“Heart of Darkness” by Joseph Conrad (23)
“Heart of Darkness” by Joseph Conrad (23)
https://www.gutenberg.org/files/219/219-h/219-h.htm
嫌がったり、逃げ出したり、夜中にこっそり荷物を持って出て行ったり、まさに反乱状態だった。
そこで俺はジェスチャーを交えて英語で演説をしたが、目の前の60組の目には一つも映らなかった。
次の日、俺はハンモックを前面にして万全の態勢で出発した。
一時間後に、俺の全ての考慮がブッシュで台無しになる事に出っくわした。
人、ハンモック、うめき声、毛布、恐怖だ。
重い棒が彼の貧弱な鼻をすりむいてしまったのだ。
彼は、俺が誰かを殺すのではないかと大変心配したが、近くには運び手の影は一つも無かった。
俺は年老いた医者が「その場で、個人の心理的変化を科学的に観察するのは興味深い事だ」と言った事を思い出した。
俺は俺が科学的に興味深い状況になってきているのを感じた。
しかしそんなことは何の役にも立たない。
15日後に俺はまた大きな河を見、よたよたと中央本部に入って行った。
それは水を背にした低木と森に囲まれ、一方が臭い泥の小さな境界で、三方向に急作りのフェンスを持っていた。
門扉は放置された隙間だけで、一目見ただけで、無気力な悪魔がそのショーを仕切っていることがわかるほどだった。
手に長い竿を持った白人たちが物憂げに建物の中から出て来て、俺を見る為にぶらぶら歩いき、どこかに去って行った。
俺が誰だか告げると、このうちの一人、黒いひげを生やした、太った怒りっぽい男が言葉巧みに、しばしば本題から外れながら俺に、俺の蒸気船は河の底にあると知らせた。
俺はびっくりしたよ。なんだて、どうなって、何故?
ああ、それは大丈夫だった。そこに居たのは「支配人」その人だったのだ。
全てが全く正しい。
「全員が立派に行動していた。立派に!あなたはすぐ総支配人に会いに行かなければいけません、彼が待っています!」と興奮して言った。」
「俺はすぐには本当のその難破の意味を分かっていなかった。
俺は、今はわかる、いや分かるかどうか全然確信は持てない。
確かに、その事件は余りにばかばかしかったので、俺がそれを今考えてみても、全くもって不自然だった。
それでも、その時点ではそれは単に混乱した厄介事としてしか存在していなかった。
蒸気船は沈んでいた。