サリンジャーによる「9つの物語」(2)“Uncle Wiggly in Connecticut”
http://www.ae-lib.org.ua/salinger/Texts/NineStories-en.htm#02
これは、家族関係の「おじさん」の話ではなく、体の部分の「足首」の話です。
ボーイフレンドのために高校を中退した二人の少女の話の中に出てきます。
少女の一人、エロイーズは今、夫と娘がいます。
彼女の元彼のラウズハーマンソンは、彼女がバスに乗ろうとして走って足首をひねって倒れたとき、「かわいそうなウイギリーおじさん」と彼女に言いました。
アンクルウィギリーロンギアは、アメリカの作家ハワードR.ガリスによる一連の童話の主人公です。
ルイーズは、戦場から家に帰るとき、日本のストーブを荷造りしていて、爆発事故をおこし死んでしまいました。
小さな日本のストーブってアンカ(行火)の事?
エロイーズは、彼女の娘が架空のボーイフレンドが車にひかれたと言って、母親の孤独を分かち合いたいと思ったことに突然気づきました。
彼女は孤独を感じていたのは自分だけではないことに気づきました。
物語は彼女の人生の再出発で終わります。