【レポート】バイロンヨガイベント@プリンスホテル
プリンスホテルで開催されたバイロンヨガイベントの全行程が無事終了しました。
7月末に1回目の打ち合わせをしてから、あっという間の3ヶ月間でした。
両手から溢れるほどの感謝と、学びと。
今回はそのレポートです。
9/1〜10/31まで首都圏12のプリンスホテルで開催されるオーストラリアフェアのレセプションがありました。
駐日オーストラリア大使や豪ナショナル企業の方々が参列した華やかなパーティー。
そこで、2回に渡り開催されるバイロンヨガイベントの紹介と、椅子を使った簡単なヨガ指導をさせていただきました。
出番までドキドキしつつも、提供されたオーストラリア料理と微発泡ワインの美味しさに感動。
食べ過ぎてお腹がぽっこりでないように気をつけましたが、無理でした。笑
後から、スーツ姿のおじさま達やシェフのみなさんも積極的にヨガに参加していたと聞いて、心がじんわり温かくなりました。
(手の平を擦り合わせた後の温もりを感じてもらっているところ)
イベントをキビキビ仕切り、プロのお仕事をしていたホテルマン達に触れたおかげで、産後のぼんやり脳にスイッチが入りました。感謝。
朝8時にプールサイドに集まって、緑に囲まれた自然の中で、まずは呼吸を身体に巡らせるところから。
鳥のさえずりに耳を澄まし、肌をなでる風を感じて、目を瞑ってただ座る。
忙しい毎日の中で、ただ座るという行為は意識しないとできないですよね。
そうやって、自分と向き合うことで心が安心したり、新たな感情に気づいたり。
そこから呼吸と身体を連動させて、ゆっくり動いていきました。
ヨガが初めての方も多くいましたが、最初はキョロキョロしていたものの
終盤は自分の時間に集中されていたように思います。
ヨガの後は、ラウンジもみじに移動して、私が住み込みヨガ生活を送った豪バイロンヨガセンターの名物朝ごはんキチュリ、彩りサラダとハーブティーを。
別日に事前の試食会をしていたので、当日のキチュリは更にバイロンヨガセンターのそれそのものでした。
チリや生姜、ゴマなどのトッピングも完璧。
参加者のみなさんも初めて食べた味!美味しい!と完食していました。
食事中に、参加者全員と個別にお話しましたが、いろんな感想を直接聞けて、またバイロンベイのこともたっぷりお話できて私自身も楽しませてもらいました。
良い人たちばかりで、嬉しい新たな出会い。
トークショーから始まった本イベント。
・バイロンベイとの出会い
・バイロンベイの街/ヨガとは
・バイロンヨガセンターについて
・住み込みヨガ生活について
・現地の食生活や環境への意識
などなど、写真や動画も見てもらいながら、私の経験をお話させていただきました。
バイロンベイの街そのものやバイロンヨガセンター、そしてヨガが大好きすぎて話したいことは溢れるほどありましたが、
決して自分が話したいことだけ、一方通行にならぬよう気をつけたつもりです。笑
そこから、外に移動して、この日のメインイベント90分のサンセットヨガ。
東京タワーを目の前に最高のロケーション。
舞台袖では、直前までホテルスタッフの皆さんと雨雲レーダーを見て雲行きを心配していましたが、最後まで雨に降られることはありませんでした。
神様〜、ありがとう!!
