南阿豆ソロ公演2023「foever Red」無事に終了致しました。
ご来場の皆様、スタッフ、関係者の皆様、誠に有難うございました。
当日のゲネプロが終わってからもスタッフの皆さんから貴重なご意見も頂き、話しあいをし、本当にギリギリで仕上がった作品でした。
前日の稽古まで、どんなに動いても汗があまり出ないという体調で、この体でどこまでやれるのか、自分の体が自分で本当に分かっていないし、どう扱っていいのかと悩みつつ、先人の舞踏家の凄さをイメージするとできないことはないのではと思い作品に取り組んで参りました。
今まで音楽提供をしてくれた善財和也さんが初めて音響を担当してくれたことで今まで以上に音楽が活きたこと。照明では今までの多様なご経験を活かし、舞踏家の若葉幸平さんにご協力頂き、吉本大輔さんのアドバイスなど共通認識がある方と作業をするのは久しぶりでした。
トークでは、渋谷亘宏さん、山村佑理さん、あづみぴあのさん、鍋島峻介さんから個々の違った立場からの貴重なご意見を頂き、またお客様からも舞踊批評家の竹重さんや土方アーカイブの石本さんからもお話をお伺いすることができ、感謝に尽きます。個人的にはまだまだこのメンバーなら話が尽きない…と感じました。それは恐らく、日本とは環境の違う海外の体験や公演を違う(ピアニスト、ジャグラー、商業ダンサー、劇場スタッフ、舞踏家などという)立場から経験し、切実に今の踊りの現状と向き合い、問題を解決していきたいと願っているからだと感じました。
セッションハウスの伊藤さんやスタッフの鍋島さんからもご協力を頂き、感謝でしかありません。(まだ最後まで掃除機が終わっておりませんでしたが、「もう帰っていいですよ」と鍋島さんにご配慮頂きました。遅くまで本当にいつも有難うございます)
今回は、私の踊りを舞踏関係者だけではなく、様々な方に見て頂きたいと感じ、前回のように助成金には採択されておりませんでしたが、セッションハウスで行うことを実施しました。結果、JCDNのコミニティダンスでお世話になった恩師や友人。コンテンポラリーダンサーやミュージシャン、サラリーマンなど、違った分野でご活躍されている方にもご来場頂けたこと、有難く思います。
個人的には、今回、お客様同志やスタッフ、トーク出演者とで生まれた新しい繋がりで話した時間が尊いものだと痛感しました。ただ踊りを披露して終わりではなく、それも批判や愚痴だけを話すのではなく、そこで出会った方が話す場や時間の確保も必要だと感じました。
それと、海外フェスに関しては、多くの出会いや作品に触れる機会はあるけれど、その分自分の技術や作品、日本の現状が見えてきてしまうので、そこと向き合う精神力も鍛えていかねばならないと思いました。
来年は同じことはできないと思いつつも、この先どうするか、年末にかけて自分の活動を振り返りながら、踊りにも精進していきたいと思います。
出演依頼等、ございましたら、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
次回は12月に音楽家、映像とのコラボがあります。またセッションハウスにお世話になります。詳細は下記です。宜しくお願い致します。
https://nrtc.info/