続 脱・中華そば論
一度書いた『脱・中華そば論』ですが、続をつけて再び書こうと思ったのは、僕が中学生の頃から敬愛する坂口安吾の『堕落論』『続堕落論』へのオマージュです
とかそれっぽいこと言っておきます
新たな船出
昨年(2021)の9/25に閉店して半年が過ぎました
自分にとってはとても長い月日が過ぎたように思えます
生活のリズムは当然変わりましたし、僕の精神状態や考えにも変化もありました
そして…20kg痩せました…
*
昨年末まではもしかすると早期の復活も見込めそうな状況でもあったのですが、その道が完全に閉ざされた時、なかなか落ち込みました
希望が断たれたような、期待してた人にそっぽを向かれた様な、とても心細い時期でした
すぐに工場勤務を始めて復活への道のりを探し始めますが、胸の奥には重い鉛を飲み込んだ様なモヤモヤが蔓延り続けます
「俺…何回振り出しに戻るねん…もう40代も後半に入るで…」
自信も失いそうになりました
そんな中でもすぐに出張コック(出張バールミナミーニョ)を始める辺り、自分の憂鬱や屈託とは裏腹な行動力に、自分でも感心します
そう、僕は
止まったら死ぬ!
タイプの人間なんでしょう
どれだけ悩もうが、動きを止めないこの悪あがきっぷりこそが、僕の呑気たる所以なのでしょう
こんな俺でほんまによかった(笑)
動き出すとそんな僕に色んなオファーが舞い込んできます
出張バールミナミーニョのオーダーはもちろん、繋がりのある飲食店から
「ウチでラーメン作ったらいいじゃない!」
というコラボ営業の打診
そして
「俺が出資しようか?」
というまさかの出資の案件まで
しかし今のこんがらがった状況の中ですぐの開業は考えておらず、皆様に感謝を伝えながらも吟味して前に進むことにしました
焦らない
でも
止まらない
ミシュランに掲載されるに至った金澤流麺らーめん南は、先日の閉店後初の出張営業にて新作のラーメン【ユリイカ】をリリースしてことで僕の中では完全に終わりました
暫定的ではありますが、今の出張営業の際の屋号
soup noodle cuisine 373(スープヌードルキュイジーヌミナミ/ラーメンミナミ)
個人宅への出張コックの屋号
出張Bar Minaminho
を新たに作り、過去と決別することをここに宣言いたしました
さて、【続 脱・中華そば論】です
新たな船出を決めた僕がどの様な方向性を目指していくのか、ゆっくりの更新スピードにはなるとは思いますが、丁寧に綴っていきます
次回の更新を待っていただければ嬉しく思います
*
前回の投稿で書いた、『過去の作品を詩として残す』は、辞めました(笑)
だって、いざ書いてみたら陳腐なもんしか書けないんだもん
それに、【ユリイカ】をリリースしたことで僕の中で完全に過去は終わったので、振り返ることはもうしません
つか、振り返るのがつまんなくなった
天邪鬼ですいません
でも更新頻度は少し上がるかな☺️
らーめん南の今後に何かしらの期待をして下さっている皆様、続けて読んでいただけたら幸いです
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