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第3回ショパン♡ショパン 番組備忘録とラジオ裏話♬


第3回 2024.4/2㈫

☆番組裏話 はじめ☆


第2回ラジオが終わった後
再放送する事になって
その再放送にメッセージを頂きました😊

そのメッセージから
ジェラゾヴァ.ヴォラの生家について
お話しする事にしました

ストリートビューで
行ってみましたところ
(今は便利ですねw)
とてものどかな田舎でした🌳

庭に椅子が並んでいて
ここで夏にピアノ演奏会が
行われるだなんて🥰

あぁ…行ってみたい



7歳で作曲した軍隊行進曲の話と
映画「愛と哀しみの旋律」の
コンスタンチン大公の話は
絶対したかった!

映画観てて、
「序ポロ」がまさかの軍隊行進曲として
使われるだなんて
思いもよらず、凄く面白かったので😄

「愛と哀しみの旋律」については
話したいことがこの後もいっぱい✨️
パリ時代が楽しみだなぁ♪

…まだまだワルシャワ時代続きますが



ポーランドについては
もう…テスト勉強ですか??って位
勉強したのですよ📚

なんなら、国の始まりとかw(日本は平安時代で、ちょうど大河ドラマが紫式部だったので、その話もしようかと思っていたのです)
ヤゲウォ朝とか、シゥラフタ、
ウィーン会議とかwww

延々と話す予定でした😂

。*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*。

ラジオ放送は

ほんじょうFM「ショパン♡ショパン」


📻毎月第2(火)朝9時~月に1度の生放送です✨️同日夜9時に再放送あります

📻毎週(水)朝夜9時~第1回から順次再放送しています

📻ほんじょうFM  89.3MHz ラジオはこちらで全国どこからでも聴けます
↓↓↓


ショパン♡ラジオは最初から聴いていなくてもどの回から聴いても大丈夫です


ショパン好きな方はもちろんよく知らない方もぜひお聴き下さい♬




第3回 番組備忘録


•ショパンの生家
ポーランドのジェラゾヴァ・ヴォラにあり、
ポーランドの首都ワルシャワから
車で1時間程の所で
現在はショパン博物館になっている。

当時の建物は消失するも、家具、内装、間取りはショパンが生まれた当時のままに復元され
公開されている。夏の毎週㈰にショパン作品の演奏会が開かれている。

消失前の本当の生家はもっと質素で小さくて、
当時はその家の前にスカルベック伯爵の
大きな館があって、ミコワイ父さんが住み込みで貴族の子供達にフランス語を教え、同じく住み込みで家事全般を取り仕切って働いていたユスティナ母さんと出会い、結婚。
そしてこの小さな離れに住まわせてもらった。

1810.3/1フリデリク.ショパンが誕生し、生後半年後にミコワイ父さんの仕事の都合で引越し

ワルシャワに引越してからもスカルベック家との信頼関係は続き、夏やクリスマスには度々家族で訪れていた。

そして前回放送で紹介した
7歳で作曲したポロネーズト短調はスカルベック伯爵令嬢に献呈されている。




•献呈とは…
クラシック音楽界でよく見かける記述。
作曲した曲を差し上げること。
日本のお中元お歳暮のような感覚で、権力者やお世話になった人、援助してくれた貴族などへのお礼。

作曲家同士の友人で交換したり、友情のしるしで送ったりもする。

著作権、演奏権、楽譜出版権などを引き渡す意味は全く無く、本や映画でよく見かける「〇〇に捧ぐ」のような、精神的なもの。
ショパンは基本、弾ける人にしか献呈しなかった。



①ポロネーズ第13番 変イ長調


(演奏:アナトール.ウゴルスキ)
1821年 11歳のフリデリク.ショパン作曲

4歳で母、姉からピアノを習い、目を見張る上達ぶりで母、姉を超え、
6歳でヴァイオリニストのジヴニー先生にピアノと音楽の楽しさを学んだフリデリク.ショパンが11歳の時にジヴニー先生に献呈した曲。

