日記;2024年10月後半
押し入れを整理していたら、古い日記帳が出てきた。
2020年代かあ。♪キッスに酔っちゃった ふらふらふらふら酔っちゃった
当時、「ジャーナリング」なんてのが流行していて、感じたことを書き出すと心を整える効果があるとか言われていた。
それで、みつきも始めたんだった。
ちょっと恥ずかしいけれど、お見せしちゃいますね。
あの頃のロクデモナイ政情、世相を反映してドロドロした感情を吐きまくっているので、覚悟して読んでね。
思想強めだよん、ゆたしく。
エロい記述もちょっぴりあるよ♡
ドラマ、映画の感想についてはネタバレを含みますのでご注意ください。
(基本、敬称略)
* * *
10月某日
17日発売の漫画雑誌「モーニング」(講談社)に掲載された弘兼憲史の「社外取締役島耕作」が悪質なデマを撒き散らし、批判の渦が巻き起こっている。
辺野古反対運動の参加者は日当をもらっている、という過去に否定されたデマをまたも持ち出す悪質さだ。
同じデマを流した東京MXテレビのヘイト番組「ニュース女子」はBPOと裁判で断罪された2017年のデマ事案をご存知ないのか、講談社・弘兼は。
弘兼のデマにはSNSでも批判が殺到、「島耕作はデマ工作だった」「社畜の成れの果てネトウヨ老人」に座布団10枚だ!
弘兼さん、まさか「フィクション」で逃げないですよね。たかが漫画だって、描く以上、裏取りは必要ですよ。辺野古デマ、沖縄ヘイトを撒き散らすのはやめていただきたい。
デマを描いた弘兼の漫画を「校閲」もせず垂れ流した講談社の責任は重い。「モーニング」は回収レベルでしょう。もしくは、レイシスト杉田水脈の例があるように廃刊まであっても当然だと思うよ。
21日付の沖縄タイムスが伝える。
「いまだにこんな稚拙なデマを垂れ流すとは呆れるばかり。人権問題であり、作家に加え、掲載した大手出版社の見識が問われる」(沖縄平和運動センター岸本喬事務局長)
「フィクションだからといって逃げてはいけなくて、どういう意図があって出したのか、裏付けは何か、出版社は見解を作者に問うべきだ」(升味佐江子弁護士)
「広まったデマはずっと残る。早く消さないといけない。取材で聞いたとしても、作者や編集者は影響を考えてしっかり裏付けを取るべきだ」(沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志)
その「モーニング」の数日後発行の週刊現代10月26日号(講談社)が弘兼の画業50年記事を載せている。
その中で弘兼は自慢げに話している。
「漫画を描いている最中も、テレビのワイドショーを流しながら『ネタ集め』もしている……世の中で起こる出来事には常に目を光らせています。ゴルフで付き合いのある大手企業の上層部に取材することもあって……だから、作中で描かれている情報は割と正確なんですよ」
沖縄タイムスの取材に、彼は「(デマは)知らなかった」と答えているが、知らないわけないだろ。ニュース女子問題はあれだけ騒ぎになっていたのに。ワイドショーで「ネタ集め」しているって、自分で言っているじゃないか。
弘兼は23年6月頃から防衛省広報アドバイザーを務めていたそうだから、あらかた防衛省からレクチャーを受けて、そのままデマを垂れ流した、というのが真相じゃないのか。
弘兼はかねて原発推進派だったし、胡散臭い奴とみなしてていたが、ここまでひどいとはね。
追記;
講談社と弘兼は21日に謝罪した。沖縄での取材で聞いた話をそのまま掲載してしまった、と。
(聞いたのが本当としても、相当、右側やカルト側に偏向した人になんじゃないか)
「単行本掲載時に内容修正する」
ただ、当該「モーニング」は回収せず。ヘイトデマをそのまま放置の悪質さだ。
(この「モーニング」を手に、辺野古基地反対運動を批判するヘイト・アホウヨ・カルトな輩があとからあとから湧いてくるんだよ、そこんところ分かっているのか、講談社は。弘兼は「それが目的なんだよ」なんてほくそ笑んでいないだろうな、おい)
東京新聞は「放置すれば形として残り、その後もネットで拡散される……弊害は極めて大きい」(22日付、「フィクションでも許されず」)と書いている。中途半端な謝罪、訂正だけでは到底納得できない。
沖縄には、こんな言葉がある。
「うそ(ゆくしむにー)は門(じょう)までぃん通らん」(うそは長続きしない)」
弘兼のウソは即日バレた、断罪された。彼の堕ちた評価はもう覆らないよ。ネトウヨ老人と化した「デマ工作」の漫画なんて誰が読むんだ?
