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【バイロンベイヨガ留学インタビュー】バリキャリ女子の新たな挑戦(後編追記)

こんにちは!
ヨガ講師兼ヨガ留学カウンセラーの美波です。

今回は現在バイロンヨガセンターでヨガを学んでいるKさんのインタビューをご紹介します。

特に、キャリアチェンジを経てヨガ留学を検討している方の参考になれば嬉しいです。

Kさん(39歳)のステータス (インタビュー当時)
コース:Certificate IV 1年間(英語)
ビ ザ:学生ビザ
学 期:3学期目(全4学期制)
滞 在:バイロンヨガセンターに住み込み
資 格:日本でRYT200取得済み(Teaching経験あり)
英 語:短期留学や海外出張などで英語経験あり

バイロンヨガセンターに留学中のKさん


以下、
M:インタビュアー美波 K:ヨガ留学中のKさん
(インタビューはオンラインで行いました)


M:Kさんお久しぶりです!今日はお時間ありがとうございます。

K:美波さん、お久しぶりです!よろしくお願いします。

M:今はどこにいますか?

K:今バイロンヨガセンターの自分の部屋にいます。

M:出発して9カ月目を迎えますが、英語での生活は慣れましたか?出発前は忙しい合間をぬってオンライン英会話を頑張ってましたよね。

K:バイロンヨガセンターでは、現在3学期目が始まっていますが、先生が話すことの8~9割程度は理解できるようになってきました。とはいえ、前後の脈絡から想像して理解することもあれば、全く新しい情報だとついていけないこともまだあるので、いつも全神経を集中して臨むようにしています。

特に1~2学期目の頭くらいまで、解剖学や哲学など何を言っているかわからない場面は多々ありました。

※Cert IVコースの期間は、3ヶ月×4学期=12ヶ月です

M:そんな時の対策はどうしていましたか?

K:同じクラスにもう一人日本人がいるので、その子と協力していました。(この方のインタビューはまた別途ご紹介します)

先生にお願いをして特別に授業で使うスライドをもらい予習していました。
予習の時間が持てなかったときは、授業中に同じスライドを自分のパソコンにも映して、英語がわからないところは翻訳をしながら授業を受けていました。

M:宿題はどうですか?

K:生徒用のWebサイトがあって、そこで全部完結するようにできています。
Knowledgeクイズを受けたり、ヨガクラスのセッションプランを組むこともあれば、リスクマネージメントやビジネスプランを入力するフォーマットがあるので翻訳アプリを使い倒しながら提出しています。笑

ビジネスプランに関しては、KPI設定などは前職で普通にやっていたことなので特に苦労はなく、翻訳さえできれば問題ありませんでした。
また、日本で取得したRYT200の勉強で解剖学や哲学の知識はある程度あったのでそれも助けになりました。

とにかく宿題に関しては翻訳アプリを活用しながらやると大丈夫です。笑

M:ヨガセンターでは、自分が先生になってヨガを教える時間がありますが、人前で教えることに慣れてきましたか?

K:1,2学期目は短い時間(10~15分)でも毎週自分が教える時間があったので、慣れてきたという実感はありました。ただ学期間の休みで旅に出たブランクや、3学期目は生徒数が増えたこともあり、今期は2回だけPublic Class(45分)を教えることになっています。なので、1回の重みが大きいので少しプレッシャーを感じています。

楽勝だぜー!という感じではないですが、最初の頃よりはひーひー言わずに楽しめてます。笑

M:一学期目のティーチングはあり得ないくらい緊張しますよね!笑

K:めっちゃ緊張しました!笑 泣きそうになりながら頭が真っ白になっていた時期もあったので、それを思えば慣れてきたと言えると思います。

M:Kさんは、日本でRYT200を取得して渡豪していますが、日本で学んできたヨガとバイロンヨガセンターのヨガの違いはありますか?

K:バイロンヨガセンターのヨガは老若男女幅広い層に適していて、例えば怪我をしている人やお年寄りの方にとっても優しいヨガだなと感じます。
プロップス(ヨガブロックやブランケット等)を多用したり、ポーズにおいての注意事項や禁忌事項をクラス中に意識して伝えるところは、日本で勉強していたときにはあまり習っていなかったのでとても勉強になっています。

M:逆に物足りなさはありますか?

K:もっともっと教える時間が持てたらなと思います。ひーひー言ってはいますが、やっぱりインプットしたものを教える機会があればあるほど身になると思うので、緊張しつつももっと教える時間が欲しいです!

M:そもそも、Kさんがヨガ留学を決めた経緯を改めて教えてもらえますか?16年間積み上げたキャリアからの方向転換は大きな決断だったと思います。

K:学生時代から海外志向ではありました。10代の頃に経験した海外旅行やカナダでの短期留学で海外・異文化交流・国際協力への興味が高まりました。高校時代に留学のチャンスを逃したことや、長期休みで海外ボランティアに参加した経験からいつか留学したいという思いを抱えて社会人になりました。

就職した教育関係の企業に現在留学するまで16年間勤めることになるのですが、グローバル展開する事業だったのでいつか海外に関わる仕事ができると総合職として目の前に仕事に従事しました。

コロナの前に、念願の長期海外出張(アメリカ)のチャンスを経て、日本と海外を行き来する生活が始まり充実感も高まっていた後にパンデミックが起きました。

控えていたフィリピン出張も中止となり、日本で完全リモート業務が始まりました。朝から晩までずっとPCと向き合う毎日で、気がつけば心身ともにガチガチになっていました。

