”Guardian Angel” by Arthur C Clarke (3)

”Guardian Angel” by Arthur C Clarke (3)
私の論点は、外部から強制されるのではなく、それが内部から起こらなければならないと言う事です。
私たちは私たち自身の運命を切り開かねばならないのです、私たちは独立する権利を持っているんです。
これ以上、人事に介入すべきではないということです!」

 ストロームグレンはため息をついた。
こんなことは彼は百回も聞いたことだったし、彼は自分には自由連盟が受け入れることを拒否するであろう今まで通りの古い回答しか与えることができない事を知っていた。
彼はカレルレンを信頼していたが、彼らはそうではなかった。
その事が基本的な相違点で、その事について彼にできることは何もなかった。
運が良いことに、自由連盟にもできることは何もなかった。

 「いくつか質問させてくれ、」と、彼が言った。
「君たちはオーバーロード達が世界に安全、平和、繁栄をもたらしたことを否定するのかね?」

 「そのことは本当です。
しかし、彼らは我々の自由を奪いました。
人は自由失くして・・・」

 「パンのみで。そう、分かっているよ。
― しかしこれは全ての人々がその事さえも確実に手に入れようとしている最初の時代なのだ。
いずれにせよ、我々はオーバーロードが最初の時代に我々に与えたものに比べて何の自由を失ったのかね?」

 「我々の生活を制御する自由です、神の導きのもとに。」

 ストロームグレンは首を振った。

 「先月、500人の司祭と枢機卿とラビたちは監督官の方針への支持を誓う共同宣言に署名しました。
世界の宗教はあなたに反対しています。」

 「それはその危険性に気が付いている人は少ないからです。

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