10月某日
18日付東京新聞に訃報3件。
西田敏行さん、76歳。中川李枝子さん、89歳。村瀬継蔵さん、89歳。
西田さんは、万年平社員ハマちゃんの「釣りバカ日誌」シリーズと養護学校先生の「学校」シリーズが好きだった。
「釣りバカ日誌イレブン 」(2000年)は沖縄が舞台。沖縄駐在の村田雄浩さんと ♪サバニにうちぬてぃ〜 海に繰り出し遭難しちゃったり。余貴美子さんが自らタクシーを運転するタクシー会社社長でスーさん三国連太郎さんと戦争の話でしんみりしたり。あげたペットのうさぎを村田さんに食べられちゃう桜井幸子さんもかわゆかった。村田さん、余さんは「ちゅらさん」で結婚しちゃってたね。
「学校Ⅱ」(1996)は吉岡秀隆さんらが演じる養護学校生徒をあたたかく包み込む西田さんの瞳が優しくて……。瞳が潤む映画です。
中川さんは絵本作家。「ぐりとぐら」シリーズは累計2000万部。今の子どもも、かつて子どもだった人も、すべての人が読んでいるのではないかしら。「となりのトトロ」のオープニング主題歌「さんぽ」も作詞。♪あるこう あるこう……って、天国へ旅立ってしまいました。
村瀬さんは映画の美術造形家。「モスラ」(1961)や「キングコング対ゴジラ」(1962)の造形助手として着ぐるみなどを制作。「ガメラ」「大魔神」シリーズの造形を手がけた。
みつきは実は怪獣特撮映画が大好きだ。怪獣が都会にそびえ立つ巨大建築物を破壊するシーンや、大魔神が悪行の限りを尽くすバカ殿クズ殿連中を容赦なく成敗するシーンにはカタルシスを覚える。
合掌。
10月某日
暑苦しい真夏が戻ってきた19日土曜日。
「都心 最も遅い真夏日 今月3回目 季節外れの暑さ」(20日付東京新聞)
30度超え。さすがにエアコンは使わなかったけれど、扇風機は回した。外出せず昼寝と映画、読書で過ごした。
映画は、「喜劇団体列車」(1967年11月公開、渥美清、佐久間良子、城野ゆき、笠智衆)と「喜劇初詣列車」(1968年1月公開、渥美清、佐久間良子、中村玉緒、城野ゆき)2本立て。
渥美さんが「男はつらいよ」(1969年8月公開、松竹)に出る直前の東映喜劇。国鉄の車掌を演じる渥美さん、寅さんに通じるものがいくつも感じられる映画でした。
「団体列車」では母親がミヤコ蝶々で、寅次郎の母も彼女が演じていました。「初詣列車」では新宿をフラフラしている小松政夫が渥美さんにフーテンの勧め。
「おじさんもね、芝生の上に寝転んで、じーっと星空をみてごらんよ。フーテンの良さが分かるから」
で、渥美さん、本当にフーテンの格好をして、ゴーゴー喫茶に出入りして、らりって女の子のおっぱいをむぎゅうってやって叩かれていた。
映画に先駆けたテレビドラマ版の「男はつらいよ」は68年10月から69年3月放送だから、「列車」シリーズは寅さんキャラはかぶってないんだけれど、渥美さんはやっぱり寅さんで、顔芸や一人芝居はやっぱり寅さんに見えちゃうんだな。
「初詣列車」は60年代末の若者風俗を記録にとどめた映画としても貴重。新宿西口の街並みや道ゆく人のファッション、たむろするフーテン族、ゴーゴー喫茶にサイケ芸術、前衛音楽……あの頃の若者が今は後期高齢者だって、にわかに信じがたいんだよなあ。
読書は、読みかけの「オサヒト覚え書き 朝鮮・台湾・琉球」(石川逸子、一葉社)を隙間時間にパラパラ。それにしても朝鮮侵略・閔妃暗殺における伊藤博文、福沢諭吉、三浦梧楼らの差別思想、冷血な振る舞い、悪辣なことといったら。今の慶應や学習院の学生が知ったら、きっと驚くはずだ。
(詳細は読了後、日記に書く予定)
10月某日
今月の週刊誌中吊り大賞は「射精日記」に!
