエナをセミオートでチクチク攻撃して、装備できるアイテムを増やしていく。世界は壮大で、主人公は小さい。日本のRPGの序盤のこの感じ、ずっと好きだった。
それが、今作の特徴「ガンビット」が出てきて不安になる。
キャラクターひとりづつ、
「目の前の敵に攻撃」
「体力半分以下で回復」
と、命令系統を作っていくシステム。
ルールを理解して使いこなすことで世界を広げていく。
ストーリーより「システム」のゲームだ。ゲーム自体が巨大な数式のようだ。
ライセンスとかガンビットとか、当たり前のように会話に出て店で売ってるけど、
「目が見えなくなったら勝手にめぐすりを使う」行動パターンを売ってるってどういうことなのか、それはわからん。
ストーリーよりもシステム重視だけど、背景のストーリーはシンプルな勧善懲悪でいいかというと、そっちも語る気マンマン。
俺たちが一番かっこよくて面白いと思ってる物を全力で作るからお前らも受け止めろ!といった具合。ユーザーを舐めてない。リアルタイムでこの戸惑いを体感したかった。
つぎはプレイステーション5で「FF16」だそうです。
シリーズが完結することもなく、規模はどんどんでかくなり、新作のたびに新しいゲーム性が求められて、ファイナルファンタジーはどこへ行くんだろう。
読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。