“Heart of Darkness” by Joseph Conrad (87)

“Heart of Darkness” by Joseph Conrad (87)
https://www.gutenberg.org/files/219/219-h/219-h.htm
;しかし、森の深いところでは、揺れる、強烈な黒い混乱した円柱の形に囲まれた大地から上下するように見える赤い光が、カーツ氏の崇拝者たちが彼らの不安な、寝ずの番をしているキャンプの正確な場所を示していた。
大きな太鼓の単調な音が、くぐもった衝撃と長く響く振動で空気中を満たしていた。
沢山の男たちが、それぞれが彼のために奇妙なまじないを祈っている、ある規則正しいぶつぶつ言う音が暗い平らな木々の壁から、まるで蜂の唸り声がハチの巣から聞こえてくるように、聞こえて来た。
そしてそれは、俺の半分目を覚ました感覚に奇妙な眠くなるような効果をもたらしていた。
俺は急に叫び声が爆発し、抑圧されて謎めいた錯乱状態の圧倒する様な爆発が、当惑せる感嘆の中で俺を目覚めさせるまで、手すりにもたれてウトウトしていたと思う。
それは全てをすぐに中断し、低いぶつぶつ言う声は耳に聴こえる落ち着かせる沈黙の効果として続いていた。
俺は何気なく小さな山小屋を覗き込んだ。
中では灯火が燃えていたがカーツ氏はそこにいなかった。」

「俺はもし俺の目が信じられるのなら、大声を出していただろう。
しかし、最初俺は俺の目を信じられなかった。―それは在り得ないように思えた。
実のところ、俺は完全に空虚な恐怖、純粋に抽象的な恐怖に完全に狼狽していて、はっきりと目に見える物理的な危険の形に繋がっていなかったんだ。
この感情を圧倒したものは、何と定義すればいいのだろう、俺が受けた道徳的衝撃だった。
あたかも全くぞっとするような何かが、考えられないくらい不愉快な、心から醜悪な何かが不意に俺を突き刺したのだった。
これは当然数秒しか続かず、その後、いつものありふれた感覚、致命的な危険、突然の猛攻の可能性もしくはそんな種類の物、それは俺が差し迫っていると思うものだが、が肯定的に迎え入れられ、出来上がったのだった。
それは実際俺を和ませたので、俺は警告を発しなかったのだ。」

 「アルスターコートを着た職員が甲板の俺の3フィートの所の椅子に眠っていた。
叫び声で起きなかったので、小さな寝息を立てていた。
俺は彼をまどろみの中に残し、陸地に跳んだ。
俺はカーツ氏を裏切らなかった。―決して裏切ってはいけないと命令されていたのだ―俺が選んだ悪夢に忠実であるべきだと書かれていたのだ。
俺はこの影に独りで対処する事を望んでいたが―同時に今日まで、その経験の独特な黒さを誰かと共有することに、なぜそれほど嫉妬していたのか分からない。」

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