“Writing Box” by Milorad Pavic (55)
“Writing Box” by Milorad Pavic (55)
https://jp1lib.org/book/16698678/7e0b66
わたしはリグーリア州の遺跡に直行した。
そこは、ある夏、学生として古代の城壁を発掘する仕事をしたことのある場所だった。
そこにはたくさんの労働者がいて、私はスクラップの鉄を積んだトレーラーを少し離れたところに停め、掘削作業を志願した。
私が表面を引っ掻いたところではどこでも、古代の屋根のタイルやアラブのフィリップ時代からの青銅のコインに出くわした・・・
その地域はかつてローマ帝国の領土で地球上の、又は地下のだれもセルビア語を理解しなかった。
私もそれを必要としなかった。
私はそれを考えもしなかった。
だから私のコースの4番目のレッスンは達成された。
そこでは私はセルビア語で夢を見ることをやめた。
私はラテン語で夢を見た、大抵は私たちが発掘したコインに記されたラテン文字でした。
私は記念品として穴の開いたエトルスキラが刻まれたコインを一つ受け取った。
7日が経った時、あなたの事を思った。
私はあなたがその森が移動することは知らないと思いますか?
森たちが動き始める時は、その森にとってより良い場所に向かって、ゆっくりと長い間旅をする。
彼らは秋に旅立ちたがる。
鳥たちの様に・・・
レッスン5
私は遺跡発掘場所で日当を受け取り、ローマの女帝エトルスキラの描かれたコインをジーンズのポケットに入れて、くず鉄をゴミ置き場に届けた。
その後、私はまっすぐトリノまでトラックを運転し、そこでアマデオ・ラマゾッチという看板を掲げた一軒の家を見つけた。
私は彼から私の叔父のものが入った預かっていた船箪笥と、亡くなった父の開封された遺書を受け取った。
それにより、私はコトルにある一軒の家を相続し、私はその弁護士に言った。