ビジネスマンも観光客もやみつき! ドラマ『賢い医師生活』にも登場する「屋台トースト」の魅力
出勤時間帯の韓国のビジネス街には、屋台のトースト専門店があります。いつも香ばしいバターの匂いを漂わせて、通る人々の足を止めます。
話題の最新ドラマ『賢い医師生活』は、医大生時代から20年来の親友同士である医師5人の成長を描くメディカルドラマ。第5話で、同期5人組のひとりイクジュン(チョ・ジョンソク)の妹で陸軍少佐のイクスン(クァク・ソニョン)の携帯を、イクジュンの部屋に居候しているジュンワン(チョン・ギョンホ)が朝早くにターミナルまで届けに行くシーンがあります。そのときの待ち合わせ場所が、トーストの屋台です。ジュンワンがターミナルに着くと、イクスンがトーストにかぶりついているところ。イクスンはいつも豪快な食べっぷりでジュンワンを驚かせます。
屋台トーストは食パンをトースターで焼くのではなく、たっぷりのバターを溶かしたフライパンでゆっくりと焼きます。こんがり焼き上がった2枚の食パンの間に、野菜やハム、チーズ入りの卵焼きなどをお好みで挟む、韓国スタイルのホットサンドです。イクスンが食べていたトーストも、なかなかのボリュームがありましたね。
日本では韓国屋台トーストとして知られていますが、韓国では「ギルゴリトースト(길거리 토스트)」と言います。「ギルゴリ(길거리)」は路上という意味。ドラマで見るように路上で食べるトーストです。トーストを売っている車は、トースト専門もあれば色々な軽食を一緒に売っているところもあり、決まったルールはありません。
ドラマによく登場するトースト専門店「EGG DROP」は、昔からの「ギルゴリトースト」が変化した形でトーストの種類も豊かで美味しく人気のお店です。
私が好きなのは、シンプルなキャベツだけのトースト。ケチャップとの相性もよく、昔ながらの懐かしい味わいです。私がよく食べるトーストの作り方を紹介します。
◆韓国屋台トーストの作り方◆
「材料」2人前
食パン4枚、キャベツ1/4個、バター10g、卵2個、砂糖大さじ1、塩少々、サラダ油少々、ケチャップ大さじ2
①キャベツを千切りにします。
②溶き卵を塩と砂糖で味つけし、①のキャベツに入れて軽く混ぜる。
③フライパンにバターを入れ、弱火で食パンをこんがりとキツネ色になるまで焼く。
④②をフライパンで焼く。
⑤焼き上がったパンの上に卵焼きをのせ、ケチャップをかける。
⑥もう一枚のパンを上にのせ、食べやすいように半分に切る。
<ポイント>
卵焼きはキャベツに限らず、色々な野菜、ハム、チーズなどお好きな具を入れてみて、美味しいトーストを楽しんで下さい。食パンはフライパンでじっくりと焼くこと。弱火で焼くのがポイントです。
レシピ動画