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男女の『話し合い』が話し合いにならない理由と対処方法

世の中的に、人類的に、男女で『話し合う』時というのは当然のように発生するイベントですよね。

でも、めっちゃ苦労するんですよね。
この『話し合い』って、いい気分で話をする機会じゃないし、耳に痛いこと言われるし、傷つくし、時間が掛かるし、体力が要るし、同じこと何度も聞かれて疲弊。

もう相手が何が知りたくてどうしたいのか1時間も喋る頃には分からなくなります。

仕事で話し合う時は大抵男性的な思考に基づいて、
『現状把握⇒分析⇒計画⇒進捗確認』のように、所謂PDCAサイクルに当てはめて考えられるようなシンプル構造になっています。

特に『話し合い』の時には、
「これからどうするか」に重点があるのが男性です。

でも、女性にとっての『話し合い』はそんな思考じゃないんですね。


男性的な話し合いのスタンス


男性の話し合いは上にも書いたように、
「で、これから俺らはどうすんの?」って事に視点があります。

最近は「なんでこんな事になったんだろう」と考え込んだり、「なんで俺の気持ちが分からないの?」みたいな人もいるとは思うのですが、
「もう終わったことはしゃあない」と思っているパターンが多いです。

残念ながら女性は、終わったことでも納得がいくまで反芻するタイプです。


彼女や奥さんに問題が有って話し合いをする場合
そもそも話し合うより先に男性側のダメージが大きすぎて黙ったり、「しばらく話し合いはできません、放っておいてください」「どうしたいのか今はわからない」となることが多いでしょう。

こういう時は、時間をしばらく置いてからじゃないと話す気にも、自分がどうしたいのかも分かりませんので、
女性がいくら「ごめん、話ししよう」と言ったところで無駄です。
ここは落ち着くまで放っておかないと完全に縁が切られる、音信不通もあり得ます。

そして、男性の考えがまとまった場合『最終結論』なので、それが別れるという選択肢の場合、よほど考慮すべき知らなかった事実が発覚しない限りはやり直すことは難しいと思います。
男性が問題を乗り越えようと思うほど相手のことが好きだったり、協力していける可能性があれば、前向きに考えてくれるはずなので。


彼氏や旦那さんに問題が有って話し合いをする場合
男性側は『話し合い』が嫌で仕方がないけど、我慢して聞いているという形が多いですが、話し合いの時間を取ってくれるだけ誠実な方です。

女性との『話し合い』でこじれる経験をそれなりに体験していると、「またかー」と嫌がりますし、相手をどうでもいいと思ったら話し合いの時間も作ってくれませんからね。適当に忘れてくれて元通りが嬉しい…とかね(笑)

ただし、話し合いという名の女性の「どうして?」「なんで?」「不誠実だと思わないの?」みたいな尋問が長引くと「で、これからどうするの?!」と結論を急がれます。
この一言で、女性は更にまた腹を立てて尋問が続くの繰り返しになりがちです。

そうなると、お互いにウンザリするし、大した問題でもない話だったのに「あー、こいつとはやっていけん」と思って別れることまであり得ます。


女性側に言えることは「あまり男性の問題になった行動に対して納得いく答えを求めない方がラク」ということです。
納得しようとすると永遠に納得できません。

そもそも何が原因であったとしても、「どうしてその行動を取ったか」という事を理解していない男性とか、その辺は秘密にしておきたいから正直に言わずにその場しのぎの回答をしてくる人が多いので、あてになりません(笑)

それよりは「そんなことされたら、~な理由で辛い」と言っておく方が伝わります。


女性的な話し合いのスタンス


女性の『話し合い』にとって大事なのは、『気持ちの納得』です。

「相手がその時何を思ってどうしたのか」が気になって仕方ないんです。

だから終わったことでも「あの時は~!」と覚えていたりするし、その時の嫌だった気持ちをどうにか緩和しようと、根掘り葉掘り男性に質問(尋問)する羽目になります。

しかも、要求するのは、自分の気持ち的な納得なので、
女性は話し合いで一通り事実を聞いてから、一度気持ちを整理して、その後決断する方が合っていると思います。

たとえ、丸ごと男性の話が事実だったとしても納得できないことの方が多いからです。

ただ、男性にとっては『話し合い』の段階で「これからどうする?」という結論を出す場になってしまうので、全然気持ちが納得しない上に結論を迫られて、すれ違いになります。