週刊ポスト(11月1日号)の「大御所官能小説家の『射精日記』仰天公開」。
なんだこのぶっ飛び記事は!
睦月影郎氏、68歳が「40年以上の長きにわたって自身のセックス事情やオナニーのオカズについて克明に記録」した日記を特別公開。
17歳の時から日記をつけ始めた同氏、「オナニーに明け暮れていた25歳の頃……振り返りのために記録するようになりました……もちろん公開を前提としたものではありませんよ(笑)」
彼の日記によると、オカズはアグネス・チャン、バイト仲間(18歳)、伊藤つかさ、後藤久美子、島田陽子、手塚さとみ、11PM、星野知子、「八つ墓村」(1977)の小川真由美、窓越しに偶然見かけた街ゆく女性……
手当たり次第じゃないか。
「20代の頃は年間400回以上の射精……それが40代以降は……『ナシ』と書く日が増えて……49歳は年279回だったのが……60代は200回に達さず」だと。
ポストの記者は川崎医科大学附属病院長に取材。
「これは素晴らしい取り組みだと思います」
そーなんかい! オカズの記録は良い勃起を得るために重要なんですってさ。
射精日記で思い出したのが、島田雅彦の「君が壊れてしまう前に」(角川文庫。単行本1998年)。日記形式の小説。1975年、14歳の1年間の日々がつづられ、赤裸々な思春期性欲模様が記録されている。
「家に帰ってオナニー」「夢精した」「夜いつもの儀式(アフェア)」「ついオナニーをしてしまう……父はまだしているのだろうか?」「またオナニー」「県下一斉学力テストまでオナニーをしないことに決めた」「一時まで勉強したが、ずっと勃起(エレクト)したままだった」「皮を剥いてみたら、塩辛みたいな臭いの垢がたまっていた。それを取ろうとしたが、痛くてたまらない」「きょうも風呂で垢を取ろうとしたが、痛くて冷や汗が出た。綺麗にしたところは赤くなっている」「ポルノ映画のポスターを思い出してアフェア」「『ロードショー』のエマニエル夫人のヌードはきょうまで大事にとっておいた」「女も大学生くらいになるとエマニエル夫人みたいにセックスをやりたくなるのだろか」……抜粋だけど、初めの50ページだけでこれだけ出てきた。
睦月先生、島田先生に限らず、男子って若い頃ならともかく、還暦過ぎても四六時中、あのことで頭がいっぱいなんだろうか。出さないと気が済まんのだろうか。
そういえば、iPhoneの純正アプリに「ヘルスケア」というのがある。歩数計として使っているんだけれど、ある日、発見しちゃったんです。アプリ内に「性行為」という項目があるのを。
「性行為は身体的健康と情緒的健康の両方に影響を与えることがあります。性行為を記録すると、身体的健康に関するその他の記録に関連して役立つことがあります」ですって。
「データを追加」をタッチするとページが変わる。「不明」「避妊具使用」「避妊具不使用」のどれかにチェックを入れ、日付を選ぶ。「不明」というのは何かしら。最後まで至らなかった時? 自慰? 夢精? 淫夢もいいのかしら。個々人で定義してちょうだい、ってことか。
ま、世間は広いから、せっせと記録している人は多いんでしょうね。
19日の東京新聞に住生活ジャーナリスト・藤原千秋さんが「日記の効用」というコラムを書いていた。彼女は小学5年生から40年間つけ続けているんだそう。
文章にする時間がなくても、着た服、食べたもの、会った人、読んだ本などをメモしておくと「自分データベース」になる。
「記憶だけでは覚えていられない日々のささやかな出来事……読み返すと、あまりに面白くいとおしく、書き残しておいた自分自身に『ありがとう!』と言いたくなってしまうのです」
