“Heart of Darkness” by Joseph Conrad (74)

“Heart of Darkness” by Joseph Conrad (74)
https://www.gutenberg.org/files/219/219-h/219-h.htm

　「彼らが出逢うことは、２艘の船が並んで停泊し、最後には側面をこすり合わせるように、避けられないことだったのだ。
俺はカーツが信奉者を欲しがったのだと思う、何故ならある時森でキャンプをしている時、彼らが一晩中話をしたからだ。
もしくはもっとありそうな場合としてはカーツが話したからだった。
「私たちは、全ての事について話したんです。」と、彼は
思い出に浸っているように話した。
「私は眠りと言うそんなものがある事を忘れていました。
夜は１時間も続かないようでした。全ての事をです！愛についてもです！」
「ああ、彼はあなたに愛について話したのですね！」と、俺はとても面白がっていった。
「それはあなたが考えるようなものではありませんでした」と彼はほとんど情熱的に叫んだ。
「それは一般論です。彼は私に物事を理解させてくれたんです。」

「彼は両手をあげた。
俺たちはその時甲板にいて、俺の木こりたちの頭領が近くで寛いでいて、きらりと光る目で彼を見上げていた。
俺は周りを見回して、何故だかわからないが、この土地が、この河が、このジャングルがこの燃えるような空のアーチそのものが、今までに決してないくらい、俺にとって希望の無い、暗い、人間の考えを受け付けない、人の弱さに情け容赦のないものだと思えた事は無かったと断言するよ。
「それで、それ以来、あなたは彼と一緒にいるんですね？」と俺は言った。」

　「逆に、彼らの交流は非常にしばしば多くの理由により妨げられていたようだった。
彼は誇らしげに俺に言ったように、二度に渡るカーツの病気をなんとか看護したのだが（それがかなり危険な業績だったとそれとなく言った）、カーツは原則的には一人で森の奥深くを彷徨っていたからだ。
「大変しばしば、この局舎に来て、私は来る日も来る日も彼が現れるのを待ちました。」と、彼は言った。
「ああ、それは待つ価値があったのです！―　時々ね。」
「彼は何をしていたのですか？　探検か何か？」と俺は聞いた。
「ああ、そうです、勿論。
；　彼は多くの村を発見した。湖も一つ。　―どの方向にあるのか正確には知らないがね。