ショパン自らの直筆譜が現存する最古の曲。

ジヴニー先生はこの曲が贈られた1年後、フリデリクが12歳の時に「もう自分に教える事は無くなった」とレッスンから手を引くが、その後もヴァイオリンを持って来て一緒に演奏するなど交流は続き、
ショパンがパリに行ってからもショパンの活躍を伝え聞く事を生き甲斐に86歳まで生きた。



•軍隊行進曲とは…
7歳で作曲した曲はポロネーズ2曲の他に軍隊行進曲。ポーランド軍総司令官のコンスタンチン大公に贈り軍の行進用に編曲され、実際の行進に使われた曲。ここまでのエピソードが残っていながらも、楽譜は消失。どんな曲なのか一切不明の曲。




•映画「愛と哀しみの旋律」
2002年ポーランド映画
フリデリク.ショパン伝記映画

映画の中でコンスタンチン大公に贈った軍隊行進曲として使われているのが「ピアノとチェロのための序奏と華麗なるポロネーズ」

3分位の長い序奏の後に溌剌としたポロネーズに移り変わる。その移り変わった部分を軍隊行進曲として使用している。

実際「序奏とポロネーズ」が作曲されたのはショパン19歳の時。コンスタンチン大公ではなく、ワルシャワ時代のショパンと仲が良く、援助をしていたアントニ.ラジヴィウ公の為に書かれた曲とも言われている。
ラジヴィウ公は貴族でありながらチェロを弾き、歌を歌い、作曲もする音楽家なので、この曲も一緒に演奏した可能性もあるのかもしれない。




②Op.3 ピアノとチェロのための序奏と
        華麗なるポロネーズ


(演奏: チェロ ガブリエル.シュヴァーベ
   ピアノ ホセ.ガヤルド)
1829年 フリデリク.ショパン作曲

献呈はヨーゼフ.メルク
ウィーンで知り合いサロンで一緒に演奏したこともあるチェリスト。ショパン曰く「ウィーンで一番のチェリスト」

ショパンにしては珍しく明るい曲調の健康的で爽やかな曲だが、ショパン本人は自虐的なところがあるので「この曲はサロンや御婦人達の為のキラキラ輝く子供騙し以上の曲ではない」と過小評価しているが、心が弾むような曲。




•ポーランドについて(完全版)
(放送では1分位に短縮)

ポーランド…正式名称ポーランド共和国。
ポーランドはヨーロッパの中でも広い国土を持つ国。

分かり易くする為に、まずは歴史を遡る

ポーランド共和国になったのは1989年。
約30年前。
これより前は苦難の連続で、第2次世界大戦後はソ連の支配下に。その前の第1次世界大戦後にはドイツとソ連が侵攻してきた。
そこから123年前の18世紀終わり頃にはロシア、オーストリア、プロイセンの3大国によって「ポーランド分割」というものを3回にわたって行われ、その結果ポーランドは地図から消滅してしまった。消滅期間123年。

ポーランドの歴史上最大の出来事ともいえる「ポーランド分割」がなぜ行われたのか?
ポーランド建国まで遡る。

•ポーランド分割の原因
ポーランドの建国は10世紀(日本は平安時代。紫式部の頃)最初は王朝(ある一族出身の代々の王たち)によって国が治められていた。

14世紀にはポーランド女王とリトアニア大公(ヤゲウォ)が結婚し、リトアニア=ポーランド王国という大国のなった。このヤゲウォ朝時代の14〜15世紀頃が「ポーランド黄金時代」と呼ばれていて、最も栄えていた頃。

やがて王位継承者か途絶え、貴族達による選挙で国王を決める事になるも、選挙は有力貴族同士の争いを招き、安定した政治が出来なくなり、必然的に外国の介入を招くようになり、戦争が起きて領土を失い始め、ポーランド分割が行われてしまい、地図から消滅してしまった。

1772年 1回目分割
1793年 2回目分割
1795年 3回目分割→ポーランド消滅



─ここからショパンの話に繋がっていく─

ミコワイ父さんがフランスからポーランドに移り住んだのが1回目分割と2回目分割の間で(1787年)

