“Penguin Lost” by Andrey Kurkov (3)

“Penguin Lost” by Andrey Kurkov (3)
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7
墓地に着いて、老婆から花を買う。
ペンギン学者ピデュパリの墓に行った。
かれは、やりたいことをすべて成し遂げて死んだ。
この近くにあるはずの、イゴール・リビービッチの墓。
かれは、空港へ行こうとして、やりたいことをやり終えずに突然、死んでしまった。
スコップでピデュパリの墓の周りに穴を掘って買った花を植えた。
帰ろうとすると、ピデュパリの葬儀の時に隣で葬儀をやっていた、リョーシャをボディーガードしていた3人のならず者の一人ラストロポフ・ピョートルの墓があった。
遠くに、マフィアの葬儀らしき列があり、40人ほどの参列者の中にペンギンのミーシャらしき姿を見つけた。
参列者に続いて葬儀室に入ろうとすると、みすぼらしい子供が執事に追いかけられて飛び出してきた。
子供は聖書を盗んで逃げ出そうとするところだった。
執事と一緒に、守衛に怪しまれる事無く葬儀室に入る。
参列者に続いて、墓地の埋葬場所のまわりに立った。
ミーシャだと思った白黒のスーツは残念ながら子供だった。
白髪の男が携帯電話を2つ持って棺桶に近づき、一つを棺桶の中の故人に持たせ、もう一方の電話でダイヤルすると、タンゴの「疲れ、年老いた太陽が沈む」が流れ、二人の男が頷いてお棺の蓋を閉じた。
こんなことを考えたのは、(人間の)ミーシャ、リョーシャ?

二人の男に「送ってゆくよ」と、呼び止められた。
ベンツの四駆の後部座席に座ると、白髪の男が隣に座ってきて「で、お前は誰だ」と、聞いた。
「人を探しているんです」とヴィクトルは力なくこたえる。
「見つかったのか?」
「いいえ、彼はここで守衛として働いていた男です、リョーシャという髭を生やした男です。」
「8月に棺爆弾を捕まえたやつだろ?」
「何故やつを探しているんだい?」
「僕のペンギンに何が起きたのかを知るためです」
「お前のペンギン?5月にお前の写真のコピーを持って、何か聞いたら電話してくれ、と聞いていたやつがいた」白髪は言った、


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