何があったんだよ パニック障害日記①
何があったのかという話です。
※パニック障害の症状の表現があります。苦手な方は注意してください。
人生はミッションで、クリアしなきゃいけないものが沢山あって、死ぬ気で頑張って出来るだけ高得点を叩き出すものだと思っていた。
そうやって努力の末に得たものはとても大切で、絶対に手放せないし、もっともっと宝物が増えていくだけの人生だと思っていた。
そこで待ったをかけたのが自分自身の身体だった。
働けなくなって、家事も子育てもままならない状況になった。
診断名はパニック症(パニック障害)と広場恐怖症だった。
普通に生きてきたつもりだった私の平凡な人生が、急にハードモードになってしまった。
体感ではハードモードではなくゲームオーバーだった。
終わった...私の人生終わってしまった...と絶望した。
しかし実際には人生は終わらない。
死にたいと思いながらも人生は続いていく。
はじめて明確に発作を感じたのは夕方、急いで徒歩1分の小さなスーパーに行った時だった。
「うどん作るって言ったのにうどんが家になかった!」と思いながら店内を回る。
焦っているからか、心臓がドクドクドクドクと言っている。
何だろうと思いながらもレジに並ぶと、鼓動が全身に響くように鳴る。眩暈がする。
買い物カゴを捨てて、今すぐここから逃げ出したい!!!と感じる。
自分の番になり、倒れそうになりながら会計を済ませ家に帰った。
家に着くと体の調子は改善していった。
ほんの、15分ほどの出来事だった。
これはアレだ...精神的なやつだ...と思った。
同時期に私は他の病気も患っていたが、それの発作とは明らかに違かった。
夫が帰ってきて努めて明るく話を始めた。
でもどんどんと胸が苦しくなって、息が出来なくなった。
最終的には「苦しい...!!!息ができない!!!!」と訴えるだけになりうまく説明できなかったが、明日の朝一で心療内科を受診しようと言ってくれた。
暗い部屋が怖くて息苦しくなった。
お風呂は怖くて入れなかった。
一人で居られなかった。
こんな風に、私のパニック症は始まった。
決して珍しい病気ではないと言われても、誰でもなる可能性はある病気だから!と言われても、急に日常生活が安心して送ることができなくなるのはきつかったです。
次回は病院に行くまでのお話〜
(現在は一人で買い物や通院に行けるようになっているので安心して更新をお楽しみに〜!)