「日記は、自分から自分への、とんでもない価値のある贈り物」だそうです。
ふむ。みつきの、この日記もそうなるのかしら。
でも、射精のデータベースってのは……
次点は週刊文春と週刊新潮。
・やっぱ、『プレイガール』はいい。パンチラも、みんな違ってみんな良かった。ちなみに……NO1は大信田礼子さん。その美脚に、思わず映像を静止させ、アウト老は写真まで撮った。
(週刊文春10月24日号「みうらじゅん 人生エロエロ」)
バカですねえ(山本晋也監督風)
・「初夜」イアン・マキューアン(映画「追想」2018原作);
一方、新婦フローレンスはこれから起こることが恐ろしい……とりわけ「挿入」には嫌悪を催した。それは「生理的嫌悪以上の、もっと根深いもの」で「彼女の全存在が反撥」するほどだった。
(週刊新潮10月24日号「吉川美代子 あの映画この原作」)
そうなのよ、初めは。
10月某日
世界の労働者は闘っているよ。
もの分かりよく振る舞っていたら、強欲な資本屋にケツの毛までむしられることが分かっているからだよ。
10月25日付星条旗紙は米ボーイング社の労働者によるストを伝えている。賃上げ、労働環境改善を訴えてのことだ。ドイツではフォルクスワーゲンの労働者も工場閉鎖反対を訴えて立ち上がっている。日本の労働者もそろそろ起(う)きらんね。権力にかわいがってもらうことしか頭にない連合反共おばさんの言いなりでいいのかよ。
10月某日
やっぱりコロナは怖い。侮ってはいけない。
「コロナ死者年間3・2万人 5類移行後 インフルの15倍」(25日付東京新聞)
厚労省の人口動態統計によると、23年5月から24年4月の1年間で、死者3万2576人。
街中は老いも若きもノーマスクの人が増えたけれども、寒い冬を迎えてまた感染者が増えるかもしれない。マイコプラズマ肺炎は現在進行形で急増しているし、インフルエンザの季節もやってくる。
みつきはマスクを手放しません。幸いマスクしても苦しくない気候になってきたことだし。
「マスク・手洗い・うがい・三密回避」が相変わらず大事ってこと。
10月某日
27日、衆院選投開票日。
NHK開票速報。投票締め切りの8時に「自公過半数割れ」。拍手拍手。直後に「ゼロ打ち」で沖縄2区、新垣邦男氏(社民党・オール沖縄)候補の当選確実が出て早くも大興奮。
キッチンから泡盛持ち出して、お湯割りちびりちびりしながらテレビを眺める。
自民党裏金&統一教会候補、現職大臣も続々落選していい気味いい気分。
「説明責任」が口癖のくせに裏金など悪事の説明は一切せず落選した下村博文。もう政界に戻ってくるなよ。
まっちどうぇーすな愚か者、丸川珠代も無事落ちてくれた。彼女の応援に入った安倍昭恵の演説がひどかったからね。「主人のまいた種が丸川さんの中で育っております」うんぬん。公認の浮気相手かよ。こんな意味深演説されちゃあ、港区・渋谷区のお上品なセレブマダムも投票する気が起きんでしょうよ。
公選法違反で公民権停止喰らったくせに練馬区にデカいツラのポスター貼りまくっていた迷惑パワハラ男・菅原一秀も見事、木から落っこちてくれた。練馬区の有権者に感謝。
結局、自民は65減の191議席、公明は8減の24議席で計215議席。233の過半数に届かず。
沖縄は1区は取ったものの、3区は激戦の末敗れ復活当選、4区は野党分裂で復活当選が精一杯。可もなく不可もない痛み分けに終わる。どうもスッキリしない結末でした。しかも投票率は49%台と全国平均53%を下回った。
