“Penguin Lost” by Andrey Kurkov (1)
“Penguin Lost” by Andrey Kurkov (1)
https://booksvooks.com/penguin-lost-pdf-andrey-kurkov.html
1.
ビクトルはドレイク海峡を船酔いしながら通って回復するのに3日かかったと書いてあるが、four spent crossingって、疲れ切った4つの横断、4日かかったってこと?
アルゼンチン南端のウシュアイア付近からは慣れてきた。
食事と外を見る時以外は、船酔いでほとんどメインブロックの自分の部屋から出ないで過ごした。
南極基地では、アデリーペンギンと言うミーシャより小型のペンギンを見た。
スタニスラフという強迫神経症のロシア人とチェスをやって過ごした。
ある日、彼が「明日、ウォイチェフと言う男がヨットで俺を、俺に別の偽名を与えて連れだすためにやってくる、俺の代わりにそのボートに乗ってくれ」と頼まれて、南極から帰る事になる。
2.
一か月後、ポーランドとウクライナのパスポートを両方のポケットに入れて、ショルダーバッグにカジノのチップとノートとポーランドのお菓子を詰めて、キエフで汽車を降りた。
駅から自分の部屋まで歩いて行った。
ポケットの中には、南極で彼を支えてくれたウクライナの金があった。
キオスクに行って、キエフ首都ニュースを選んで、30分ほど立ち読みした。
状況は変わっていなかった。海外からの訪問者が気前よく孤児を援助し、2人のウクライナの副代表がドイツで銀行詐欺で投獄され、ビジネスマンの家族がヘルソンで射殺され、などなど。
編集長も、はや彼を雇ってくれたイゴール・リボービチではなく、PDワイツマンだった。
もうすぐ秋になる夏の終わり。
まずは、ミーシャを探し、南極に送り出すことだ。
バスの中で、彼の隣に座っている老人はカナダ移民のパンフレットのクイズを読んでいる。
彼は移民資格はなさそうだ。
バスから降りて、急ぐでもなく見ると、2~3歳の子供たちが、ペンギンの様によたよたと電車遊びをしている。