「書く」をつづける
「書く」って不思議だ。
書いてると、はじめに思ってなかったことが浮かんできたり、自分の中のもやもやの正体が見えてきたり、おだやかな気持ちになれる。
一方で、書いていると、なんか違うような気がしてきて
書いては消す、書いては消すのループに陥ったりもする。
実際に、いまも何度も書いては消してを繰り返して、なかなかここから進んでいない。
*
そもそも、なんで「書く」ようになったんだろう。
つい書いてしまうのだから、きっと「書く」ことが好きなんだと思う。
なら、なんで好きなのだろう。
いろいろ考えてみたところ、2つ考えついた。
一つは、❝第三の場所❞を求めているんだと思う。
家や仕事ではない、自分を表現できる場所。
歌やダンス、絵など表現の仕方はいろいろあるけれども、私にとっての自分を表現する手段は「書く」ことで、
自分の頭の中のぼんやりしたことを「書く」ことを通して、見えるカタチにして、発信することで居場所を作っているのかな、と。
それが、運よく、こうして誰かとつながることで
自分では行けない場所に辿り着いている感覚がしてくるから不思議だ。
2つ目は、自分とゆっくり向き合えるから。
日頃は接客業でお客さんの話を聞いたり、スタッフと話したりと人を気遣うことが多い毎日で、
書いている時間は唯一自分を気遣うことができる。
「書く」ことで、自分とじっくり会話しているのだと思う。
これが私なりのストレス解消にもつながってたり。
でもせっかくなら、読んでくれた誰かにやさしい気持ちになってもらいたいな、とも思う。
コーヒーと味わう甘いチョコレートみたいな、冬のホットミルクのような、
ふぅ、と一息つける、そんな時間に寄り添えたらなーなんて。
自分の心に寄り添って、
こうして巡り会えたあなたの心に、ちょっとでもふれられたら、とても嬉しいなって思う。
そんなことを思いながら、私は今日も「書く」をつづける。
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