今後の政局枠組みがどうなるかは知らんけど、フランスでもそうだったように政治屋というのは有権者の希望を裏切る方向にしか行かないことになっているから、あまり期待しないでおこう。ロクデモナイ政治をしたらまた選挙で鉄槌を下せばいいだけのことだ。
これは手放しで喜べる。護憲派が改憲発議を阻止できる三分の一以上(156議席)を確保したこと。立憲、れいわ、共産、社民で166議席。立憲がひよったり、切り崩されなければひと安心だ。
もう一つ、最高裁判事国民審査。注目していた「沖縄の敵」宮川美津子は沖縄で19・52%(10万2870票)の高い罷免率となった。全国では10・52%だから、沖縄での嫌われっぷりがすごい。民意を無視して政権に迎合する不当判決ばかり出している報いだ。
しかし、時間が経つに連れて、自民党の落選議員の復活が出てきて気分はよくない。東京15区、隠れ安倍晋三一派の冷酷コメンテーター・大空幸星なんてのも選挙区3位のくせに当選しちゃったよ、ヤダヤダ。
それに沖縄ヘイト・アイヌヘイト・嫌中嫌韓・ネトウヨ・レイシスト・ミソジニー・歴史改ざん一派の吹き溜まり政党、参政党・日本保守党なんてのがそれぞれ3議席も取っちゃったよ。せっかくレイシスト杉田水脈が消えてせいせいしていたのに、またこんな連中をわたしの税金で飼わなくちゃならんのか。うんざり。
「めでたさも中くらいなり開票日」
開票速報、ザッピングして民放も見たけれど、腐っても鯛、NHKはしっかり報道番組だったよ。それに引き替え民放はなんだ、バラエティーの延長かよ。手垢のついたコメンテーターだの、お笑い芸人だの、自民党候補者に肩入れしていた社会学者だの、ジャニタレ歌手だの、うんざりするだけなので、すぐNHKにチャンネルを変えたよ。
石破首相はボロ負けの責任をとって辞めるのか、辞めなくても石破降ろしが始まりそう。少数政権、政権すり寄り野党を取り込んだとしても、来夏に参院選を控え、「石破じゃ勝てねえ」と短命必至。ポスト石破に相変わらずネオナチ高市早苗が色気を見せているけれど、どうかね。
そもそも総裁選で敗れたのは、その極右ぶりが選挙で勝てないと嫌われたからだし、衆院選で応援した候補者もほとんど落選。頼みの安倍派は選挙前の96人(衆59人・参37人)から59人(同22人・同37人)に激減だ。
映画「西太后」(1984)で西太后から手足をもがれた麗妃のようなもんでしょう。
彼女に道が残されているとしたら(そんな道、あって欲しくないけどね)、自民党を飛び出して同類のヘイト・クズウヨ吹き溜まり政党と合流することぐらいではないでしょうか。
10月某日
外回りのついでに東京・神保町の古本まつりをのぞく。
映画書籍が充実している矢口書店で、月刊シナリオを物色。欲しかったシナリオ掲載の4冊を購入。〆て3200円也。
・沖縄10年戦争(1978年6月号)
・瀬戸内少年野球団(1984年7月号)
・男はつらいよ 紅の花、渚のシンドバッド(1996年1月号)
・のど自慢(1999年2月号)
「渚のシンドバッド」は、まだLGBTQという言葉も一般的でなかった頃に作られた先駆的映画。デビュー間もない浜崎あゆみがバイブレーターを手にクネクネさせる衝撃映像が目から離れないのだ。
「のど自慢」は単純におもしろかった。けど、ナント! マリコ部長のお父様がエキストラで出演しているんだって。「のど自慢会場の観客の一人として1秒ほど映っている」そう。今度、教えてもらおう。
矢口書店は本棚をどんだけ眺めていても飽きない。今度はキネマ旬報の棚をじっくり見るつもり。