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釜山紀行(4)ディープな言語の世界

2020/2/1 22:26


やっぱり言語を学ぶってことはその文化を
学ぶことなんだな。って改めて思えた旅だった。

たったの3泊4日だったけれど現地の人と沢山話した。WiFiが切れてナビが使えなかったタイミングに、カラオケかなんかのキャッチのお兄さんに、勧誘の声をかけられそうになった。

そこですかさず、(間髪いれずに)

"저기요 롯데 백화점에 가고 싶은데요..(ロッテ百貨店に行きたいんですけれど。)"と言うと、めちゃくちゃ丁寧に親切に教えてくれた。

"한국인이에요!?(韓国人ですか?)"
"아 아니예요 일본인 이에요 (あ、日本人です。)"
"아~맞죠!?일본 진짜 좋아서 대학교 때 조금 일본어 배웠는데...!(あ〜やっぱり?、日本すごい好きで、大学の時に日本語少し習った!)"

と言って右を指差しながら全力で左!!!って教えてくれたのは私と妹のお気に入りのシーンだ。本当に出会う人みんな優しかった。嬉しかったな。

英語で韓国人の友人と話していた時と、今では全く見える世界が違う。文化に対しての理解が、前は"え!なんでそうなの?"と過敏に反応して
自分のものさしを持ち出しがちだったのだけれど。

今はただ"そういうものだよな〜"って、心地よく受け入れられる。この感覚は正直英語だけでは得られなかった感覚だ。

英語が母国語ではない人と英語で意思疎通は可能だけれどもっと面白い文化の原液を飲みたかったら、その国の言葉を学ぶことって本当にいいと思った。

飛行機。ダイスキ。

ディープな言語の世界は、すこぶる面白い。
必須だよ!と言われる英語と違って、第2外国語は出来なくても別にいいもの。スペイン語や中国語の方が役に立つよ!って周りから言われることもあるのだけれどそんなのは、関係ない。

私は韓国語が、"なんか"好き。

でも私は思うんだ。この"なんか"の持つパワーは、侮れないって。"静かな没頭"状態は、自分自身がまず幸せだし燃え尽きない。

〜を使って何がしたい!成し遂げたい!とかそういうかっこいい下心なしで。言葉で説明出来ないけれど、純粋に"なんか"好きなの。

目的なしで出発する言語学習、バンザイ!やっていくうちにどんどん情報が流れ込むようになってきて気づいた時には自分を新しい世界に運んで行ってくれてるんだよ!本当に!その楽しさの虜。


I am obsessed with you!

釜山紀行(完)


Minami



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