「このままPCの前で残りの20年+αを過ごしたくない」「一度きりの人生、このままでいいの?」と思うように。

そこで久しぶりにヨガを真面目にしようと思って、RYT200講座を受講し、ヨガの素晴らしさ、先生・仲間との有難い出会いを通して、この日常に変化を起こしたい、大きなチャレンジをしたいと決心して、ヨガのインストラクターを含めた別のキャリアを念頭に仕事を辞めることを決意しました。

そこから細々と紆余曲折あったけど、最終的にやっぱり海外に長期滞在したいという思いが募り、留学を考えたときに、ライフワークのヨガと合わせるのが自分にはベストな選択だと考えてヨガ留学を決めた。

また、自分の年齢的にも、また父母の元気なうちに、という事実も背中を押してくれました。

M:世界中にヨガを学ぶ場所がありますが、なぜバイロンベイだったのでしょうか?

K:随分前に「ヨガ 留学」とネット検索したときにバイロンヨガセンターの存在を知って、自然と融合した施設や雰囲気が好印象でした。以来ずっと頭の片隅にバイロンヨガセンターのことがあり、留学するならヨガ留学、ヨガ留学するならバイロンベイ、と何の違和感なく場所を決めるのに迷いはありませんでした。オーストラリアは未踏の地だったので新鮮さもあり、ほぼ直感的に決めました。

後付けにはなりますが、日本から近い、時差が少ない、レートが日本とさほど変わらない、ビーチがある、自然がたくさん、のんびりした雰囲気・・・なども決定要因です。


(後編追記)

M:現地での生活についてお話を聞かせてください。現在どちらに住んでいますか?

K:美波さんと同じようにバイロンヨガセンターで住み込み生活をしています。

M:住み込み生活いかがですか?バイロンベイに到着してからずっと住み込み生活をしていますよね。

K:そうですね。9カ月目を迎えます。バイロンヨガセンターでのお仕事をすることで寝る場所と3食の食事が提供されるので、毎日健康的な生活を送っています。この生活もすっかり慣れました。

M:学業と並行して、バイロンヨガセンターでのお仕事もしてと忙しいかと思いますが、他でアルバイトなどはしていますか?

K:結局、他でアルバイトはしていません。住むところと食事が提供されるので、ほとんどお金がかからないです。たまにカフェに行ったり、お買い物をしたり、また国内旅行もしましたが今までの貯蓄で生活をしています。

M:私と同じですね!私も現地で住み込み生活をしていた時は、結局アルバイトはせず、日本で貯めた貯金を使っていましたがほぼ使うことはなくシンプルな生活を送っていました。

K:シドニーに行ったり、ヴィパッサナー瞑想をしにいったりしたのでそこで使いはしましたが、普段はほとんどお金を使っていませんね。

※ヴィパッサナー瞑想 (Vipassana)
物事をありのまま見るという意味。10日間人と話さず、目も合わさずに自分と向き合う瞑想法。スマホなどの電子機器類も使用せず外部との連絡をしません。

M:ヴィパッサナー瞑想をしてみてどうでしたか?

K:10日間の瞑想コースを通してたくさんの気づきがありました。特に自分の中にある自然のリズムを体感できたこと、そして、どんな出来事も感覚も感情も、生じては消えていくという自然の摂理を実感できたことは大きかったです。

とはいえ最初の頃は雑念だらけで落ち着きませんでした。例えば、何気なく見ていた他の人のインスタの投稿が浮かび上がってきたり、この経験をどんな風に投稿しようかという考えが自動的に湧いてきたときは自分でも驚きました。

もともとSNSに熱心じゃないにも関わらず、こんなにも影響を受けていたなんて…と。10日間の瞑想コースを終えたあとも、要らない情報や刺激をなるべく減らすために、デジタルデトックスをはじめ、普段の生活でも意識的な取捨選択に努めています。

M:貴重な経験をされたのですね。あっという間にバイロンヨガセンターの卒業が見えてきましたが、今後の展望を是非教えてください。

K:バイロンヨガセンター卒業後は、再びオーストラリアで学生ビザを申請して、以前学んだことのあるマッサージの勉強をしたいと考えています。残念ながらバイロンベイには留学生向けのマッサージの学校がないので、他の場所をリサーチ中です。

M:長年日本でバリバリ働いてきましたが、その生活に戻ることはありそうですか?

K:戻ろうと思えば戻れる環境はあるのですが、今は戻る気はありません。せっかくヨガを学んでいるので、ヨガと新しい分野を掛け合わせたものを提供できるようになりたいと考えています。

M:これからが本当に楽しみですね。ぜひ今後もどんな道を歩まれるのか引き続きお話を聞かせてくださいね。今日は貴重なお時間をありがとうございました!

K:ありがとうございました!


いかがでしたか?
Kさんとは、ヨガ留学の準備を伴走させてもらって学びが多くありました。

忙しい仕事の合間をぬって、毎日決めたオンライン英会話をコツコツ積み重ね英語力を着実にあげて、一貫して一つ一つ丁寧に取り組む様子はこちらも背筋が伸びる思いでした。

インタビューを通して、今も変わらず目の前のことにまっすぐ対峙している様子が見て取れました。

今こうしてバイロンベイで自分の人生を舵取りして、新しい道をたくましく歩んでいるKさんの今後がとても楽しみです。陰ながら引き続き応援しています。

Kさん、また次回日本でもオーストラリアでもどこかでゆっくりお話ししましょうね。


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