90分あったので、たっぷり瞑想と呼吸法の時間をとることができました。
太陽礼拝などしっかり動いた後は、陽が落ちて暗くなっていく空模様に合わせて、クールダウンをして心も落ち着かせて。
ヨガの気持ち良さが伝わるように、祈りのように願いを込めて誘導させていただきました。
ヨガが終わった頃には、すっかり陽も落ちて、美しくライトアップされた東京タワーの前で撮影大会をし、ディナー会場へ。裸足でただ芝生を歩くだけで気持ち良いですね〜。
ディナーは全ヴィーガンメニュー。
植物由来の食材で白砂糖を一切使用しない、身体に優しく美しいお料理たち。味はお墨付き。
ディナー中は、各テーブルをまわり、参加者の方々とたっぷりお話させていただきました。
時間の関係で話せなかった方がいて、そこだけ心残り。
バイロンベイやヨガセンターに行きたい!という声や、ヨガの感想、私にもいろんな質問を投げかけてもらい、この時間は本当に楽しい時間でした。どんなことを話したか全て覚えています。
それぞれ、様々な状況や環境がある中で、何か新しいことを体験したい、リフレッシュしたい、自然の中に飛び込みたいなど、いろんな想いのもと参加してくれたことがよくわかり感謝の一言。
コロナに奔走された仕事がようやくひと段落し、今回のイベントに参加したという方がいて、久々に心が落ち着く時間になったと感想をもらった時は、心の奥がじんわり温かくなりました。
話に夢中になっていたら、終了時間があっという間にきて、無事イベントの幕が閉じたのでした。
この問いについて、今回のイベントをきっかけに色んな想いを巡らせました。
私が帰国して2年強経っても魅了され続けているもの。
私が約12年前にヨガを始めたのはダイエット目的でした。
当時はホットヨガで汗をかいて、ヨガとは最高のエクササイズだと夢中になっていました。
それが、バイロンヨガセンターでヨガ資格を取りに行き、初めてのヨガクラスで私はポロポロ泣いてしまったのです。
身体的なものと思っていたのに、その先生は心にアプローチをしてきました。
まるで当時の私の心を見透かしたような、心にグサッと刺さる本質的な問いを投げかけてくる。
「あなたが今力んでいる部分は、それほどに必要なことですか?」
一見ポーズに対して言っているように思えましたが、その後ろにある人生を問われているようなそんな気持ちになったのです。
当時は会社を創業し駆け抜けて、少し燃え尽き症候群のようになっていたのもあると思います。
ヨガの聖地と言われるバイロンベイでは、ヨガは心を整える時間、自分を労わる優しい時間として捉えられているように思います。
もちろん、エクサザイズやダイエット目的としてヨガをしているローカルもいると思いますが、参加する度に感じたクラスを包むエネルギーは、そのような理由には到底思えなかった。
ポーズができる、できない、見栄え云々よりも、いつも心が真ん中にある。
なぜかホッとする、自分を両手で大切に扱う時間。
そんな尊重される時間がバイロンベイのヨガだと思っています。
私が師匠と仰ぐ先生まで、自分はまだまだ程遠いですが、私もそんな導きができるよう人生をより濃くしていこうと日々もがいています。
ご参加いただいたみなさんはもちろんですが、今回声をかけていただいて、内容盛りだくさんのイベントサポートをしていただいたホテルのみなさんにも心から感謝しています。
PR会社にいた頃、ホテル案件を担当することが何度かあり、月単位で出向した経験があるので少しだけ内情は知っているつもりです。
多くのプロジェクトを抱え忙しい日々の中、いつでも気持ちの良い対応、プロフェッショナルなお仕事を見せていただいて、たくさん勉強させてもらいました。
また、一緒にお仕事ができるよう厚みのあるヨギーを目指します。
心からありがとうございました。
普段のヨガクラスでもそうですが、今回のイベントを通して、私がヨガを通して伝えたいことは何か?と改めて思考する時間でした。
私の思いとは裏腹に、特にヨガに不慣れな方は分かりやすい指導を求めているとはわかりつつ(笑)、それでも前に立って何かを伝える者として、核の部分は絶対だと思っています。
ヨガは不思議なほどに、人生そのものがマットの上で露呈するので、日常で決してフラット続きではない、時には荒波が訪れる心を平坦に、そして真ん中に戻す作業にとにかく集中しました。(主に育児は荒れる。笑)
絶対的に変わらなかったのは、ただ単にヨガ好きであるということ。
これに出会えただけでも幸せだな〜と思いながら、皆さんへ祈りのような想いを乗せていました。
少しでも何か伝わったなら、これほどに嬉しいことはありません。
そして、触れた分だけ奥が深くなるのがヨガだとまた知って、改めてヨギーの道を極めようと決意を新たにしたのでした。
To Take Care of Others, Start by Taking Care of Yourself.
自分を労る優しい時間。
どうかみなさんに伝わりますように。
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Event Photo by Kumiko Saotome
Byron Bay Photo by Futaba Kono
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