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レシピ動画付き!薄く伸ばして揚げたお肉にソースたっぷり。昔ながらの韓国式トンカツ=トンカス(『椿の花咲く頃』について#3)
ドラマ『椿の花咲く頃』について、3回目です。食欲をそそる食事シーンが多いドラマですが、今回はヒロインのドンベク(コン・ヒョジン)の息子ピルグ(キム・ガンフン)の大好物、韓国式トンカツとそのレシピを紹介します。
カニが特産の海辺の町オンサンでケジャン食堂を営むドクスン(コ・ドゥシム)は、警察官のヨンシク(カン・ハヌル)の母。彼女に嫌われたらオンサンで生きていけないと言われている、ケジャン横丁のボスです。自分も女手ひとつで3人の息子を育てたので、新参者でシングルマザーのドンベク母子のことも世話を焼いています。
第12話で、ケジャン横丁を避けて遠回りして家に帰ろうとしたピルグ少年をドクスンがつかまえ、店に連れてきてトンカツを食べさせるシーンがあります。
ドラマ『椿の花咲く頃』からのキャプチャー画面
ケジャン食堂なのにトンカツが出てくるのが少し不思議な感じですが、第5話でヨンシクがドンベクにアプローチするときに「トンカツ食べませんか?」と言っていたので、もしかしたらヨンシクの好物で、ドクスンは昔から食卓によく出していたのかもしれませんね。ピルグが頬張っていたのはソースがたっぷりかかった、昔ながらの韓国トンカツです。
韓国のトンカツは日本のトンカツと少し違うことを皆さんは知っていますか? 今は韓国でも日本のような厚くてボリューム感があるトンカツのお店が多く、人気も高いですが、私が子どもの頃のトンカツといえば、お肉を叩いて薄く伸ばして揚げ、ソースをたっぷりかけたトンカツでした。今も昔ながらのトンカツ専門店もあり、軽食を売っている食堂「ブンシクジッ(분식집)」では定番メニューとしてあります。ブンシクジッで食べるトンカツを思い出すと、いつもつけ合わせとしてたくあんが出てきました。そういえば韓国の食堂ではたくあんが出てくることが多いですね。
ちなみに韓国ではトンカツを「トンカス 돈까스」または「トンガス 돈가스」、日本式の厚いトンカツは「トンカツ 돈카츠」と呼ぶことが多いです。
韓国式トンカツの作り方
「材料」 2人前
豚ロース トンカツ用2枚(お肉の下味:塩胡椒少々)、卵1個、小麦粉適量、パン粉適量、サラダ油適量
ソース:小麦粉30g、玉ねぎ1/2個、バター10g、水200ml、ウスターソース50g、ケチャップ50g、コンソメ小さじ1
1 玉ねぎは千切りにする。
2 水にウスターソース、ケチャップ、コンソメを入れてよく混ぜておく。
3 フライパンで小麦粉30gをきつね色になるまで炒めて、他のボールに移しておく。
4 フライパンを軽く拭き、バターを入れ玉ねぎを炒める。
5 玉ねぎがきつね色になったら「3」を入れてよく絡めます。
6 「2」を入れてとろみが出るくらい煮る。
7 豚ロースは叩き薄く伸ばしてから塩、胡椒で下味をつける。
8 小麦粉、卵、パン粉を順番につける。
9 180度の油でカリッと揚げる。
10 ソースを温めトンカツにかけて完成。
レシピ動画