2回目分割後のコシチューシコの蜂起があり(ポーランド軍人のコシチューシコさんがポーランドを守る為に農民を組織してロシアと戦った)

そのコシチューシコの蜂起にミコワイ父さんがポーランド市民兵として参加した。

然し圧倒的軍事力の差で蜂起は失敗し、
3回目の分割が行われ地図から消滅。

その15年後(この15年の間にナポレオンの激動の時代があった)

1810.3/1フリデリク.ショパン誕生✨️



•果たしてフリデリク.ショパンの子供の頃のポーランドはどうなっていたのか?

ポーランド王国になっていて、ロシア皇帝がポーランド王国の君主も兼ねていて、そのロシア皇帝の弟であるコンスタンチン大公をポーランド軍総司令官に任命したので、「ポーランド王国」とは名ばかりのその実態はロシアの属国という状態だった。

•コンスタンチン大公とショパン
どうしようもなく我儘で暴力的で、部下の命を大事にしないような極悪非道な人だったが、神童ショパンのピアノを大変気に入っていて、度々馬車でショパンを宮殿に連れてきて演奏させていた。短気な大公がイライラしたりする感情の爆発をショパンのピアノ演奏で鎮める事が出来た。

先に紹介した映画「愛と哀しみの旋律」の軍隊行進曲のくだりのシーンは、大公の暴君ぶりがよく分かるワンシーンになっている。



③Op.40-1 ポロネーズ 第3番 軍隊ポロネーズ


(演奏:マウリツィオ.ポリーニ)
1838年 フリデリク.ショパン作曲

軍隊行進曲は一切不明の曲だが、ショパンの曲には軍隊と呼ばれているポロネーズがある。
(軍隊と名付けたのはショパンではない。不明)

ユリアン.フォンタナに献呈されている。

フランツ.リストは自らの演奏会で、必ずと言っていい程この曲を演奏していた。

全編通して力強い明るい曲。

この曲が作曲された頃はジョルジュ.サンドとの恋愛が一番盛り上がっていた頃。



通称軍隊ポロネーズは、作品番号40-1というポロネーズで、作品40には40-2(ポロネーズ第4番)というポロネーズもあって、本当は「2つのポロネーズ」という2曲セットになっている。
40-1は明るく威厳があり堂々としている曲(かつてのポーランドの栄光を称えた曲)
40-2は荘厳で暗く重々しい曲(衰退したポーランドを嘆く曲)40-2は演奏機会も少ない。

本当は2曲の対比がとても素晴らしいので、2曲紹介したかったが、今日は軍隊繋がりだったので、通称軍隊ポロネーズのみ紹介したので、今度機会を作り同日に2曲紹介する。



☆番組裏話 おわり☆


軍隊ポロネーズは
ピアノの発表会で弾いた曲なので
とても懐かしい曲。

この頃、幻想即興曲も練習していて
私としては幻想即興曲を発表会で弾きたかったのですが、先生から「幻想即興曲はやめといた方がいい」と言われて😂人前で弾くには下手過ぎるということだと…🤣
…軍隊ポロネーズを弾くことになりました

次の発表会も、幻想即興曲は却下されて😂
どんだけ下手よw
…革命のエチュードを弾きました

勢いに任せて弾けるような曲なら…まぁいっか、ということなのだろうと🤣

この後はピアノ教室はやめてしまったので、発表会というものは無くなりました。
それにしても、私はどうも人前でピアノ弾くのは苦手で、ピアノではなくカラオケとかなら全然いけるのにwww
ピアノはホント駄目なんですよね…😮‍💨

ショパンも演奏会が嫌いだったので
ショパンと同じなら、まぁいいかな🤭と
大人になってから
やっと思えるようになりました

+。:.゚ஐ⋆*♡・:*ೄ‧͙·*♪+。:.゚ஐ⋆*♡・:*ೄ‧͙·*♪


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中華料理ちゃいなちゃいな


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