「これからどうするか」は『気持ちが納得』してからの話で、
「なんでこの人は納得してない私を理解しないで話を進めようとするんよ、決められるわけないやん!」というのが本音で、
更に女性の怒りが増えることも理解しておかなければなりません(笑)


最近相談された話だと、女性に非があるのに離婚に納得してくれないという話でしたが、
「改めて旦那の存在が大事だと思いなおしてしまった(離婚の決断をしたことがカッコよく見えた可能性もある)」か
「離婚後が不安すぎて現状維持していたい」かだと思います。

冷静に考えれば、その男性が相手と別れたい理由としては明確であり、男性的に考えれば当然でしかないのですが、女性側はというと「感情が追い付いて行かない」というのが正解かと思います。


『話し合い』においてお互いの対処方法を知っておく


男性が女性との『話し合い』において気を付けるべき点は、

・結論を急がない
・事実じゃなくて「どう思っているか(いたか)」を優先的に話す
・この問題に対してどう思ったのかを質問して吐き出してもらう

という事かなと思います。

女性でも感情の整理やコントロールができる人はいますが、普通は思い入れやショックが強いほど感情的になってしまうので、距離感が近ければ余計に『話し合い』がこじれてしまいます。

一番良いのは、男性が尋問を受ける前に『何が一番つらかったの?』と聞いてあげることかなと思います。

分かりやすく言えば、男性は女性の怒りが落ち着くところまで行かないと話し合いが進まないと考えて、怒りの真意を話してもらうところまで進める必要があります。

怒る=辛い・悲しい・悔しい・泣きたい・寂しい…etc
なわけで、男性はそういうのを全部抑え込んで知らない振りをしたりしてなんとかするんですが、女性はそれを放置しておくと幸福度マイナスになるので放置して置けないのです。


女性側の気を付けるべき点は

・納得する答えをくれると思わない
・質問より、私がどう思ったのかを優先的に伝える
・気持ちが収まらないなら整理する時間を取る

ですね。

『話し合い』で納得のいく答えをもらえたことは殆ど無いです(涙)

勿論、こちらが悪い場合は、事実を話して「どうする?」と割とスムーズなのですが、相手が問題だった場合は、100%納得できませんし、こじれて別れるなんてよくある話ですよね。

最初から無理って思ってれば、忘れるか、その内様子を見ながら推理するかと思えます。

男性で自分の感情を細かく把握したり説明できる人は少ないですし、感情を説明する語彙力も無い人が多いので、こちらから感情的なことは主張してあげる方が良いです。
言われないと、さっぱりこっちが何に対して悲しんでるのか理解できない人だっています。
できるだけストレートに言うべきです、恥ずかしいですが。

あとは気持ちが収まらない時は、一人で整理しましょう。
『話し合い』後でも良いし、彼氏か旦那を尋問する前に冷静になって手の打ち方を考えるのもいいですね(笑)

感情だけに突っ走ると良い方に転がることは無いので、怒っていてもいいけど、具体的に行動しない方が良いと思います。


まとめ


『話し合い』ができるかどうかという項目を
『恋する以前に普通の男がいないという悩み』の記事に書いていたのですが
「確かに男性も女性も話し合いのつもりが違うので噛み合わない話し合いが多いな」と思って書きました。

感情の伴わない内容なら、冷静なので、理性的な女性なら何も問題なく話ができると思うのですが、
感情が強くなるような話し合いだと、いくら普段冷静だったり、理性的な女性でも、気持ちの納得を優先してしまうので、話がまとまらなくなります。

しかもそんな時に限って、いつもより冷静で、事実や今後の予定しか言わない男に腹が立つ(笑)

女性にとっては、事実や予定で片付く話は仕事であって、誰かとのプライベートなことに関しては感情を理解し合うことが大事なのかもしれません。
プライベートでビジネスライクなLINEや電話しかないと、寂しいですもん。

今後、男性も女性も『話し合い』の際には、思い出して気を付けてみると、話し合いがまだマシになると思いますよ。


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心理分析大好きみなみん
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