“The Heart Of The Spring” by William Butler Yeats (1)
“The Heart Of The Spring” by William Butler Yeats (1)
https://americanliterature.com/author/william-butler-yeats/short-story/the-heart-of-the-spring
鳥の脚の様に皴だらけの顔の老人がギル湖の最も広い部分が広がるハシバミの木に囲まれた岩だらけの浜辺で瞑想して座っていた。
17歳の小豆色の顔色の少年が彼の横に座り、静かな水面でツバメがハエを取っているのを見つめていた。
老人はすり切れた青いビロードの服を着ており、少年は厚いフリーズのコートを着、青い帽子をかぶっていて、首に青い数珠を付けていた。
二人の後ろには半分木に隠れるように修道院があった。
それはずっと昔、女王派の不謹慎な男たちによって焼け落ちてしまっていたが、老人が彼の最後の日々での避難所を見つけるかもしれないと、その少年によって新しく屋根が葺かれていたのだった。
しかし彼はその周りの庭には鍬を入れなかったので、僧侶たちのユリと薔薇が狭いシダのある所に入り込み、混じる所まで広がっていた。
ユリと薔薇の向こうはシダが、子供がそこを歩いて、つま先立ちで立っても隠れてしまうくらい深くなっていて、シダの向こうはたくさんのハシバミと小さな樫の木が生えていた。
「お師匠様、」と、少年が言った、「この長い断食と、夕方からの生命を付与する杖によって水の中やハシバミと樫の森に住む者を招き寄せようという苦行はあなたの力には及ばない事です。
少しこの苦行をお休みください、というのもあなたの手は私の肩の上で重くなっていますし、今日は脚は私が知っているよりずっとフラフラになっています。
あなたは鷲よりもお年を召していると人々は言いますが、年相応の休息を求めようとはなさいません。」
彼はその瞬間まるで彼の心がその言葉と考えに取りつかれているように熱心に衝動的に、語った。
;そして、老人は、彼の心が遠く離れた日々に、ずっと昔の行為の中にあるかのように、ゆっくりと慎重に答えた。
「私が何故今まで休息をとらなかったかを話そう、」と、彼が言った。
「君が知るべきだと言う事は当然だ、というのは、君はここ5年間以上、私に忠実に愛情さえ持って、いつも賢者に降りかかる孤独の運命を少しでも取り除こうとして、仕えてくれた。
私の苦行が終わり、私の望む勝利が手に入ろうとしている今こそ、あなたはこのことを知ることが必要なのだ。」