“Heart of Darkness” by Joseph Conrad (16)
“Heart of Darkness” by Joseph Conrad (16)
https://www.gutenberg.org/files/219/219-h/219-h.htm
ついに俺たちは道に出た。
岩だらけの崖が現れた、海岸には盛り上がった土があり、丘の上の家々、他の家々は鉄の屋根で、掘削した跡地の中や斜面にぶら下がっていたりした。
この荒涼とした光景の上には、絶え間なく流れる瀬の音が漂っている。
多くの人々が、ほとんどは黒く裸だ、アリのように動き回っていた。
桟橋が河に突き出していた。
目もくらむような陽の光が突然再来し、これらすべてを覆った。
「君の会社の地域本部はあそこだよ、」と岩だらけの斜面の上の3つの木製のバラックのような建物を指さしながら、スエーデン人が言った。
「君の持ち物を上にあげてあげるよ、4つって言ったよね?
じゃあ、さようなら。」
「俺は草むらを這う給湯タンクに出くわし、そのあと丘を上る径を見つけた。
径は大きな石と車輪を上に向けて横たわっている鉄道の台車を回避していた。
その一つは外れていた。
それはまるで何か動物の死骸のように見えた。
俺は壊れた機械の部品にも出会った、錆びたレールが積んであった。
左手には木の茂みが影を作っていて、暗い何かが弱弱しくうごめいているように見えた。
俺は瞬きをした、径は急だった。
径は右に曲がり、黒人が走っているのが見えた。
重くて鈍い爆発音が大地を揺さぶり、崖から煙の一吹きがまきあがり、それが全てだった。
岩の表面には何の変化も現れなかった。
彼らは鉄道を建設していたのだった。
崖は邪魔になってはいなかったが、この無目的な発破がすべての作業であった。
「俺の後ろでチャリンと音がして俺は振り返った。
6人の黒人が一列になって路を登ってくる。
彼らは、頭に土の一杯入った小さなバスケットをのせて、バランスを取りゆっくりまっすぐ登って来て、チャリンと言う音は彼らの歩くのに合わせて、鳴っていた。
彼らの腰には黒いぼろ布が巻かれ、その後ろの短い端は尻尾の様に前後に揺れていた。
俺にはすべての肋骨が見えた、彼らの手足の関節はロープの結び目のようだった。
それぞれ、鉄の首輪をしていて、お互いにその中間が揺れる鎖でつながれていて、リズミカルに音をたてていた。
崖からの別の発射音は、俺が大陸に向かって発砲しているのを見たその戦艦について突然考えさせられた。
それは同じ種類の不吉な音だった。
しかし、これらの男はどう考えても敵とは呼べない。